人間の“尊厳”ということを考えるとき、
私には、「どのように死んでみせるか」ということも、
大きなテーマのひとつである。
ひとりの医師として、「自然死のすすめ」を提唱しておられる
中村仁一先生が、広島での講演会で、お話をされた。
そのことが、中国新聞に掲載されていた。
先生が言われる“自然死”とは、「餓死」のことである。
以前にも、このブログで著書とともに紹介したことがある。
飢餓状態になると、脳内モルヒネのような物質が出る。
その物質のおかげで、本人は穏やかに死ぬことができる。
無駄な栄養も、点滴も、酸素吸入もいらない。
1週間から10日で、枯れるように死んでいく。
家族にとっては、「苦しがる」ことが一番つらいのだが、
中村先生は、
「苦しくはないんだから、安心してください」と、
家族に呼びかける。
繁殖を終えたら、生き物としての賞味期限は切れ、
体も不自由になるけれども、それと引き換えに今まで
気づかなかったことに気づき、見えなかったことが
見えてくる。それに人間としての役割は残っている。
老い、不自由さと折り合いをつけながら、気づき、
感謝して生きてみせる。それからできれば何も
しないで自然に死んでみせる。それをやってみせると、
次の人たちが非常に安心するんじゃないでしょうか。
死ぬってあんなもの。そんなに怖がらなくっていいと。
( by 中国新聞 )
医療は不確定である。
やってみての結果でしかない。
医療とどう向き合うのか。どう利用するのか。
それは、私たちが決めればいい。
それを「主権在患」というのだそうだ。
なかなか、簡単には、死ねない!
でも、自分の人生だけは、自分の意思で貫きたい。
いつも、ありがとうございます
【きょうの惑い】
私の後ろには、誰もいません。
民主党代表選に圧倒的な勝利を果たした野田総理が、
直後の挨拶で、このように決意とも皮肉ともとれる
思いを述べた。
小沢グループという障壁が除かれ、かつ圧倒的な支持が
野田さんをして、こう言わせたのだろう。
誰もついてこなくていい。
これからは、自分ひとりで、政治決断していく。
党内向けというより、来週にも決まる自民党総裁選をにらんだ
挑戦状のような気がする。
「野田さん。ほんとうに誰もついて来なかったら、
どうするの?」
私には、「どのように死んでみせるか」ということも、
大きなテーマのひとつである。
ひとりの医師として、「自然死のすすめ」を提唱しておられる
中村仁一先生が、広島での講演会で、お話をされた。
そのことが、中国新聞に掲載されていた。
先生が言われる“自然死”とは、「餓死」のことである。
以前にも、このブログで著書とともに紹介したことがある。
飢餓状態になると、脳内モルヒネのような物質が出る。
その物質のおかげで、本人は穏やかに死ぬことができる。
無駄な栄養も、点滴も、酸素吸入もいらない。
1週間から10日で、枯れるように死んでいく。
家族にとっては、「苦しがる」ことが一番つらいのだが、
中村先生は、
「苦しくはないんだから、安心してください」と、
家族に呼びかける。
繁殖を終えたら、生き物としての賞味期限は切れ、
体も不自由になるけれども、それと引き換えに今まで
気づかなかったことに気づき、見えなかったことが
見えてくる。それに人間としての役割は残っている。
老い、不自由さと折り合いをつけながら、気づき、
感謝して生きてみせる。それからできれば何も
しないで自然に死んでみせる。それをやってみせると、
次の人たちが非常に安心するんじゃないでしょうか。
死ぬってあんなもの。そんなに怖がらなくっていいと。
( by 中国新聞 )
医療は不確定である。
やってみての結果でしかない。
医療とどう向き合うのか。どう利用するのか。
それは、私たちが決めればいい。
それを「主権在患」というのだそうだ。
なかなか、簡単には、死ねない!
でも、自分の人生だけは、自分の意思で貫きたい。
いつも、ありがとうございます
【きょうの惑い】
私の後ろには、誰もいません。
民主党代表選に圧倒的な勝利を果たした野田総理が、
直後の挨拶で、このように決意とも皮肉ともとれる
思いを述べた。
小沢グループという障壁が除かれ、かつ圧倒的な支持が
野田さんをして、こう言わせたのだろう。
誰もついてこなくていい。
これからは、自分ひとりで、政治決断していく。
党内向けというより、来週にも決まる自民党総裁選をにらんだ
挑戦状のような気がする。
「野田さん。ほんとうに誰もついて来なかったら、
どうするの?」