写真判定機とこれを操作する写真判定室は、陸上競技場では必須アイテムです。いわゆる、「写判」装置です。
この「写判」によって、トラック競技のタイム測定が100分の1秒単位で行われます。
男子5000m第1組のレースが始まりました。
トラック12周半です。最初は1列の集団でトラックコーナーを駆け抜けましたが、周回を増すごとにペースが落ち、選手間の差が開いて行きます。
写真判定機の傍(かたわら)では、競技役員の方々が、メモを取りながら、互いに確認し合いながら、間違いがないよう、しっかりと各選手の周回数確認を行っています。
そして、いよいよ、フィニッシュが始まりました。
今度は、ゴール確認です。ゴールラインを踏み超えて、レースを終了する選手、さらに周回を続けなければならない選手。役員の方達によって、次々と各選手のゴール確認がなされて行きます。
全部の選手が走り終えました。役員全体で、最終の順位確認協議です。
人間の目でしっかり順位を確認し、機械の目で正確なタイムを記録する。この二つが相俟(あいま)って、陸上競技では、キッチリと間違いのない記録が確定して行きます。
フィールドでは、錐揉(きりも)み状に空気を切り裂いて、槍がどんどん距離を伸ばしています。男子槍投です。
また、砂を巻き上げて、砂場では男子三段跳が行われています。
競技場の気温は、14時現在、34.8℃。
男子5000m第2組のレースが始まりました。
写真判定機
写真判定室
周回数確認
フィニッシュ・ゴール確認
最終協議