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春日井市の絵画教室、あとりえPOPアートスクールの教室風景や内容を中心に、アートについて広く記事にします。

山ん馬

2012-12-11 12:31:31 | 日記
愛知、岐阜にチェーン展開する「まんが喫茶山ん馬」をご存知でしょうか?

どうやら本社はmy自宅から歩いていける距離にあるようなのですが、まんが喫茶を卒業して20年になる私には、特に関心のある話ではありませんから知りませんでした。

が、強制的に知らしめられたのが一週間くらい前でしたか。


顔面積とパーツの位置関係により、マレーバクには似ていませんが、ぐっと渥美さんに近づいて、私を小顔にして肥らせた感じのブラザーは、立場ではなく血縁としての弟、Mike。

マイクではなくミケと読みます。
剛毛、縮毛、無駄毛の三毛。

首から下が薄毛の私とは、似ていても体質は違うMike。


その弟に「兄さん、俺もそろそろビッグになるから」と無理やり持たされたのはCDでした。

あ、兄さんと呼ばれています私。
アクセントも抑揚もつけずにフラットに読む兄さん。

ゾウさんとかプーさんのような発音ではなく、降参とか呆然とか倒産と同じように発します。

「それ以上ビッグになってどうする」

小顔故、そこまで肥っては見えないことを良いことに、ずいぶんため込んだ腹をみてそう思いましたが、口には出さず黙って聞いていれば、曲を作って録音したから聞けと言う。

もう少し聞いてみれば、山ん馬のテーマソングを作詞作曲したと言い、メインボーカルとギターは自分で、コブクロの時代は終わったとも宣う始末。


以上は、印刷会社の自称敏腕営業マンであるMikeに、仕事の依頼をするため家を訪ねた夜の話なんですが「立ち話もなんだから上がれよ」と通されたリビングには、義妹と甥と姪が鎮座。

「聴くか?」

なんて言いながら、有無を言う隙を与えずリモコン再生ボタンを押すMike。
仕事の話はそっちのけ。

明らかに呆れと疲れが見て取れるMikeファミリーをよそに、ヒートアップMike。
若干の沈黙の後に流れてきたのは、タイトル「山ん馬へ行こう」(ここ、笑うところです)

アコギとハープの前奏から…

「ちょっとひと息~♪」


寒い。寒すぎる。
ツンドラかっ!

今思えばこの時風邪をひいたに違いない。


堪え難きを堪え、忍び難きを忍んだ5分と少し。
笑いと寒さを堪えました。

「どう?」
どや顔のMike。

シーンと鎮座のファミリー。
何回も聴かされたんだろうなぁ…ご愁傷様。

知ってはいましたが、Mikeは典型的な昭和のお父さんだった…と再確認の出来事でした。


「い、いいんじゃないか?」
それ以上何を言えば良いかわからない。

「そうか?ならこれ持ってけよ」

「いや、遠慮…」

「いいからいいから。車でゆっくり聴けって」

相変わらずの渥美系どや顔に見送られ、丁寧にみかんを入れたもちろんCD入りの紙袋を抱えて、Mike家を後にしました。

先より冷静さを取り戻した私。
迷いましたがCDをplay。

「ちょっとひと息~♪」


町に48組は必ずいるオヤジバンド。
その一つ。
Mikeのバンドの名前は「アゲクノハテ」と言うらしく、メンバーも旧知のオヤジたち。

ザ・リーマンショックはどうだ?と、以前冗談で提案したバンド名は、狙ったのか狙わないのか、何とも中途半端に落ち着いていました。

そのアゲクノハテが山ん馬のテーマソングを作り歌うことになったのは、メンバーのシロウ(銀行マン)が社長と知り合いだったからとか。

3回聞きました。

やっぱり寒い。

でも、よくできました。
と言ってよいのかもしれません。

途中間奏で、社長の「山ん馬へようこそ」から始まる、ツラツラたどたどしい語りが入ります。

この曲は近々山ん馬全店でパワープレイされるとか。

ネットでも聴けるようになるのだとか。


なんか良いのかもしれない。

腐れ縁の幼なじみがオヤジになって、社会にもまれて頑張っている。

そんな奴らが終末スタジオでワイワイやる。

それこそちょっとひと息で、明日の活力の源になっている。

なんか良いのかもしれません。


意外やベビーボイスMikeの、ハイトーンコーラスは、やっぱり寒すぎるのですが、このブログをご覧になられた愛知岐阜辺りの皆様。
山ん馬にお立ち寄りの際に「山ん馬へ行こう」を耳にされるかもしれませんが、文句とか苦情とかは、どうか勘弁してやってください。

あ…

肝心の曲ですが、それなりに構成されたバラード調のゆったりしたフォークソング。
3回聴いたら頭に残る曲でしょうか。


「兄さん、ロゴ考えてくれん?ついでにジャケットも描いてよ」



嫌なこった。


そうだ。

ならばここで告知。
どなたかロゴとジャケット描いてみませんか?
採用された方には、山ん馬のコーヒーチケット3枚と、CD1枚贈呈します。
(私の自腹)



※写真は山ん馬春日井点。
さぁ皆さん。山ん馬へ行こう♪
コメント (9)
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