デイサービスで、工作教室を受け持つようになって5ヵ月になります。
月に2回のペースで、これまでは主に火曜日、木曜日にお邪魔していましたが、昨日は初めて水曜日に行ってきました。
ですから、初対面の方がほとんど。
水曜日利用者の方にとって、私はどこかの馬の骨。
最初が肝心、とばかりに大きな声で、大袈裟に挨拶して回る私に「芸術家!」「かっこいいねぇ」「中村屋っ!」「きゃー素敵☆」「なんておかしなかっこしてんの!」「変態!」などと、様々な歓声と罵声をくださった皆様の中で「あなたはどこの絵の具屋さんですか?」と言う質問が、最も印象的でした。
ほぼ全員参加の授業は、子どもたちと同じ「リースづくり」です。
しかし…
室内に入るとびっくり!
毛糸のリース、貼り絵のリースなどがたくさん飾られ、すっかりクリスマスムードじゃありませんか。(・◇・)
「こんにちは!」と元気に入った途端、「さようなら」と尻尾を巻いて帰ろうかと思いましたがそうはいかない。
こうなったら、こちらの色を発揮するしかありません。
予定の何倍ものキラキラアイテムを車から持ち込み、皆さんの乙女心&乙女に好かれたい心をくすぐる作戦に打ってでると…
これが功を奏し、皆様童心にかえって制作に励まれました。
割り箸の先にポンドをつける。
小さなスパンコールを貼る。
パンチで開けた穴にモールを通す。
編む。捻る…
この細かい作業が、皆様には必要です。
たった1時間半ですが、こうやって手先を使い頭を使い、集中する、没頭することが必要で、完成を眺め愛でることが大切です。
ですから、私のデイサービス工作教室では、必ず使えるものを作ります。
感性より完成を求めるのです。
なんとか皆様。
時間内に完成しました!
笑顔笑顔です。
感謝の言葉もたくさん頂き、私も大満足の授業でした。
少しは「子ども造形屋」の色が出せたような気がします。
今度はいつ水曜日になるかはわかりません。
この馬の骨を忘れてくれてもかまいません。
何度も何度でも、初めから楽しみましょう(^_^)
その方が新鮮で良いではないですか。
春日井の絵の具屋さんは、水曜日に伺えるのを楽しみにしています。
※写真は授業風景と作品。
皆さん良い顔で作ってくれていました。