Vers la lumière 光ある方へ・・・

AtelierGrace発、ステンドグラスと教会のブログ。

津和野・山口小旅行①津和野教会と乙女峠

2012-05-05 21:55:09 | 教会巡り
山陰の小京都・津和野は明治初期、長崎から数多くのキリシタンたちが流刑され、殉教した地でもあります。毎年5月3日に彼らを記念して行われる「乙女峠まつり」。別冊太陽『日本の教会をたずねて』や遠藤周作『女の一生』などでその存在を知り、長年行きたいと願っていましたが、この度やっとその夢を果たしました

5月1日の夜から、同じ時間飛行機に乗ったらフランス着いちゃう位に長い時間バスに揺られ、津和野に到着。東京→津和野間のバスがあることにも驚きですが、津和野で降りたのはほんのわずか。

天気予報は2日間とも見事に雨しかしその雨の中見事に咲き誇る藤の花。



カトリック津和野教会。城下町らしい街並みの中にすっくと立つその姿は、とても清楚な印象を受けます。



教会内部。今時珍しい完全畳敷きの聖堂。



ガラス本来の色の美しさを生かした、シンプルなステンドグラス。



 

おまつりで担がれるマリア様。よく見ると足にペディキュアなんかしてあったりしてオシャレ

 

中央のキリストを挟んでマリア様と聖ヨセフ?

  

同じ敷地に資料館もあります。これはすりガラスのようなものに絵を描いてある感じです。



街中の至るところに鯉のいるお堀があります。何と、アヒルさん発見!

 

乙女峠へ向かう途中で十字架のついた建物発見!



カトリックのイメージの強い津和野ですが、日本基督教団津和野教会でした。



何故か手すりがみんな外してあります。こんな山道をひたすら登り・・・。

 

乙女峠マリア聖堂到着!



迫害の跡地に建つ、簡素な聖堂。



キリシタンたちの苦難の様子を表すステンドグラス。

   

正面祭壇の絵。両脇にもステンド。

  

聖堂左側にはマリア様。足元には千羽鶴が・・・。



三尺牢に入れられ殉教した安太郎という青年の元には、毎晩マリア様が現れたそうです。

 

拷問の行われた池の跡でしょうか?翌日の野外ミサのために舞台建設中でした。



乙女峠の聖母と殉教者たちのレリーフ。

  


ここから十字架の道行が始まります・・・。「十字架の道行」だけをフォトチャンネルにまとめましたのでどうぞご覧ください。



道端に沢山落ちていた赤い実の正体はこれ。一体何の木でしょうか?



タケノコ発見!!



よく見ると、あっちにもこっちにも・・・。



雨のせいか、カタツムリも這い出してきています。わずか5ミリほどの小さなものも。



「マムシ発生中!!」怖っ!!!



これは一体何処へ行けと?地下にカタコンベでもあるのでしょうか???



殉教者たちの眠る「至福の園」。ここが十字架の道行の最終地点となっています。

 

殉教者名簿の中には、幼い子どもも何人か・・・。



ホントに出たあぁぁぁぁっ!!!それにしても途中色んな生き物に遭遇しました。



午後からは電車で山口市へ向かいます。その様子はまた次回・・・。








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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
たぶん同じバスで (ペトロ)
2012-05-16 12:51:30
もしかきたら、前夜祭でお会いしたお二方ではないいでしょうか、日曜日にも四ツ谷で津和野でお会いした方から、ワタシノコト オボエテマスカと声えを掛けて頂きました
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たぶんそうです (まやや)
2012-05-23 15:37:34
はい、たぶんそうだと思います。婚約者と2人で津和野を訪れていました。実は四谷にもテゼや「オルガンと祈り」などで度々お邪魔しています。前夜祭はもっと沢山人が来るのかと思ったら、私たちにもお声がかかるほどで驚きましたが、皆様と交流ができて嬉しかったです。このブログを見つけてくださり感謝しております。
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