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岩手県 陸前高田市に行ってみて感じたこと

2011年09月20日 | 政治

先日、友人の田場さんが代表のチームairabaraという美容師とエスティシャンで構成する

ヘアーカットとエステを仮設住宅に住んでいる方を対象に無料で行うボランティアのために

岩手県の陸前高田市に行ってきました。
 

ご存知の方も多いと思いますが、陸前高田は、役所も学校も町全体が流されてしまったという

津波の被害がもっとも酷かった場所のひとつです。

本当に何も残っていないのです。道路だけ。鉄筋のマンションやホテルやそして

ショッピングセンターなど
が数箇所残っていましたが、コンクリートと鉄筋がむき出しで津波の

凄さを物語っていました。

マンションは4階建てのところまで被害にあっていましたから平地にいたらどこにいても

絶対に助からなかったと思います。

何も無いところに10数メートル近くの高さで鉄筋、木材、瓦礫がうず高く詰まれていました。

自然と泣けてきました。


午前
11時頃に陸前高田第一中学校に到着して12時から約200戸の仮設住宅にある集会所を

借りて即席の美容室の開店です。

事前にポスティングをして告知してあったこともあり、30名ほどの方から予約が入っていましたが、

結局、終わったのは午後6時頃で
延べ人数で132名の方にカットとエステをしました。

僕は、美容師の資格がないので、お客さんの呼び込みや掃除などをお手伝いしたのですが、

お客さんに帰る前にチームaibaraの旗に一言書いて頂きました。その旗には、

6ヶ月ぶりに髪を切った。気持ちよかった。エステを初めて体験した。こんなに気持ちいいんだ。

有難う。また来てね。といった
書き込みをして頂きました。ある方は、差し入れを持ってきて

下さって、こちらが恐縮するほどでした。

印象に残った一人の女の子がいました。両親は流されてしまい、親戚に引き取られて仮設住宅に

入っている
とのことでした。その子は、髪を切ってもらうと泣いているのです。

子供だけれどもエステも
してもらってました。また、泣いている。

辛いので理由は聞けないのだけれども、やさしい手で頭と顔を触ってもらって胸にこみ上げてくる

ものがあったんだと思います。
 

田場さんは、こういいました。こういうボランティアを若い美容師が体験することで

美容師、エステという仕事がどういう仕事なのか分かってくる。僕たちが一番勇気を貰って帰っていけるんだと。


田場さんたちは、震災直後からこのボレンティアを月1回(3日間)のペースでずっと続けています。

今回で2000人を超え、これまでに実に多くの美容師、エステシャンが参加をしています。

世の中には、凄い人が沢山います。









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