今日はお姉ちゃんと双頭の鷲を観に行ってきました♪
バウホール公演、しかも席が前列でとっても観やすく細部までよく見えました♪
エリザベート皇后の暗殺事件をモチーフに、ジャン・コクトーが描いた王妃と暗殺者の愛の物語です。
入場すると舞台セットの前に緞帳が降りておらず、代わりにビニールハウスに使用されるような大きなビニールがカーテンのように垂れ下がり向こう側が透けて見える設定になっていました。(始まったらちゃんとビニール開いてたけどね。)
なお、冒頭ライトで双頭の鷲、ジャン・コクトーを意味する英文字がカーテンに映し出されていました。
舞台はストーリーテラー(和希そら)の語りから静かに始まります。
物語の結末を意味する王妃と暗殺者が手を取り合った心中ともとれる二人の死体をパパラッチたちが好き勝手に撮影し、人々が彼等の死の真相について好き勝手に噂し合う場面。
それから暗転し、3日前の王妃の間となります。
結婚式当日に夫となる皇帝を暗殺され、心を閉ざし一人自ら建てた城に引きこもって隠遁生活する王妃(実咲璃音)。
王妃を世話する侍女。
王妃を守る近衛の軍人(桜木みなと)。
王妃とライバル関係にある皇太后の愛人と噂される冷血無比な警察長官(愛月ひかる)。
王妃の命を狙って侵入した皇帝そっくりな暗殺者(轟悠)。
王妃が唯一心許せる召使の少年。
役名のある主要な人物は、この7人だけ。
あとの登場人物は、その時々に様々な役柄で傍観者として登場します。
観ているとシェイクスピア悲劇の戯曲を観ているような感覚。
舞台は最初から最後までほぼ王妃の間を出ることなく進行していきます。
王妃の部屋の周囲は曇りガラスで少し透けていて、舞台に出ていない役者が等間隔に座り微動だにせず舞台を見つめています。
常に見張られているような閉塞感を感じ、息苦しいような不思議な演出でした。
誰も座っていないときもあるんだけど、気が付くと座ってるのよね(汗)
前半は、王妃と暗殺者が息詰まるように対峙し互いに激しく意見をぶつけあう場面が多かったのですが、反目し合っていた二人が徐々に惹かれあい愛し合っていく様子が丁寧に描かれていました。
王妃と暗殺者が愛し合うというのは、本来無理があり実際にはあり得ないことなので説得力を持てるように演じて行くのは困難であっただろうと思います。
流石の迫力で、主役二人の演技は素晴らしかったですね。
後半、生きることに希望を見出し新たな道を歩み始めた二人でしたが、交わらない運命は二人を無慈悲に引き裂きます。
そして最後の悲劇的な結末を迎えるのですが、登場人物が少ない心理劇でありながら最後まで観客を惹きつける役者さんたちは、本当にエンターテイナーだと思いましたね。
素晴らしい作品を間近に観ることが出来て良かったです(^^)
今日は撮影日だったんだけど、わりと前の席だったので映っちゃってたらどうしよう~(汗)なんていらない心配してしまったのでした(笑)
多分大丈夫だと思うけどね~(笑)
バウホール公演、しかも席が前列でとっても観やすく細部までよく見えました♪
エリザベート皇后の暗殺事件をモチーフに、ジャン・コクトーが描いた王妃と暗殺者の愛の物語です。
入場すると舞台セットの前に緞帳が降りておらず、代わりにビニールハウスに使用されるような大きなビニールがカーテンのように垂れ下がり向こう側が透けて見える設定になっていました。(始まったらちゃんとビニール開いてたけどね。)
なお、冒頭ライトで双頭の鷲、ジャン・コクトーを意味する英文字がカーテンに映し出されていました。
舞台はストーリーテラー(和希そら)の語りから静かに始まります。
物語の結末を意味する王妃と暗殺者が手を取り合った心中ともとれる二人の死体をパパラッチたちが好き勝手に撮影し、人々が彼等の死の真相について好き勝手に噂し合う場面。
それから暗転し、3日前の王妃の間となります。
結婚式当日に夫となる皇帝を暗殺され、心を閉ざし一人自ら建てた城に引きこもって隠遁生活する王妃(実咲璃音)。
王妃を世話する侍女。
王妃を守る近衛の軍人(桜木みなと)。
王妃とライバル関係にある皇太后の愛人と噂される冷血無比な警察長官(愛月ひかる)。
王妃の命を狙って侵入した皇帝そっくりな暗殺者(轟悠)。
王妃が唯一心許せる召使の少年。
役名のある主要な人物は、この7人だけ。
あとの登場人物は、その時々に様々な役柄で傍観者として登場します。
観ているとシェイクスピア悲劇の戯曲を観ているような感覚。
舞台は最初から最後までほぼ王妃の間を出ることなく進行していきます。
王妃の部屋の周囲は曇りガラスで少し透けていて、舞台に出ていない役者が等間隔に座り微動だにせず舞台を見つめています。
常に見張られているような閉塞感を感じ、息苦しいような不思議な演出でした。
誰も座っていないときもあるんだけど、気が付くと座ってるのよね(汗)
前半は、王妃と暗殺者が息詰まるように対峙し互いに激しく意見をぶつけあう場面が多かったのですが、反目し合っていた二人が徐々に惹かれあい愛し合っていく様子が丁寧に描かれていました。
王妃と暗殺者が愛し合うというのは、本来無理があり実際にはあり得ないことなので説得力を持てるように演じて行くのは困難であっただろうと思います。
流石の迫力で、主役二人の演技は素晴らしかったですね。
後半、生きることに希望を見出し新たな道を歩み始めた二人でしたが、交わらない運命は二人を無慈悲に引き裂きます。
そして最後の悲劇的な結末を迎えるのですが、登場人物が少ない心理劇でありながら最後まで観客を惹きつける役者さんたちは、本当にエンターテイナーだと思いましたね。
素晴らしい作品を間近に観ることが出来て良かったです(^^)
今日は撮影日だったんだけど、わりと前の席だったので映っちゃってたらどうしよう~(汗)なんていらない心配してしまったのでした(笑)
多分大丈夫だと思うけどね~(笑)