あさちゃんの懸賞日記

日々の出来事や、懸賞生活について書き綴ってます。

モモちゃんシリーズ

2010-06-14 21:52:07 | 小説
「深イイ話」結構好きで良く観るんだけど、今日は本から得た「深イイ話」特集だったのね。
私が子どものころ大好きだった松谷みよ子先生の童話「モモちゃん」シリーズが紹介されていて懐かしくなりました~。
このお話は、モモちゃんと妹のアカネちゃん、作者ご自身を反映させたママ、パパ、黒猫のプーが主な登場人物です。
ご自身の人生を反映された童話だったので、子ども向けの児童文学作品であるにもかかわらずご自身の離婚についても描かれていて当時としては衝撃的だったのね~。

童話なのでひとつの鉢に植えられた二つの木が枯れていくばかりだったのが、植え替えをして別々にすると双方生き生きとして大きく茂るようになるという例え方で、別々の生き方を選んだパパとママの人生について語られていたのね~。
ママはしっかり根を下ろした木に、パパは歩き回る木になったって書いてあったというところまでで番組では紹介は終わってたけど、このお話には続きがあったのよ~(汗)
パパを模したと思われる木は、その肩に金色に光る宿り木をのせて歩き回ってる訳よ~当時子どもだった私もこれが何を意味しているのかすぐわかりました~(汗)
要するにパパは、ママ以外の女性と生きる道を選んだってことなんだよね~(汗)
これって凄いことだな~と子ども心に衝撃を受けたことを思い出しました。

でもね~起こったことをきちんと受け止め昇華して作品に反映されてる松谷さんの姿勢には感銘を受けたわ~。
松谷みよ子先生の作品は、楽しいものから戦争をテーマにした重いものまで多岐に渡っていますが、どの作品も根底に人間や世界への愛と優しさが溢れていて大好きでした。
うちの娘をはじめ今の子どもたちに是非読んで欲しい作家さんの一人だな~と思っています。

今ね~娘は教科書で金子みすずさんの詩を勉強してるんだけど、彼女の物や生き物に向ける視点は優しく深い感銘を受けます。
きっと優しく感受性の豊かな才気溢れる素晴らしい女性であっただろうと思います。
彼女は私の大好きな詩人さんの一人で、詩集も全部持ってるのですが家庭生活においては不幸で25歳の若さで自ら死を選びました。
娘にどんな人だったの?って聞かれたときに、彼女の悲しい人生について語るのはまだ早すぎるような気がして、事実をありのままに伝えることの難しさを感じました。
世の中には一生懸命生きているのに不条理な目に遭う人も多々いて、人生には努力したのに報われない残酷な一面もあるものね~(汗)
本当に難しいな~って思います。
コメント
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