あさちゃんの懸賞日記

日々の出来事や、懸賞生活について書き綴ってます。

ジェーン・エア

2010-03-08 14:58:09 | 舞台・ミュージカル
Jane Eyre - Trailer


C.ブロンテ原作ブロードウェイミュージカル「ジェーン・エア」を観ました♪
主演のジェーン役は松たか子さん、ロチェスター役は橋本さとしさん。
全般的に暗い寂しげな背景の中で繰り広げられる孤独な男女の激しい愛の物語に引き込まれました。

ブロンテ姉弟は牧師の父の下、4人姉弟で周囲に遊び友達のいない寂しい環境で育ちました。
(本当はさらに上に姉が二人いて6人姉弟だったのですが、劣悪な環境の寄宿学校で命を落としました。)
彼等は、それぞれが作った物語を披露しあうことが数少ない娯楽の一つでした。
その切磋琢磨の中で、数々の名作が生まれたと言われています。
長女のシャーロットは「ジェーン・エア」、次女のエミリは「嵐が丘」、三女のアンは「アグネス・グレイ」を発表する等、それぞれがその文才を発揮しました。
姉弟の中ただ一人の男性パトリック・ブランウェルは、残念ながら文筆業でも画家としても成功を収めることが出来ず身を持ち崩し若くして亡くなっています。
エミリ、アンも若くして亡くなり、姉弟の中で最も長生きであったシャーロットも38歳の若さで亡くなっています。

私がこの「ジェーン・エア」を初めて読んだのは、小学生のときだったのでこの物語の持つ深い意味を読み取ることが出来ていたのか定かではありません。
ただ特に美人でもないジェーンが、女性の立場が弱い時代に一人で自活する方法を考え、お屋敷の住み込み家庭教師となり強く生きていく姿に感銘を受けました。
同じころ「嵐が丘」も読んだんだけど、キャサリンとヒースクリフの恋愛も激しかったよね~(汗)
牧師の娘として育ったこの姉妹の中に、どうしてこのような激しさが眠っていたのだろうと思うと少し不思議な気もします。
まあ作品イメージと本人にギャップがあるケースは多々あるものですが~(汗)
まだまだ女性が仕事を持つことを蔑視する傾向にあった時代、彼女たちは最初の詩集発行の際には男性名のPNで作品を発表する等苦労も絶えなかったようです。
「ジェーン・エア」はシャーロットの自伝的小説であるとも言われており、ジェーンは彼女自身であると言っても過言ではないかもしれません。

黒の簡素なロングドレスに身を包み、常に髪をきつく結って登場する松たか子さんのジェーン、とても素敵でした。
地味だけど品のある佇まいは流石ですね♪

橋本さとしさんのロチェスターも中々かっこよかったです♪
私のロチェスターのイメージでは、ちょっとかっこよすぎかな?って気はしたけど~(汗)
最近ね~関西に来ず終わっちゃう舞台、ミュージカルも多くて残念~(汗)
ぜひ関西でもこの舞台上演して欲しかったな~(汗)