月と空の浜辺

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新型スカイライン(インフィニティQ50)

2013-11-04 12:30:00 | Car

試乗記事作成しました(^-^)
新型スカイライン(インフィニティQ50)試乗
新型スカイライン(インフィニティQ50)展示車写真

日産から「遊びに来てくださいー」と言う連絡があったので、お仕事ほどほどに遊びにいってきました。
新型スカイライン、ことインフィニティQ50のディーラー向け資料(社外持ち出し禁止)を見せて貰ったので、その記事でも。
新型エクストレイルや、デイズ・ルークスの情報もちょびちょび見てきました(^-^)

窓絵は発売前資料のエクストレイル、及びデイズ・ルークス。
スカイラインはまだ資料は貰えないので、我慢ですね。
(フェアレディ)Z34の時も同じ感じで見せて貰ったので、今回も同じく見せて貰いました(^o^)

先に、うちでも以前記事にした「日産デイズ」についてですが「パワーのなさ」は改良されたようです。
詳しくは該当記事にて・・・(^-^)


さて新型スカイラインについて。
「ディーラとメーカで意見が割れている」と言うことで、発売が遅れていると噂される新型スカイライン(Q50)ですが、このたび正式に発売となるようです。
ディーラ側の主張としては「スカイラインとしては(サイズが)大きすぎる」し「値段も高い」と、とても「スカイラインと呼べる代物ではない」と主張してたとか。

確かに、私などの一般人等から見ても、ゴーンさんが「新しいインフィニティ作ったから、これスカイラインで良いんじゃね?」みたいな安易な発想で来たように見えます。
その証拠という訳ではないですが、ディーラの反発があった途端「実は別のスカイラインがある」と、他のインフィニティの存在を臭わす位です。
(これは結局噂のまま消えていったのかな??)

どちらにしろ「新型車はスカイラインとして開発していない」と言うことで「スカイラインがモデルチェンジするタイミングだったから丁度出来たQ50をスカイラインとして割り当てた」ようにしか見えない訳です。

真相は不明ですが、営業さんからの話では「今回はインフィニティのエンブレムが標準で装備されてますよ!」とのこと。
それってパッと聞いただけだと「日産のエンブレム作るの面倒くさかった(お金がかかるので)からそのままなんじゃ?」と思えます。
友人も「そのビジョンが明確に見えた」と言っていたくらい(笑)
または「レクサスでも目指しているのかね(笑)」とか冗談も言っていたのですが・・・。


実際に販売カタログの写真を見てみると、デザインは流石のインフィニティ。
ボディの複雑な曲線の複合体は「板金ってどうやっているの??」と言うレベル。
写真でこれだけ凄いと思えれば、実物を生で見たときは、とんでもないデザインだ、と思うでしょう。

そして至る所にインフィニティのエンブレム。
ステアリングのエンブレムも、日産ではなくインフィニティ。
ZならZエンブレムですが、スカイラインだと「タダの日産?」となってしまうので、これは良いのかな?

ホイールも専用にイニフィニティのエンブレムがついているので外国の高級車風です。

ディーラ側の販売方式も「インフィニティとして別枠とする」ようになっているようです。
通常の日産ラインナップとは別枠で紹介し、優遇するように指示が出ているとか。

これは本格的に「国内にもインフィニティブランドを」と考えているようです。
お金がない日本人に、果たして巧く浸透するのかどうか・・・。
レクサスの二の舞にならないと良いですね。


正式発表は今月11月11日付近。
デリバリーは来年2月前後とのこと。

発売時のグレードは 350GT Hybrid のみ。
お値段430万円前後からとの予想(正確な値段はこれから決まるみたいですが・・・)
噂の200GT(2リッターターボ)はもっとお安い値段で、来年追加という噂です。
個人的にはそちらが本命かな?という印象ですね。

現行スカイラインのメインストリームは250GTの330万円。
サイズが大きくなって、お値段400万円以上というと、自社のフーガと潰し合いとなってしまいます。

実際、現行スカイラインオーナーからは、余り評判は良くないようで(まだ正式発表されてないけど)。
「元々370GTなどの、高級モデルのオーナーなら、十分興味を示しそう」と言う予想のようです。

Z34などに使っていたVQ37VHR(エンジン)のモデル(つまり370GT)はなくなり、フーガハイブリッドと同じシステムである「350GT Hybrid」一本のみとなるのは吉と出るか凶と出るか。
ハイブリッドを好む層が2500ccではなく3500ccと言う大排気量をプラスと見るか、マイナスと見るか、その辺ですね。

とは言えフーガハイブリッドに代表される所謂「日産ハイブリッド」は非常に高性能ですが、お値段が高くフーガハイブリッドは600万円近く、中々手が出ないレベル。
パフォーマンス重視のそんな「お高いハイブリッド」を、400万円台前半から買えるのはお買い得と言えます。

日産ハイブリッドとは、一般的な日本のハイブリッドである「燃費を良くする」目的よりも「基本パフォーマンスを上げる」という、ヨーロッパ車ハイブリッドと同じ考え方です。
この辺が「インフィニティらしい」と言えるでしょう。

フーガハイブリッドは、ライバルである先代クラウン・ハイブリッドが700万円なので、その対抗でした。
そして今回のスカイラインのライバルは、現行クラウン・ハイブリッドで400万円前半。この対抗と言うことですね。

日本人は「性能を正確に評価するのが苦手」と言う傾向がありますが、400万円を超える高級車を買える人、と言うのは「物事の判断が正確」であるだろうから、これで十分対抗できるのではないか?とも考えますが・・・。
まあ、どうなるか分かりませんけれどね。
現行クラウンか、新型スカイラインか、どっち買う?って話ですよね。


私としてはQ50(新型スカイライン・セダン)よりも、まだ噂しかないQ60(新型スカイライン・クーペ)の方が興味津々なので「待ち」です。
この先2年(2015年頃まで)で新型フェアレディZ35や、Q60の情報が出てきそうなので、そちらが本命かな・・・。
Q50より(お値段が)高そうなので、実際に購入するのは難しいかも知れませんけれど、ね。


さて、注目の新型スカイラインの売りについてですが、売り文句としては「同クラスで一番の安全性能」のようです。
周辺のソナー、レーダーによる危険関知、及びエマージェンシー機能は勿論、各種補正機能を備えるようです。
後述しますが、例えば「車線変更時、後方側面に車両がいた場合、自動で操舵補正を行う」など。
装備面ではトヨタ、ベンツなどを凌ぎます。

そして今回の最大の売りは「ステアリングホイール(ハンドル)が物理的に車輪と繋がっていない」と言うこと。
「ステリングアタッチャブルなんとか」だか「なんとあアタッチャブルステアリング」だか、正式なシステム名は忘れてしまいましたが。
ステアリングがフライバイワイヤ化(車だとドライブバイワイヤと呼ぶべき?)されたと言うことですね。

その概要として・・・。
ステアリングコラム(ハンドルと操舵機構を繋ぐパイプと呼べば良いかな?)が、物理的に断絶しており、ハンドルを切ると制御装置にのみ「ハンドルが曲がったよ」と信号を送り、その制御装置がラック・アンド・ピニオン(?)を制御しタイヤの方向を変えると言うことですね。

わかりやすく言えば「レースゲームのハンドル型コントローラと同じ」と言うことです。
ゲームではハンドルを曲げると「これくらの角度で曲がります」という命令がゲーム側に伝わって「ゲーム内でも曲がる」それを現実でやってしまった、と言うことです。

国の法律上ステアリングコラムは「物理的に断絶してはならない」みたいな物があるらしいので、このコラムにはクラッチがついているようです。
緊急時はこのクラッチを接続して、従来のメカニカル式操舵方式も行えるようですが、将来的にルールが変更されたら、完全に取り除かれるかも知れませんね。
(現在は死荷重となるシステムであるため)

さて、ステアリングが足回りと断絶されるメリットは何か?と言うと、路面状況からの「余計な入力を排除出来る」と言うことになります。
「余計な入力」とは、路面の凸凹や轍などからくる「ハンドルの取られ」など、不快な情報です。
今時のスカイラインなどの高級車クラスは、「見た目の都合上」大型のホイールで、太いタイヤが標準装備となっています。
そうなってくると「路面の些細な轍でもハンドルを取られる!」と言う感覚が強くなってしまいます。

蛇足ですが、価格の安い車などはタイヤが細く、通常の舗装された道では殆ど「轍にハンドルを取られる」という感覚はないはず・・・。
綺麗に舗装された道に見えても、大型トラックが走る部分は、結構轍が出来ています。
これらは下のクラスから乗り換えた人には、ついて回る問題です。

実際「中古のスカイラインに乗り換えたのですがハンドルを取られるのが気になります」という質問が、質問掲示板などでは見受けられます。
大型ホイールは、殆ど見た目だけの問題(勿論コーナーリング性能、安定性は太いタイヤでないと得られないですが・・・)なので、ホイールをインチダウンして細いタイヤを履くのも手ですが、折角のパフォーマンスを失います。

以上の問題点を解決する手段として、この「ごつごつ感」をなくせるのがメリットと言えます。
逆に大きな轍や溝などの、「ステアリングに返すべき路面情報」は、制御装置が入力を受けた場合、そのままステアリングホイール(ハンドル)に情報を返すようです。
そのため、不要な情報は排除し、必要な情報だけが帰ってくると言う事なので、スカイラインのような高級セダン車には理想的なシステムと言えるでしょう。

ゲーム「グランツーリスモ」のハンドルコントローラに備わっている「フォース・フィードバック」機能そのままですね。
ゲームの世界というのは非常に高度な物で、今後もその技術は、その他の日常生活の場面へとフィードバックしていくと良いでしょうね(^-^)


ただ個人的にはスポーツタイプの車の方が好きなので、余りメリットは感じなかったり・・・。
路面から伝わってくる情報は、全部感じたいと言うのが本音です。

愛車のフェアレディZ34等も、フィードバックがモロに受けるので、乗り換えた直後は「両腕が筋肉痛」になる程度には緊張して乗っていました。
その辺が良いのか、悪いのか、って話ですね。

アクセルなどがフライバイワイヤ化(電子スロットル化)された時にも「違和感がある」等と一部で反発もありましたが、今ではそれが普通。
ステアリングが電子化された場合、同じ反発があるかも知れませんね。

この「操舵システムが電子化」されたメリットとして「レーダーやセンサーからの情報を受けて操舵を自動補正」するのがより容易になった、と言えます。
先に例に出した「車線変更時追突の危険性を察知した場合」には、自動で操舵機能を中断させるような補正が働くようです。
以前から日産にはフーガやスカイラインクロスオーバーなどの高級車にはブレーキ制御(恐らくVDCの応用)で補正のかかる「車線逸脱防止機能」などはあったのですが、ステアリング側で直接操作する方が効果的でしょう。


アクセル、ブレーキは元より、遂にステアリングも電子制御となってしまったのだから、日産ちゃんがしきりに提唱している「自動車の自動運転」も現実的になってきました。
今度のスカイラインも、殆どコンピュータによる半自動制御な訳ですし、「ハッキングを受ければ勝手に走り出す」レベルですよね。
現実も殆どSFに・・・。その先駆けが今回のスカイラインとなりそうです。


「伝統のスカイライン」と見ると「ちょっと違う」感じがしますが、純粋に車として見たら良い物と思います。
買える人が羨ましいですね(^-^)


その他、ツイート纏め。
11月2日(土)のつぶやき その1
11月2日(土)のつぶやき その2
基本的には記事に纏められたと思いますが、足りない部分があるかもなので、興味があったらご参照下さいね。


さて、長くなりましたが、他に新型エクストレイルやデイズ・ルークスについて。

新型エクストレイルは見た目からしてまるで変わってしまっており、ジャンル的にはクロスカントリー(SUV)からクロスオーバーという具合。
現行エクストレイルオーナーは「これはないわ・・・」と言う反応のようです。

確かにお洒落な見た目になり、3列シートとか、ホンダ・オデッセイやスバルXVなどの乗りです。
ディーラへのメーカ側の説明としては「他社のCX-5などが売れているので、この方針で行くしかない」みたいな物だったとか。
今までのような「サーフィンやスノボで遊ぶ人向け!」ではなく、ヨーロッパ車な方向になってしまいました。

好評だった「耐水シートは日本モデルだけ!」みたいに「わざわざ日本モデルだけ異常」みたいな雰囲気にしていますが・・・。
ここにもゴーンさんの「日本ディスってます」路線が見えます(何)

実際、日本での売り上げの比率が、世界と比較して少ないのであれば仕方ないかも知れません。
日本の企業で海外企業に対抗出来ているのは、トヨタなどの日本車メーカーくらいですが、当の日本人は、あんまり理解してなさそうですしね・・・。

ちょっとずれましたが、このエクストレイルも「安全性能」を強化しています。
スカイラインほど「自動補正」機能はありませんが、センサー類は同レベルのようです。
後は手動で回避してね♪という方向の模様。
一応バック駐車などでは「自動でハンドル操作」してくれる機能はオプションで選択可能。
だけどいるかな?

デイズ・ルークスは結構待っているお客さんが多いみたいですが、来年まで出せないとなると結構厳しい戦いとなっているようです。
どうなることでしょうね。



ちょっとマニアックになりましたが、こんな感じで。
新型スカイライン(Q50)に興味がある方は、ディーラで資料を見せて欲しいと相談すれば、見せて貰えると思います。
資料分厚いので、直接見せて貰うと良いと思います(^o^)

何はともあれ、正式発表が楽しみですねo(^-^)o



ちょっと思い出したので追記。

営業さんの話では「今回はタイヤとタイヤハウスの間に変な空間はないようです」とのこと。
知っている人からすれば、これだけでも「くすっ」ってするネタですが、日産車って「宣伝時の写真と実際の販売車で車高が違う」という物があります。

日産のスカイラインなどの高級車の場合、実際に納車される場合、タイヤがタイヤハウス芯を食っておらず、不自然に空間が空いていると言う物があります。
「買ってきたら2,3センチ落とすと丁度良いくらい?」とか言われてますね。

それが今回は「ランフラットタイヤ標準装備。買い換えも同じ物を」「チェーン着用禁止。スタッドレスタイヤ装着を徹底」等の結果「実売モデルでも車高が低い(タイヤハウス芯を食っている)」と言う噂。

インフィニティブランドなだけに、高級車として、維持、管理も高いレベルを要求出来る、と言う考えなのでしょうね。
実際どうなるのか、楽しみですね(^-^)


追記
ステアリングのフライ・バイ・ワイヤ化について、ちょこっと調べたことなど、つぶやいてます
11月8日(金)のつぶやき その1
技術名としては「ステア・バイ・ワイヤ」と呼ぶようです。
インフィニティ固有のシステム名も載っていますね。


インフィニティ・INFINITIエンブレム【Q45・G35仕様に】エルグランド・シーマCIMAなど
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日産スカイライン No.5 (ハイパーレブ 137 車種別チューニング&ドレスアップ徹底) (NEWS mook ハイパーレブ 車種別チューニング&ドレスアップ徹底)
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