あろてあろあ日記

単なる日記です。特にテーマもありません。
目的地を定めない旅行もいいものです。

2007-03-07 | Weblog
連日の少年審判の傍聴です。



昨日非行少年には「家庭の問題」があるのがほとんど,と書きましたが,家庭の問題といっても,両親の離婚,父親の暴力,仕事の忙しさを理由とした放任,など,さまざまです。


でも,やはり根本にあるのは,親の子に対する愛情が不足していることだと思います。


非行少年も,非行仲間と付き合うことに全く抵抗がないわけではないと思います。


それでも非行仲間とのつながりに拠りどころを求めるのは,家庭に拠りどころがないからであって,どうして家庭が拠りどころにならないかというと,家庭に愛情が存在しないからであるように思えます。


別に子供に限った話ではありませんが,人間,誰かに愛されていると自信がつき,少々のことではぶれにくくなります。

特に子供は自分ひとりでは何もできない存在なので,なおさらでしょう。


子供は,親に愛されていると,非行の誘惑に直面したとき,親の存在がまず浮かび,非行への抵抗になり,惑わされないのだと思います。


まあ,子供といっても,思春期は,不安定なので,親の愛情を理解できなかったりすることも多いのかもしれません。ただ,その場合でも,復旧は容易でしょう。



担当裁判官は,3歳くらいまでは,愛情を注ぎすぎるほど注いだほうがいいといっていました。

非行少年の問題は,少年自身にあるのではなく,親にあるのではないでしょうか。


ただ,その親も,親から愛情を受けていなかったりするので,難しいんですけどね


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