あろてあろあ日記

単なる日記です。特にテーマもありません。
目的地を定めない旅行もいいものです。

検事は大変。

2007-04-28 | Weblog
検察修習も折り返し地点を過ぎました。


修習自体は楽しいのですが,検事の仕事を見ていると,検事って大変だなあと思う毎日です。




毎日,窃盗,覚せい剤,殺人・傷害,業務上過失致死傷罪(交通事故)などの重たい刑事事件を取り扱わなくてはなりません。


うそをついたり,言い逃れをしたりする容疑者・被告人を相手にしなければならず,『人を疑うことが検事の仕事』なんていう人もいます。


前科5~10犯なんかだと,またやるんだろうな,と思いながら,反省を促さなければなりません。


事件の性質上,誰かから感謝されることもあまりないだろうし。


起訴した容疑者・被告人から,うらまれたりすることもあるみたいだし。


被害者からも,取調べをするにあたり苦情をあれこれ言われることもあるし。





検事も裁判官と同様,いきなり管理職扱いなので,残業代が出ません。


裁判官もなりたての裁判官は結構残業していますが,検事はそれ以上に残業している感じがします。


初任給は,普通の公務員に若干プラスされる程度なので,時給に換算すると,コンビニバイト並みになってしまいます。




休みもなかなか取れないようで,ある若手検事は,GWは,2日間くらいは休みたいと言っていました




いったいどういうモチベーションで仕事をしているのかなあと思いますが,ホントに正義感や,公益の代表者としての使命感から仕事をしているのならば,尊敬に値します


もっとも,実際のところは,もともと刑事事件がやりたくて,でも,日本の刑事裁判は99パーセント有罪なので,刑事裁判官はつまらず,検事になったというのが,一番多いのかもしれません

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