今日で弁護修習が終わりました。
長いようで短かった三ヶ月間でした。
すでに書いたように,弁護修習は基本的に一人の弁護士に朝から夜まで密着マークをして弁護士の仕事を学ぶものです。
法律相談があれば同席し,裁判があれば同行し,委員会や弁護団会議があればともに出席し,遠方への移動は弁護士の車の助手席に乗り込み,昼は毎日一緒に食事をし,夜は毎日というわけではありませんが酒を飲み,とにかく一日中ずっと一緒に行動していました。
一人の人間と朝から晩まで3ヶ月間ともに過ごすというのは,これまでの人生でもなかったし,今後の人生でもないでしょう(老後の夫婦などがあるか)。
最初のころは当たり障りのない話をしていたのですが,そのうちネタがなくなり,他の人に聞かせられないようなヤバイ話をしたり,時にはまじめに議論しあったり,なかなか充実した会話を楽しむことができました。
指導担当弁護士との関係は,弁護士・裁判官・検察官になった後も,ずっと続くものといわれており,今後もいい関係を続けて行きたいものです。
明日から,裁判所での修習です。
修習生が増えた関係で,基本的に放って置かれるようなので,弁護修習ほどの濃密なものとはならないでしょうが,学ぶべき点は大いにあるでしょうから,積極的にのぞみたいと思っています