
アユの塩焼きは美味しいなぁ。 でも今年のアユ釣りもすでに禁漁になっちゃいましたねぇ。
上の写真は友達みんなで鬼怒川温泉に出かけたときには必ず立ち寄る龍王峡のお休み処です。
私はいつもここでアユをいただきます。 焼き手は私のBlogには何度も登場してるキンチャンよ。
こんな処で食べるアユの塩焼きは特に美味しく感じるんですよねぇ、私だ~ぃ好き! (^_^)v

うふふっ、またまた前振りが長くなりそうだからそろそろ本題に入ろうっと。
私がまだ幼稚園児だった頃のこと、祖父と私の間にアユ釣りに纏わるほろ苦い思い出があり、
既にその話は書いた覚えがあるのだが、何故かどこにも見当たらないので改めて書くことにした。

母方の祖父は実に多趣味なのだが、その中でもとりわけ魚釣りが好きな様相を呈していた。
就学前の私は5歳年上の叔母と共に時折、祖父の釣行などもお伴をしたものだった。
当時私は魚釣りなど興味があった訳ではないから、記憶にはないが恐らく出先で叔母と共にいただく
美味しい食べ物や、初めて訪れる地の見慣れぬ美しい風景目当てのお供だったのかと思う。
或る時、祖父が確か伊豆の狩野川にアユ釣りに出掛けると言い、当然のように私も行くことにしたが
この時は生憎と平日だったため、既に小学校に就学していた叔母は同行することが出来なかった。
当然のことながら、私も取りやめるようにとみんなから何度も説得されたが、私は頑として聞き入れず
結局祖父とふたりで出掛けることになった。
いつもなら祖父が魚を釣っている間、叔母と一緒に遊んでいるので退屈することなどなかったが、
この時は私ひとりなので暫くすると退屈してしまった。
しかも水難事故や迷子になることを懸念した祖母の提案で、私のお腹は長い紐で縛られ、その端は
祖父のベルトにしっかりと結ばれているから、私の行動範囲も自ずと限られてしまう。 (^_^;)v
ねぇ、おじいちゃん もう帰りましょ!
なんだお仙、もう飽きちゃったのかい。 でもまだ来たばかりだからもう少しね。
暫くひとりで遊んでいたが、当然飽きてしまって再び、
ねぇ、おじいちゃん もう帰りましょうよ。
こんなやり取りが何度かあった後も、のらりくらりと私をかわしながら釣りに没頭する祖父に対し

私はついに耐えきれなくなり、握り拳ほどの大きさの石を河原から拾い上げ、祖父の鮎竿の
竿先目がけて
おじいちゃんのバカァ~~! と思い切り投げつけた。

その後のことははっきりとは覚えていない。。。。ってことにしておこうっと!
でも、確か叱られなかったような気がする。 私ったら、こんな子供のころから悪い子だったんだわぁ。
うふふふっ、今でもたいして変わってないのよねぇ。 遅ればせながら、おじいちゃ~ん、ゴメンにょ。

叔母と一緒に祖父のお供をして出掛けた時は、家に戻るとその日の出来事を家の者たちに
あれこれと話してはみんなで盛り上がるのが常だったが。。。
この日ばかりは祖父の口からも私の口からも、この投石事件の顛末はいっさい出なかった。 (^_^;)v