福ぶくろ

福原雅美のWELLNESSブログ。今日よりも明日が素敵な1日になりますように♪

虐待

2007-02-22 12:36:04 | 福祉
入所者を金具や布でベッドに拘束 千葉・浦安の介護施設(朝日新聞) - goo ニュース

千葉県浦安市の介護施設「ぶるーくろす癒海館(ゆかいかん)」が入所者を身体拘束したり、日常的に虐待している疑いがある事が報じられました。


障害や病気を抱えた方の介護に当たる時、
同時に大切な生命をもお預かりしていることになります。

一言に
「痴呆」「精神疾患」「知的障害」「高次脳機能障害」
などと言いましても、その症状や障害は多様です。
現場に携わっていない方には想像できない行動をとる方達もいらっしゃいます。

ですのでやむを得ず、身体拘束が行われるケースはあると思います。
ただ、多くの施設が「身体拘束0を目指して」取り組んでいます。
介護の方法や環境整備によって、拘束は大きく減少させることが
できるのです。

  身体拘束0への手引き (厚生労働省) こちら 
  身体拘束廃止に向けて (東京都)  こちら

この施設のニュース報道では、事務長代行が身体拘束をした理由として
「漂白剤を飲んでしまう利用者がいる」
と言っておりました。そういう方がいてもおかしくは無いでしょう。

ですが、
漂白剤など危険なものは、鍵のついた場所にしまえばいいはずです。
介護知識がある方なら、当たり前の判断です。

「金具」で手首をベット柵につなぐのは、
例え2,3分の出来事であっても「常識ある」対応とは思えません。
普通、考えつかないですよ、そんなこと。

このニュースを知ったときに、
知識のない人が集まった施設だと思いました。
そして、きつい勤務の下、心が病んだ職員ばかりなのではないかと思いました。




さて、
介護・医療現場に限らず、教員、監督、職場、管理職、親子、恋人など
人と人のつながりの中ではいつ、どこでも、
「いじめ」「パワーハラスメント」がおきてもおかしくありません。

日々報じられる「虐待」ニュースは他人事ではないかも知れません。
ご自身のことも、身の回りもよく気にしてみてください。

私も気をつけます。