ちょっと×３＝ドッペルゲンガー

金勘定が趣味の女郎屋の女将・梅田梅
　　　


　　　

仮面をつけたニヒルな剣士と、
予言めいたことを言う老婆（浮浪者）
　　　


アナーキーレンジャー（ｗ）と女将
　　　

萌太郎の姉・薗役のありえちゃんと、ババーメイクの福原
　　　


天皇暗殺を企てた幸徳春水が暗殺され、
アナーキスト１００名が逮捕された
そのうち２６人が大逆罪でその場で射殺された大正時代のお話。

仕立て屋の息子で、頼りなく、ふがいない、童貞の仁平萌太郎にお見合いの話しがもちあがった
しかし、萌太郎は現実の女には興味がない友人でエロ文士の夏目と、接吻の味を想像して悶々とする日々を送っていた。
　　　　
そんなある日、萌太郎は夢を見た。
美しい女性瑠璃子が憲兵たちに襲われそうになり、萌太郎は仮面を付けたニヒルでかっこいい剣士となり、瑠璃子を助ける夢だった。
すると、その夢に出て来た憲兵達が現実世界で萌太郎の目の前に現れ

その話を聞いた夏目は、それがデジャブーかドッペルゲンガーではないかと言う。
　

夏「デジャブーであれば問題ないが、
　　　ドッペルゲンガーだったらやばいな」

萌「なんでだよ」

夏「西洋では、
　　　ドッペルゲンガーを見たものは死ぬといわれている」

萌「ええ」

夏「よし、女郎屋へ行こう」

萌「なんでそうなるんだよ」

夏「童貞のままで死んでいいのか」

萌「不吉なこというなよ」


と、萌太郎を女郎屋に無理やり連れて行く夏目。
夏目はさっさとおばちゃん女郎につかまり個室へ。萌太郎は1人取り残された。

そこへ美しい女が、用心棒に連れられてくる。
その女は、夢で見た瑠璃子であった
瑠璃子は借金のかたに女郎屋に売られてきたのだった。

瑠璃子が用心棒たちに組み敷かれそうになった時、萌太郎は助けに飛び出した。
しかし、あっけなくＫＯされてしまう


次に萌太郎が気がつくと、そこは自宅だった。
夏目が個室から戻ってくると、用心棒が床に伸びて転がり、その中央で放心状態の萌太郎が立っていた。夏目が声をかけるとばったりと倒れ、夏目が自宅までつれて帰ってきたのだった。


萌太郎は実はこんな夢を見ていた。
用心棒に組敷かれそうになっている瑠璃子を助けるため、自分が仮面をつけた剣士に変身し、用心棒らを叩きつぶす。

それを聞いた夏目は、萌太郎が多重人格障害ではないかと疑う。


さて、その結末は？？
瑠璃子とは？仮面の剣士とは？？
キューピーの存在は何を表現していたのか？


それは、舞台を見てくださった方のみ知る