福ぶくろ

福原雅美のWELLNESSブログ。今日よりも明日が素敵な1日になりますように♪

狙われる住民票

2007-02-09 08:54:23 | 福祉
いつかこんな事件が起こると思っていました。


☆読売新聞2月8日 朝刊より☆

知的障害者らの住民票が勝手に取得され、さらにこの
住民票を使って運転免許証を不正取得される被害が
神奈川県内で相次でいることがわかった。

犯人グループは、
障害者が通う施設からターゲットを尾行して自宅を突き止め、
郵便物から氏名や生年月日をチェック。

障害者本人の振りをして区役所などで住民票を取得し、
身分証明書の提示を求められると、「持ってない」と言って
障害者宛の郵便物を提示して職員を信用させていた。

犯行グループは、この住民票で原付免許を取得し、
即日免許証の交付を受けていた。
その免許証で銀行口座の開設や携帯電話の契約をし、
消費者金融からお金の借り入れや、
ふりこめ詐欺の架空口座に使用していた。


さらに犯行グループは、携帯や消費者金融からの請求書が
被害者宅に届かないよう、郵便局に転居届けを出し、
空マンションに請求書が届くようにしていた。




成りすまし詐欺が多発し、本人確認法が施行された中で
免許証はとても強く、信頼ある身分証明書となりました。
この免許がこんなに簡単に「成りすまして」取得されるとは
大問題


知的障害者の方は運転免許の取得率が低くいうえ、コミュニケーション力の低さから、犯行がばれにくいと言う点から狙われたようです。




警察庁は、他人の住民票でも免許を取得できる現行制度に対策を検討していると言ってます。近く、通達が出るようですが、住民票の交付制度にも問題が山積しているように思います