「お金を引き出そうとしたら(キャッシング)
暗証番号分からなくなっちゃって。
すいません。番号教えてもらいたいんですけど。
カードの会員番号は、○○○○-・・・・-△△△△-・・・・」
「お名前を教えていただけますでしょうか?」
「俺は本人じゃないんですけど、本人の名前は○×梅子です」
「申し訳ありません。
ご本人からのお電話でないと承りかねますが」
}
「本人はおばあちゃんで電話できないから俺が変わりに電話してるんだけど」
「左様でございますか。
ただ、ご本人確認が取れませんとお話も進みませんし。
ご本人からのお電話をお願いできますでしょうか」
「わかったよ。本人だせばいいんだな」
電話口に梅子さんがでて、所定のルールで本人確認。
お年は70歳を越えていたらしいんです。
で、先ほどの男性は2.30代の声。
銀行の場合は、
窓口で本人確認がとれれば暗証番号を教えてくれるところ
が多いですよね。
私も何度か窓口で確認したことがあります。
しかし、
友達が勤めるクレジット会社の場合は、
通知書を自宅に送り、それで確認してもらう
システムになっているらしいんです。
梅子さんにその説明をしていたら、
先ほどの若者が電話口に取って代わって出てきて
「なに?何よ。おばあちゃんぼけちゃってるんだから
説明しても分からないから俺が聞くよ」
当初は穏やかな雰囲気だったらのに苛立ちが入っている感じ
友達
は男性に同じように通知書を送る話をしたところ
「今すぐお金が必要なんだよおばあちゃんこれから
入院するのにお金が必要なんだよ。
通知書なんて待ってられないんだよ。どこに行けば今日中に教えてくれるわけ」
と、興奮気味に言い立てる
「窓口へお越しいただきましても今日中にご案内することは
致しかねます。書面にて通知差し上げます」
「入院できなくておばあちゃん死んじゃったらどうするの?
あんた責任取ってくれるの命かかってんだよ」
突然脅しです
「恐れ入りますが、ただいまお電話口にいらっしゃる方は、どのようなご関係の方ですか?」
さて
問題です。
この質問に彼はなんと答えたでしょうか
「俺?俺か?なんかそれ関係あんのかよ。誰が電話するとか
個人情報の関係で言う必要ないだろ」
「個人情報の関係で第三者さまにはお答えできないこともございますし」
「俺か?俺は{・・・甥だよ」
・・・・甥ですか(ーー;)
「作用でございますか・・・。
ではご本人に代わっていただけますか?」
「なんで変わらなきゃならねーんだよ
暗証番号おしえてくれって話してんだろ。」
巻き舌で攻めてきます(>_<)
「暗証番号通知書を送ります」
「今の家族関係の質問はなんだったんだよぉ。教えてくれると
思って言ったんだぞ。教えろ!俺をおちょくってんのか?おい、こら」
完全に人格が変わっています・・・
「暗証番号は私どもオペレータでも確認することができません。通知書を送る以外に手立てはございませんので」
「人を馬鹿にしてんじゃねーぞ。今日中に20万必要なんだよ」
誰に必要なのか突っ込みたくなります
「早くしないと病院終っちゃうだろぉ」
どこの病院でしょうね
この友人
は30分の戦いの末、
暗証番号通知書を送ることで決着させたらしいんですけど
甥から実の祖母のための電話とは思いにくいですよね。
成りすまし電話ぽくないですか?
結果は分かりませんよ。本当に甥かもしれません。孫かもしれません。
本当に梅子さんが困っているかもしれません。
でも本当に梅子さんが大金を必要とし困っていたら、
自分の息子娘に連絡が入るのは普通ですよね。
入院に当初から20万円も必要だとは思えませんし。
梅子さんはだまされているかもしれない。
結局暗証番号通知書も送ることになったわけですし、
その男が犯罪者であれば、
番号通知証が届く頃、また梅子さん宅
を訪問して、
カードと通知書を搾取するか、
梅子さんをだましてATMに連れて行くかすればいいわけです。
電話を受けた友人
の話では、
梅子さん、ちょっとぼけーとされていて、
説明に対する返事も意識が感じられなかったというんです。
電話
だけでは実際のことは
分かりませんがね。
この後クレジット会社はどのような対応をしたのでしょう?
続く