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株式会社アレックのスタッフブログ

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どこまで説明するべきなのよ 2022

2022年12月21日 | ローコスト 標準仕様
おっす、おらもっちゃん

今日のテーマは

どこまで説明するべきなのよ

なんですよね

たまーーーーに

本当にたまーーーーーに

全部です!!!

とかわけのわからないことを言う人もいるんですけども

全部なわけがないし、全部に含まれていることによる

ってところだと思うんですよね

この話はね

とてつもなくくどくて

とてつもなく長くなりそうなので

先にもっちゃんの結論を書いておこうかと

どこまで説明しなければならないのか?

状況による

その答えずるくない?って言われそうだけども

これ以外に結論は出しようがない

不動産の話をベースにして話を進めるか
建設のことをベースにして話を進めるか

悩ましいところですが、今のところではとくに決めないで話を進めようかと

それを知っていたら契約をしなかったのに!!!

これ、不動産の話ですね

売買ではほとんど起こり得ない

っていうよりも、起こってはいけない

売った中古住宅で、実は5年前に自殺が起こっていた

知っていたら契約しなかったのに!!

僕もそう思う

そんな重要なこと説明しない方がおかしい

10年に自殺が起こってたとしたらどうか?

いやいや、説明するべきでしょう

20年前は?

いやーーー、説明するべきじゃないですかね?

30年前に自殺が起こっていた

それを聞いて、お客さんが難色を示すことが想定されるならば

説明するべきでしょうよ

じゃぁ50年前に、今、売ろうとしている中古住宅が建設される前に

その土地に建っていた建物で自殺があった(らしい)

この辺から難しくなるの

事実だとしたら、説明、、、んーーーーー

難しい

そりゃぁ、説明したら買主さんは難色を示すかもしれない

とは言え、不動産業界全体で、その辺で説明するの?っていうよりも

そこまで調べるの?って話になってきちゃう



近隣の住人の高齢者(御年78歳)がそのようなことを言っていた

売主に聞いたら

「知らん」

の一言

説明するべきでしょうか?

ちょっと内容は端折りますけども、たぶん必要はない

だって証明ができないもん

10年前の自殺、、、ってのも証明は難しいんですよ?

そのうえで、50年前の自殺なんて、誰が、どんな死に方したか

調べられるでしょうか?

そのような不確実なことを説明するべきでしょうか?

仮に

近所の人、4,5人に聞いたら

その4,5人が「あの家で50年くらい前に自殺があった」と言うならば

まぁ、「一応」説明はした方がいいかもね

だって、売ったあとに近所の人の口から、買った人の耳に入っちゃうかもしれないし

ただし

一応、ですよね

俺らだって、刑事じゃないんだから、そこまでの聞き込み調査なんてしないし

この話をまとめましょう

中古住宅の売買にあたって、心理的瑕疵(自殺とか殺人とか)をどこまで説明するべきか?

ちょっとした調査で明らかになる、売主も知っているようなことであれば説明はすべき
とは言え、かなり綿密な調査で、売主も知らない、証明ができないような話であれば、説明はするべきではない

だって売主さんがかわいそうだよね

もしかしたら、そんな事実はないかもしれないわけだし

つまり、【状況による】わけなんですよ

って答えになるでしょうね

ちなみにね、中古住宅の売買って話で進めると

それ聞いてどうするの?ってところまで情報って存在するんですよ

調べるか、調べないか、だけの話で

これって建設屋の話ではなくて、不動産屋としての話ですらからね?

法務局で調べられるような情報

これは当然説明しなくてはならない

つーか、そもそも謄本も添付しますからね、契約書とか重要事項説明書に

築年数とか、面積とか説明しないで契約になった

そんな話ある?笑

仮に、万が一、あり得ないけども、不動産屋が自主的に説明しなかった

としても、【普通は】買おうとしてる人が聞くよね?笑

仮に、不動産屋が自主的に説明しなかった、買主も聞かなかった

それって買主も悪いよね

少なくとも、買主にとって重要なことではなかったんだから

自分にとって重要じゃなかったから聞かなかった

この理屈はよくわかる

これって逆に関しても言えるんですよ

売主側、不動産屋側が敢えて説明しなかった理由

一つは、不利になるようなことだったから説明しなかった

これはあってはならないこと

こういう理由で説明しなかったなら、売主、不動産屋が悪いよね

二つめは、重要なことではないから説明しなかった

ここが難しいんですよ

正確に書きましょうか

自分にとって、重要なことではないから説明をしなかった

正しくは↑こういうことなんですよね

自分にとって

ただね、不動産屋って、不動産業の専門家なんですよ

専門家が重要じゃないって言っている以上

現実的には重要ではないことが多いんですよね

まぁ、多いだけですよ?

不動産屋にとって重要ではなかった
しかし、買主さんにとっては重要なことだった

これは起こりえる

宗教上の理由とか、風水上の理由とか

これは冗談じゃなくて、そういう理由で解約した人だっている

隣の家の人が去年、自殺した

だから、買いたくない

わからんでもない

つっても、不動産屋として、、、、

説明するべきか、しないべきか、、、

法的には不要(だったはず)

とは言え、不動産業者としての倫理感ですよね

2軒先の家の人が自殺してるんだとしたら?

同じ町内会で自殺した人がいるんだとしたら?

そう、キリはないんですよ

でも自分なら、隣の人が去年自殺した、物件は買いたくない

そう、つまり

自分にとっては重要なこと、なんですよ

30年前にどこの工務店が建てた家なのか?

これって重要そうに見えて、そんなに重要じゃないんですよ

だって、どんな有名な、どんなに大きな工務店が建てたって言ったって

30年前の基準、常識、材料で建ててるわけなんで

そりゃぁ今の基準と照らし合わせたら、大幅に見劣りするに決まっているんですよね

だから、不動産屋にとっては重要なことではない

つっても、大和ハウスで建てたー、積水ハウスで建てたーって情報なら

不動産屋にとってもメリットになるんで、そりゃぁ説明するよね

でもこれって、本当はちょっぴり危険で、グレーな説明なんですよね

不動産屋の常識として

こんな大きな、有名な工務店、メーカーが建てた家(30年前に)なんですよ!!!

なんとなーく、じゃぁしっかりしてる建物なんだなぁって印象を与えることができるんですよね



不動産屋は「だから大丈夫な建物なんだ」とは一言も言っていない

大和ハウスが建てた家なんだって説明しただけ

経験上の話をすると、30年前とかの話なら、そんなの関係ないですよね

不具合だって普通にある

これ、、、まずくない?って施工方法だってある

30年前だからですかねぇ?

違います

大和ハウスで建てた、高級住宅と

大和ハウスで建てた、超ローコストな住宅

品質が一緒なわけってないですよね?

使っている材料、窓、断熱方法だって全然違うわけですよ

でも説明としては、大和ハウスが建てた家、なんですよね

これを「ミスリード」と言いますよね

お客さんが勝手に、大丈夫な家って判断しただけ

僕ら(不動産業者)は何も言っていない

そもそも、どこまで説明するのかって話もそうなんだけども

純粋な不動産屋がどこまで調べられるのか?

ちょっと明確にしましょう

不動産屋って何の専門家なのか?

不動産の専門家か?

答えはNOです

不動産「取引」の専門家なんですよ

不動産の専門家ってすごいおおざっぱな説明なんですよ

だって

登記→司法書士
測量、境界の確定→土地家屋調査士
土地の鑑定→不動産鑑定士
建物の設計→建築士
建物の工事→建設業者であって、建築士ではない
水道関連、、、

などなど、不動産のカテゴリーの中に、ちょっと考えただけでこれだけの「専門家」が出てくるんですよ



その上で

不動産業者=不動産の専門家

そんなわけないよね

不動産業者 = 不動産取引の専門家

なんです

売主さんとの交渉、買主との交渉
役所の手続き、各専門家への仲介、説明
銀行との橋渡し

こういうのが、不動産業者の仕事ですよね


ちょっと長くなってきたので、いったん切りますけども

要するに

どこまで説明するのか?

結論として

相手による
状況による
「全て」は説明ができないし、できたとしても理解はできない


こんなところだなぁと思っています