大洗ひとり旅レポvol.5☆みんなと握手の壮行会

自主トレ見学が終わってから、壮行会に参加するために大洗文化センターへと向かいました。筋金さんと一緒に大洗駅からタクシーに乗り込み会場へ。タクシーの運転手さんに行き先を告げると「井川くんの壮行会？」と聞かれたので、しばしイガー話で盛り上がりました。
５分ほどで文化センターに到着すると、すでに入口にたくさんの人が並んでいました。先に来ていた尼子さんと合流し、開場まで３人で待つことに。受付では後援会の入会募集もやっていて、尼子さんは早速手続きをしたらしい。１口２０００円からだというので私も入会したかったのですが、開場の時間になったので終わってから手続きに行くことにして、いざ入場！

入口では２００７年のカレンダーが全員に配られましたよ。きゃあ～、いつになくキリリとした表情が素敵☆

８００人収容のホールは、満席とはいかないまでも遠方からのファンや地元の方たちでほぼ埋まりました。たまたま私の隣りに座られたのが井川のご近所のおばさんたちで、少しお話をさせてもらいましたよ。子供の頃はよく家の前で壁当てをしていたことや、最近井川家はセコムに入ったらしいという情報まで教えていただきました（笑）。長嶋さーん、井川さんちはセコムしてるそうですよー。さすが地元の情報は一味違うぜ！

さて。そうこうしているうちに１７：３０を過ぎ、予定より少し遅れて壮行会のスタートです。


☆１月１４日（日）　１７:００開場　１７：３０～１９:００　＠大洗文化センター　大ホール
　　　【プログラム】

１．井川慶投手入場　　　　　　　　　　　　　７．井川慶投手あいさつ ２．大洗町長（後援会会長）あいさつ　　　 ８．質問コーナー ３．激励あいさつ 　 　 　 　　　　　　 　 　　 ９．プレゼント抽選 ４．「大洗大使」委嘱　　　　　　　　　　　　１０．万歳三唱 ５．激励品贈呈　　　　　　　　　　　　　　　１１．井川慶投手との握手 ６．花束贈呈　　　　　　　　　　　　　　　　 １２．井川慶投手退場

まずは井川が客席後ろの扉から入場。客席に座っている人とタッチをしながらステージへと歩いて行きました。私の後ろの通路を通っていったので、私もタッチしちゃったもんねー。へへーん。てか、えらいピンボケですんまそん。（＾。＾;）あせあせ


大洗町長や茨城県知事などが壇上で順番にあいさつをしていったのですが、やはり一番心に響いたのは倉田さんのあいさつでした。「神さまがくれた少年」に書かれていた内容とかぶりますが、「慶はこんなちっぽけな少年団に神さまがくれた唯一の少年なんです」というようなことをおっしゃっていました。そう話しながら井川を見つめる倉田さんの眼差しがとても優しく、井川もしみじみと聞いているようでした。

ひと通りあいさつが終わってから、「大洗大使」に任命されましたー。
ヤンキース選手のお土産として「ひたち竹人形」、「笠間焼」、「七宝焼」、そして大洗で作られている芋焼酎の「大洗」が、それぞれ３０個ずつ用意されました。ホントにこれ全部配ったんだろうか...？

激励品として贈呈された「日の出米」２００㌔と並んで座る井川さん。
　
花束贈呈のコーナーでは、後輩の中学生らから祝福を受けました。
　
そして、いよいよ井川のあいさつ。
「今日はお忙しい中お集まりいただき、ありがとうございます。
今年は念願でもあったニューヨークヤンキースでプレーすることになりました。本当にありがとうございます。
今年は地元に帰ってきて、全員が全員『おめでとう、アメリカ行ってもがんばってね』と言ってくれて、アメリカ行きを諦めずに言い続けてよかったなと思いました。今年は大洗大使ということなので、大洗を世界に広められるように、そして茨城を広められるように、１年間ローテーションを守って活躍できるように一生懸命頑張りたいと思います。これからも応援よろしくお願いします。今日はありがとうございました」

お次は質問コーナー！（Ｑ：質問者、Ｉ：井川）
（ここである音楽が流れ始める・・・）←ちょ、この曲ってまさか・・・！
Ｑ：ピッチャーで腕の筋肉をつけるにはどうしたらいいですか？
Ｉ ：ウエイトトレーニングを続けると腕の筋肉が太くなっていくと思います。・・・あと１つ！これ何でドラクエの音楽かかってるんですか？
（会　場　大　爆　笑　！！！）←まぢで大ウケでした
司会者：井川さんがゲーム好きということで選曲しました（笑）。
Ｉ ：あ～、そうすか（笑）。ありがとうございます。

Ｑ：メジャーの中でライバル視している人はいますか？
Ｉ ：今のとこ考えてないですが、強いて言えば同じ年の選手は意識すると思います。

Ｑ：野球のどういうところが好きですか？
Ｉ ：・・・難しいね（笑）。ピッチャーをやってるんで、ピッチャーはゲームをコントロールできるところがおもしろいと思いますね。

Ｑ：「Yankees」っていうスペルは書けますか？
（またまた大爆笑！）
Ｉ ：ヤンキース・・・あやしいなぁ～（笑）。「New York」なら書けるんだけど。
（客席の人のヤンキースユニ？を見ながら）あぁ～、「ワイ、エー、エヌ、ケー、イー、イー、エス！」
客席：おぉ～！（拍手）←スペル読んだだけでなぜか拍手（笑）

ところで、壮行会のプログラムの表紙がこんな具合（→）だったのですが、まさか井川が自分で作ったんじゃ・・・？！（aが足りないのは気のせいですか？心が清らかな人にしか見えないのかしら...）

Ｑ：獲りたいタイトルはありますか？
Ｉ ：（獲れれば）何でもいいと思うけど、やっぱり奪三振は日本で３回獲ってるんで狙っていきたいというのもありますし、最終的にはサイ・ヤングとかそういう賞は夢ですね。

Ｑ：彼女はいるんですか？
Ｉ ：ここはテレビがいっぱい入ってるんで、まあ、後で言うよ（笑）。←はいはい、嫁がいるんだろ...（- -）

Ｑ：メジャーに行こうと思ったきっかけは？
Ｉ ：プロという世界に入って、世界で一番高いリーグっていうのはどこかなって考えたときに、やっぱりアメリカだったんで、それでメジャーに行きたいと思いました。

Ｑ：大洗で過ごしていたときに一番思い出深いところはどこですか？
Ｉ ：小学生のときは、東光台（？）っていうスポーツ少年団の野球練習場があって、そこでよく朝練したのがいい思い出ですし、中学校時代は自転車通学だったんですけど、おそらく３年間ずっとバスよりも速くて抜かれたことがないのが自慢です。

Ｑ：メジャーで一番対戦したいバッターは誰ですか？
Ｉ ：特に誰っていうのはありませんが、やっぱり日本人バッターと対戦したときは負けたくないですね。

Ｑ：メジャーで尊敬する選手、好きな選手は誰ですか？
Ｉ ：うーん、あんまりそこまでメジャーの選手はわかんないんですけど、日本人で言えばやっぱり野茂さんは自分が学生時代から見ていたので大きな存在でしたね。

Ｑ：メジャーでの目標は何ですか？
Ｉ ：タイガースでは与えられたポジションがあったんですけど、メジャーではそれを勝ち取らなくてはいけないので、ローテーションというポジションを勝ち取って１年間プレーすることが当面の目標です。

こんな感じでした。
やっぱり井川にとっても野茂は偉大な存在だったんだなぁ。野茂がパイオニアとして初めてメジャーのマウンドに立った日、夕刊の一面に大きく取り上げられていたのを見て、日本人がメジャーでプレーするって本当にすごいことなんだなぁと思ったものでした。あれから１２年ですか・・・。実は、野茂と井川が同じチームにならないかと密かに期待してたのですが、もう無理なのかな～。

質問コーナーの後は、プレゼント抽選会です。配ってもらったプログラムに抽選番号が書いてあり、下２ケタの数字で抽選となりました。ちなみに私の番号は「６８４」。当選者は、ひとりずつ井川から手渡しで公式写真と当選者本人の名前入りでサインをもらえます。

当選番号は誕生日やタイガース入団年など井川にちなんだものばかりでしたが、私の「８４」は最後まで呼ばれることなく終わってしまいました...（泣）。通算勝利数「８６」が惜しかったくらいですかね。結構たくさんの人が当選していただけに残念でした。

　
　
出たっ！元祖ハンカチ王子！！！（いや、ここはマウンドじゃないし）
　
で、抽選会が終わると、みんなで井川のアメリカでの成功を祈って万歳三唱。

最後は会場にいる人全員とひとりずつ握手をしてくれました。８００人近くいたので、まさか全員としてもらえるなんて思っていなかったのでうれしかったです☆
順番に壇上に上がって次々に握手をしていきました。隣りに座っておられた井川の近所のおばちゃんが私の前で握手をしたのですが、井川がとても無邪気な笑顔だったのが印象的でした。これが地元でしか見せない表情なんだろうな～。
いよいよ私の番がめぐってきました。何かひとこと声をかけなければと思って出てきた言葉が、「これからもずっと応援してます。がんばってください」でした。あきらかに自分よりがんばってる人に対してがんばれ！だなんて、つくづく気の利いたことが言えない自分にがっかりです。どうせなら、「アメリカまで応援に行きます！」くらい言えばよかったなぁ。ま、行けるかどうかわからないですけども。

最後に倉田さん石塚さんの激励を受け、井川が退場して壮行会は終わりを迎えました。（倉田さんではなく、同じく少年団でコーチをされていた石塚さんだったようです。失礼しました！）

その後は電車の時間が迫っていたので急いでタクシーを拾って駅に向かい、水戸行きの電車に乗ってついに大洗の町とお別れ。電車に揺られながら２日間の出来事を思い出し、この町を訪れることで井川の原点を見つけることができて、改めて来て良かったなと実感しました。
もしも、井川がこの町で育っていなければ、倉田さんと出会っていなければ、今の井川はいなかったのかもしれない―。
そんな風に思ってしまうほどに、この町は井川にフィットしてるんですよね。井川がどうしてもなじめなかった関西に住む者としては寂しい気持ちもありますが、大洗の人たちに免じて許してやるよ！ちくしょー。

来年の激励会では、メジャー１年目の成功をみんなで祝うことができたらいいね☆


おしまひ。

※その他の写真はこちらからどうぞ→【2007.1.13～14　大洗】
スライドショー＆全画面表示でラクに大きな画像で見られます。あ、選別するのが面倒だったのでピンボケとか似たような写真が多々あります。すみませーん！