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★元阪神タイガース・井川慶投手応援ブログ★

井川とマスコミ

2007-04-22 23:47:27 | 井川慶
下のエントリーにたくさんのコメントありがとうございました。本当は個別にレスすべきところですが、このエントリーをもってお返事と代えさせていただきます。

サンスポの手記に関しては、私も実際に井川本人が書いたものだとは思っていません。ただ、“手記”と謳うからには本人のチェックが入っているのかなと思っていたのですが、どうやらそれすらもないようですね。一昨年オフの金子さんラジオ出演時のインチキ記事には私も怒り狂ってこんなエントリーを書いてたはずなんですが、性懲りもなくまた釣られてる私って一体...。orz
というわけで、「サンスポ」であいうえお作文作ってみました☆
 「サ」 詐欺みたいな内容の記事
 「ン」 んなことばっかり書いてたら
 「ス」 好き放題に破って
 「ポ」 ポイしてやる!
・・・どうでしょう?(どうでもいい、ホントどうでもいい...)

それはさておき、サンスポは論外としても井川のことを理解してくれているであろうデイリーの道辻さんやスポーツライターの平山さんが書かれた記事はどうなんだろうって思うんです。
やはりどうしても忘れられないのはデイリーに載っていた「他球団ならメジャーを目指していなかったかもしれない」という言葉で、多少のニュアンスの違いはあれど、それはきっと井川の本心なんじゃないかって思っています。
「Number」の平山さんの記事の中で語っていた「セ・リーグ優勝は何がうれしいのかなって思ってました」という言葉もショックでした。井川にしてみたらそれは頂点でもなんでもないかもしれないけれど、長年タイガースを応援してきた者にとって18年ぶりの優勝がどれだけうれしかったか。いくらもうタイガースの一員でなくなったとはいえ、過去のことをそのような配慮に欠ける言い方で語って欲しくはないのです。
ヤンキース入りが決まってからいろんな雑誌で取り上げられるようになりましたが、その度に「阪神時代のつらい出来事」について書かれているのを見ると、正直うんざりしました。もちろん、井川が自分から切り出してそのような話をしたとは思いません。記者がそういう方向に持っていきたがるのだとは思いますが、そのときに何故キッパリ否定してくれないのかなぁと歯がゆい気持ちになるのです。井川は自分がどんな風に書かれようとも気にしていないのかもしれませんが、それを読んだファンの気持ちを少しは考えて欲しい。「新聞社を教育する」はずだったのに。「和解した」とも言ってたのに。
結局、マスコミなんてものはいつまでたっても変わらないのだなと改めて感じた次第です。ただ、井川自身にも少なからず原因があるのではないかと思うのですが。

1月に大洗を訪れたとき、私は井川に1通の手紙を渡しました。それを読んでくれたかどうかわかりませんが、伝えたかったのは「特別井川ファンというわけではない阪神ファンでも、井川のことを心から応援している人はたくさんいたよ」ということでした。井川が「井川ファン」と「阪神ファン」を切り離して考えているような気がしたからです。もっと言えば、地元のファンしか信じていないような、そんな気すらしました。一部の心無いファンとも言えないような人たちのせいで、井川が「阪神ファン」をそういうものとして一括りに考えていないかと不安でした。
私自身も、井川がKOされた後の降板時の拍手をその場で聞いた時はなんとも言えない気持ちになったので、本人にしてみれば一生忘れられない出来事だと思います。でも、それが全てだとは思って欲しくないのです。ピンチの時の「がんばれ」コールや、お立ち台での「井川」コールを思い出して欲しいのです。


メジャーに行ってからこんなことを書くつもりもなかったのですが、井川にはたくさんのファンに愛される選手になってほしいという願いからこのようなエントリーになってしまいました。きっと他の選手のファンはこういう思いはしないですむんだろうなと思うとうらやましくもなりますが、だからと言ってリップサービスが欲しいわけではなく、そんな不器用な人間だからこそ目が離せず応援したくなるのも事実です。
今はまだ「ヤンキース井川」の勝利がどこか遠い存在(実際に遠いですが)に思えるのですが、それも仕方のないことかもしれません。私の知らない選手と一緒に、知らない選手を相手に戦っているのだから。もう井川が巨人や中日相手に投げることがないのは寂しいですが、井川は井川、阪神は阪神として応援していくしかありません。きっとそのうち慣れてくるでしょう。たぶん...。

2007年4月18日。井川慶、メジャー初勝利。
実は4月18日は私の誕生日でした。といっても日本時間では19日なので一日遅れになりましたが、井川に誕生日プレゼントをもらえたような気がしてすごくうれしかったです。
井川、ありがとう。そして、おめでとう!