17音の記録 やぶにらみ

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2 コメント

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八十八夜 (願船)
2017-05-02 19:54:10
  きらきらと八十八夜の雨墓に  石田 波郷

 春も終わり明るく生命力の溢れる夏に向かう八十八夜は情緒のある季語としてよく用いられる。波郷の句では、「きらきら」「雨」「墓」などの楚辞を使って季語の持つを情緒を増幅していると思う。明るい八十八夜の雨である。雨の落ちる墓は誰の墓と特定されないが、波郷が用いるとどうしても波郷自身に引き寄せて考えてしまうのである。


   子に習ふ八十八夜のわらべ唄  阿部

 一気に詠みあげた阿部句はストレートに八十八夜の情緒を読者に与える。『夏も近づく八十八夜 、野にも山にも若葉が茂る・・・』という小学校唱歌の潜在意識に読者の心を誘いこむからであろうと思う。一句の中にかかる
楚辞をうまく取り込んだ作者の手腕を称えたい。
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有難うございました。 (阿部)
2017-05-03 12:40:12
願船さん
うれしいコメントを有難うございました。
時々特養ホームにいって慰問したことがありました。結構 楽しいものでした。
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