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2 コメント

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クリスマス (願船)
2017-12-24 15:22:07
  へろへろとワンタンすするクリスマス                  秋元不二夫  
 クリスマスにしては外界の喧騒に背を向けたような孤独な句だ。秋元不二夫の名前を知ったのは奇縁だと思う。戦後アメリカへ留学したとき横浜の大桟橋という埠頭から出港した。何十年も後に当時が懐かしくなって大桟橋のあたりを歩いたことがある。大桟橋の入り口にある桟橋ビルの玄関横の壁面に『北欧の船腹垂るる冬鴎  秋元不二夫』という銅板の句碑に目が止まった。そのあたりは外国航路の船が停泊していたり鴎が飛んでいたりするので、句碑の俳句はその場の風景だと思ったが、作者は初めて見た
名前だった。その時句碑の存在に初めて気がついたのは、昔はまだ俳句に関心がなかったので見過ごしたか、桟橋ビルという建物がその当時無かったかどちらかであろう。秋元不二夫という名前が気になり、後で調べると横浜出身の作者で前衛俳句活動などで逮捕されるなど波乱のある作家だと分かった。
今日クリスマスの時季に『へろへろとワンタンすするクリスマス』を讀むと何だか彼の句として納得できる気持ちになった。

  オルガンの演歌また良しクリスマス

 作者はアコーディオン愛好家だということは承知しているがオルガンも弾くのであろう。この句はオルガン演奏を聞いたときの句かも知れない。有名なクリスマ
スソングをオルガンで聞くと教会音楽の感じもでるのでいいなと感じる。季節感のある一句だと思う。
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ありがとうございました。 (阿部)
2017-12-24 20:07:56
願船さん
うれしいコメントを有難うございました。
秋元不二夫のことを勉強しました前衛俳句の人だったのですか。
この句は前から知っていましたが、作者には見向きもしませんでした。

オルガンは教室でいつも弾いていました。唱歌・讃美歌などはアコーデイオンのオルガンの音で弾くと
感じがでます。偶には演歌を弾くと
素朴な感じがしていいものです。
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