独白

全くの独白

早過ぎる失望 

2020-10-02 21:56:05 | 日記

私はアンチジャイアンツの様な、根拠の薄弱な自民党嫌いである。

併し菅さんの、官房長官時代の不動の冷静さを装ったポーカーフェイスや、苦学生であった事は、好ましく思っていた。

其れは、そこはかとない期待感に繋がって居た。

それだけに学術会議騒ぎにはガッカリした。

先の戦前の暗雲を、想起せざるを得ない。

会員は全員辞めて遣れば良いのである。

 


資産と寝姿

2020-09-30 22:38:16 | 日記

先日TVでニュース番組を見ていると「俯せで眠る人は、金持ちである(「になる」であったかも知れない)」との説がある、と云っている。「金持ち云々」の登場の前であったと思う、詰まり「俯せで寝る人」との語りと絵が出た処で桑子真帆さんが「わたしこれ!」と云って居た。成程NHKのアナウンサーであれば、少なくとも貧乏しては居まい。当たって居るかも知れない。その説の持ち主はこの寝姿を、落下型と称しているらしい。映画やTVで高所から落ちた者を撮った、あのスタイルである。運勢上か統計上か聞き逃したが、次に良いのは仰向け寝、最悪は、横向きで胎児の様に丸まる寝姿である、という。

私は以前大の字で寝ていた。年と共に寝ていると引力や気圧の為に、あちこちの関節などが痛みを発するようになり、今の処一番痛みの少ない胎児型に落ち着いている。而して貧乏である。偶然かも知れないが当たって居る。金持ちは気持ちにもゆとりがあって、スポーツでも何でも、体を傷めるような無理な事はしないのかも知れない、つまり必然であって、総体的にこの説は正しいのかも知れない。

一頃赤子を仰向けにして置くと、頭の形が好くなくなる恐れがあるという理由で、仰向けに寝かすのが流行った。併し今度は枕で窒息する事故があって、今では元に戻っているらしい。確かに赤子は寝てばかりいるから、頭がひしゃげる心配をするのは解らぬでもない。だが俯せでは顔がひしゃげるのではあるまいか。元に戻して良かったと思う。

老いさらばえた私等が、顔の心配をしても始まらない、痛みをこらえて俯せに寝てみるか、だがそのおかげで金が溜まっても、これと云った使い道も無い、痛みをこらえるだけ損である。第一こんな説が当たっている蓋然性がどれだけあろうか。これを綴るに当たって、上に綴ったように、うろ覚えであったので検索してみたがどこからも出て来ない。朝のニュースであったから、まさか夢を見たのでもあるまいが。

それはさておき、眠っている間にあの世に行ければ、楽であろう、睡眠好きの私にはふさわしい事この上なくもある。


不作為の罪

2020-07-27 22:22:42 | 日記

 昨日又、都内の駅のホームから、目の悪い人が落ちて亡くなった。

 其れに就いて都盲人福祉協会の人がインタヴューに応えていた。「盲人にとって駅のホームは非常に危険で、いつも薄氷を踏む思いだ。周囲の人から声を掛けて貰う事が必須だ。」

 60年以上生きて来て、初めて聞いた。偶、身近に盲人のいない私等は、座頭市や、百閒の随筆に描かれた宮城道雄等を知るばかりで、道でも駅でも白杖一本で涼しい顔で歩いて行く盲人を見ても、「成程、心眼とは見事なものだ、私も見えなくなった暁には、あんな風になれるのであろうか」などと暢気に思うだけであったのは、知らぬ事と雖も嘆かわしい。

 国でも何でも、多忙ではあろうが、この様な事の周知徹底にも勤しんで戴きたいものである。

 今日まで啓蒙される事なく来てしまった私等は、そんな場面で不作為の悪行を働いてしまう事が十分にあり得る。

 それは延いては、国や公の、不作為の悪行という事に為ろう。

 

 


国会議員の河井夫妻と総務官僚の田中宏さん

2020-06-29 22:26:17 | 日記

女湯の脱衣所から下着を盗んだらしい、田中宏さんの初公判が今日、仙台地裁で在った。

彼は「その通りでございます」と率直に罪を認め、「美しい女性の下着を身に着ければ、美しい女性になれると思った」と云う様な事まで、赤裸に語ったという事である。

無論建造物侵入も窃盗も、官僚という身の上に照らせば、大罪である。

併し法廷での対応は、LGBTQに寛容な昨今の風潮に照らせば、潔くも、健気でさえある。

河井夫妻もこれに倣って、素直に「どうしても国会議員に為りたかったので、つい買収迄してしまいました。申し訳無う存じます」とでも言えば良いものを、地元の政治家を何人も辞職させるという大騒動を引き起こし乍ら、自分達丈は金輪際、辞めまいという構えである。

大罪を犯しながら最後まで不知を切り通す鉄面皮は、確かに稀に居るものではある。彼等にも出来るかも知れない。

併し利口ぶるなら、敢えて居坐る針の赤絨毯と、罪を償って再起して歩く赤絨毯の、どちらの赤が鮮烈で美しいか、天秤に掛けて良く見比べるが好かろう。

前者では厚かましさが、後者では潔さが、評価されよう。而して潔さは私の田中さんに対するものの様な、同情を惹起し易い。

又魑魅魍魎の跋扈する政界の事とて、再起した政治家は数多居る事でもあろう。

 

 

 


私の想像上の、黒川さんの心の中

2020-05-21 22:03:11 | 日記

無理に検事総長に為りたくは無かったのかも知れない、人当の柔らかい人だそうであるから。ところが皮肉にもそこを気に入った内閣の横紙破に付き合わせられて、林真琴さんには合わせる顔が無くなり、野党や国民からも白い目で見られるようになってしまい、つつかれて大騒ぎの蜂の巣の真ん中に居る事に、嫌気が差したのでは無かろうか。そこで自ら文春にリークしたのかも知れない。そう考えなければ、検事長の遣る事として、あまりに軽率である。併しそうであったとしても軽率である。立ち小便や速度違反などの、もっと軽い犯罪にすべきであった。坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。野党は今宵立てた策に従って、明日には懲戒免職を求める事であろう。