wushilanさんとの討論の場

【11/21//16:11再編集】お世話になっているブログでこんな書き込みがありました。

確かにいま日韓、日中関係は相当冷え込んでますね。どっかのバカが余計なことしやがったから。

日本人の中には中国に俺たちは何度誤ればいいのとか言う人いますよね?でも中国は日本に一度も謝罪を求めたことはない。むしろ中国は日本の謝罪よりも、かつての二の舞を踏みたくないだけ。それなのに小犬は靖国参拝してご親切にも中韓の感情を逆撫でてしまって。しかも自衛隊を名実ともに軍隊にしようと。過去の過ちを繰り返す気なのか?先日日米首脳会談があったけど、小犬はなぜあんなに米国に忠誠を誓うのか?忠犬ハチ公じゃないんだから!

先日六方会談をやってたが、目的は北朝鮮の核放棄。だが絶対核は放棄しないと思う。北朝鮮以外の5カ国は全て核を利用してるから。なのになぜ北朝鮮だけ放棄する必要が?米国等が放棄しない限り北朝鮮は核放棄しないのでは?

と以上のように私は考えます。


他人様のブログのコメント欄を消費するわけにはいかないので、こちらに誘導させてもらいました。

以下は私の反論です。コメント欄に続きがあります。

wushilanさん

お名前から中国人とお見受けします。そのつもりで反論していきますので、違ったら御容赦を。

仮に日中関係が冷え込んでいるとして、その責任がまさか全て日本にある、なんてお考えじゃないですよね。日本製品の偽物を製造して利益をあげるばかりか本物を駆逐し評判を貶め、競技場で日本人に侮蔑的な発言をし暴行を加え、潜水艦で日本の領海を侵犯し、公館を襲撃しても謝罪しない中国の印象は、かなり悪くなっています。WTOに加盟しましたよね。ウイーン条約に批准してますよね。

>どっかのバカが余計なことしやがったから
ああ、抗日何とか記念式典ですか?別に気にしてませんよ。そちらにはそれなりの事情もあるでしょうし。

もしかして、靖国神社を日本国首相が参拝したことについておっしゃってるんですか?中華人民共和国及び朝鮮の両国家は、サンフランシス講和条約に署名していないので、いわゆるA級戦犯の方々を云々する権利はありません。法的根拠がないから「感情」を理由にするしかないんですよ。しかしその感情もウソです。

いわゆる戦犯は中国侵略を罪に問われたのではありませんし、中国侵略なら東条ではなく会戦時に首相だった近衛文麿でしょう。中朝韓の批判は確かに「感情」だけですね。

中華人民共和国と朝鮮戦争で戦った米軍兵士が、アーリントン墓地に眠っていますが、江沢民はここを訪れ献花しています。素晴らしいダブルスタンダード、だから日本人が段々中国を嫌いになっているんですよ。戦犯だから駄目、戦犯ではないからいい、なんて通用しません。

そもそも、他国の追悼行事に口を出す行為自体がおかしいんです。中華人民共和国では国家指導者クラスが八宝山へ参拝していないようですが、そういう指導者を掲げているから、宗教行事について無神経になれるんですよ。

>自衛隊を名実ともに軍隊にしようと
余剰人員を武装警察と称して、軍縮を偽装している国に言われたくありません。解放軍と合わせて350万人いますよ、中国軍。だいたい国防部が軍の統率権を持ってないお飾り部署、シビリアンコントロールができてませんよ。どっちにしろ余計なお世話です。自衛隊は日本の軍隊なんだし。

日本国総理の名前をご存じない人には理解できないのかもしれませんが、対等なパートナーシップは存在します。そういった関係を結んだ経験がない国や人には無縁の世界ですが。


私への再反論がありましたら、いつでもお受けしますのでぜひコメント欄へどうぞ。お待ちしております。
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王偏に旋、部長、閣下のこうげき

王毅ストーカーの第一人者としては(嘘)、日本語メディアでの動向も見逃せません。

14日に閣下が日経に寄稿した文章をやっと手に入れました。ネット上にはないようです。朝日の単独会見で同じような話をしているようですが、せっかくなので書き起こしてみました。タイトルは「なぜ靖国参拝に異議を唱えるのか」。

 ここ数年の中日関係は、日本の指導者の靖国神社参拝問題でずっとぎくしゃくしてきた。その理由は、靖国参拝問題が中日関係の根幹にかかわっているからである。

 中国は日本との間で歴史認識を完全に一致させる事を求めない。国が違うから、ここの歴史事件についてそれぞれ見方が異なることもあろうが、より良い未来を切り開くため、かつてのフランスとドイツと同じように歴史と決別するためには、いくつか基本的なコンセンサスが必要になってくる。それは戦争の政客、戦争の責任とそれらに対する政府の立場に集約できる。

 一九七二年の国交正常化以来、中日双方が努力をかさねて、そのコンセンサスが徐々に形成されつつあった。それは、対中戦争が侵略で、その責任は当時の軍指導部が負うべき、日本国民も被害者、そして、日本政府がその過ちを反省し、中国側が賠償請求権を放棄するという内容であった。したがって、いわゆる歴史問題も解決の方向に着実に向かっていた。

 しかし、近年例その形成されつつあるコンセンサスが逆に崩れかかっている。その主な現われは、A級戦犯をまつっている靖国神社に対する日本史同社の参拝である。中国の立場は一貫している。当時の軍部が対中侵略の責任を負うべしという従来の立場から、A級戦犯をまつっているところを参拝することに、中国側は反対せざるをえない。

 というのは、A級戦犯がまさに当時の軍部の象徴的存在である、そして、同じ立場から、日本国民も戦争の被害者だったので、日本の民衆が神社に行くことに異議を唱えない。また、B、C級戦犯についても、これまで外交問題にしたことはないし、今もない。

 私的参拝だと言われているが、一国の最高指導者である以上、その言動がおのずと国の立場を代表し、政治的性格を持つものである、外国の人々からみれば、どうしても一国民の行動とは思えない。国内向きの論理が、時々国際的に受け入れられない事がある。

 特に今年は戦後六十周年である。先の戦争の最大の被害国は中国であった。加害者だった日本が被害者の国民感情を配慮する必要があるだろう。だが、それはかなわなかった。

 中国は日本と仲良くつきあいたい。それは全ての隣国に対するわれわれの基本政策で、これからも変わらない。そして、それぞれの国の文化を尊重し、内政干渉をしない。しかし、A級戦犯問題の対処は、国際的な問題で、既に外交問題にもなり、その性格も日本の内政と文化を超えている。そして、中日関係を妨げるネックのような存在である。言い換えれば、このネックを越えれば、中日間の政治的障害が消え、関係改善と首脳往来の扉が開き、ほかの懸案の善処にも寄与できる。

 もっとも、この問題の解決は、日本自身の手によるものである。中国がそれを政治利用したりする気は毛頭ない。いかにして、今までの反省とおわびを自らの行動で示し、そしてかつての被害国と真の和解を遂げ、また周辺隣国と末永く付き合えるかと言う日本自身の国益の視点から、この問題の議論を深め、解決の方策を見いだすことを期待している。

もちろん手は入れているでしょうが、それでも日本語下手ですねえ。日本語に堪能とか言ったのは誰ですか。

大使館員が閣下の書いた中国語の原版を翻訳したのでしょうが、フランス大使館のほうが上手い。中国大使館には日本語を完全に操れる人材がいないんですね。

それと、書き間違えがあったので訂正

今年は戦後六十周年である→今年は抗日戦争および反ファシズム戦争勝利六十周年である 参考画像1

いけませんねえ。遠慮するのは。

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それにしても、最近の外交部は厳しい発言が目立ちます。唐家璇が「紳士協定はあった」「約束破り」、李肇星が「ヒトラー」ですもんね。5度目の小泉靖国参拝をスルーし、穏便に済ませたがっている胡錦濤の足を引っ張ってるようにしか見えません。

王毅の相次ぐ日本メディアにおける露出も最近なかったことですし、またその動向も中国で逐一報道されています。どうも外交部全体がそういう反胡錦濤で結成された集団なのでは、と勘ぐってしまいます。

コメント欄で書きましたが、2代前の外相である銭其シンは上海閥と呼ばれはしなかったものの、江沢民、李鵬と近い関係には変わりありませんし、そういう人物が長らく外交部で影響力を誇示していたのなら、外交部全体が強硬姿勢を好む体質であったり、ある方向を向いていてもおかしくはないでしょう。

呉邦国も「カネカネキンコ」ではなく「ヤスクニヤスクニキンコ」と参議院副議長にわめいた模様。日本側のご説ごもっともな対応が情けないですが、これも中国国内で報道されてます。ボジョレーなんとかいう安いワインのように、今週"靖国"という単語の使用が解禁されたんでしょうか。上海閥などではなく、巨大な大連合の存在を感じさせます。

(余談ですが、同じ内容をわざわざ北京まで聞きに行くはずもないので、オカラは何か"密命"でも貰ってきてるんでしょうね)

しかし、こんなに盛り上げてしまって大丈夫なんでしょうか。

「ぶちょうはこいずみをヒトラーにたとえた!」
「しんかしゃはにほんをアメリカのあいじんにたとえた!」
「がいこうぶはしゅのうかいだんしないむねをつたえてきた!」
「しかしにほんにはきいていない」

むしろヒトラーを軽々しく持ち出してきて、逆にヨーロッパでの印象が悪くなりそうな予感がします。

華麗なる反撃が始まった。とすれば、とりあえず胡錦濤はとっとと帰国するべきなのですが。
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中国南部の米国施設にテロ予告

取り急ぎ情報を。

 米総領事館がテロ警告 広州など中国南部

 香港の米総領事館は13日、中国広東省広州の米関連施設に対するテロ攻撃の情報があるとして、広州など中国南部に住む米国人に注意を呼び掛けた。

 中国でのテロ情報をめぐっては北京の米大使館が9日、中国の高級ホテルが攻撃される可能性があるとして中国在住米国人らに警告したが、後に中国当局に情報を否定され、警告を取り下げたばかり。

 米政府のウェブサイトに掲示された13日付警告によると、広州にある米関連施設が攻撃されるとの「信頼できる情報」を米政府が受け取ったという。広州のクラブやレストラン、教会、学校など米国人が多数集まる場所への警戒を呼び掛け、中国南部を訪れる米国人に対し、事前に広州の総領事館に登録するよう促している。(ソース

 広州の米施設にテロ情報 日本総領事館も注意促す

 香港の米総領事館は13日、中国広東省広州の米関連施設に対するテロ攻撃の情報があるとして、広州など中国南部に住む米国人に注意を呼び掛けた。
 これを受けて広州の日本総領事館も14日、現地日本人らに対して、外国人宿泊客の多いホテルなど「欧米人が多数集まる場所」にできる限り近づかないよう促した。
 米政府のウェブサイトに掲載された警告によると、広州にある米関連施設が攻撃されるとの「信頼できる情報」を米政府が受け取ったという。
 米総領事館員は同日「情報は中国側も把握している」とし、領事館付近での中国側の警備が強化されたことを明らかにした。日本総領事館は「情報の真偽は未確認」とした上で、今後も関連情報に注意するよう求めた。(ソース

在中米国広州領事館
広州におけるテロ関連情報(広州日本領事館)


追記(23:12):続報です。

記者:米国大使館が広州の米国公民にテロ襲撃の可能性があると再度通知を出したが、中国公民にも影響はあるのか。米国政府はどこからこの情報を掴んだのか。これに対してどのような措置が取られているのか。

劉建超:先週日曜の午後2時半、我々は米国大使館のサイトで出されていた米国公民の中国旅行に対する安全警告を注意していた。警告が出される前に、米国は中国公安機関に状況を通報しており、中国はすぐさま緊急会具を招集し、真剣に、綿密に計画を立てた。

中国政府はこれまで、在中外国人の機構と安全を重視していることを強調したい。既に適切で有効な措置を継続して行い、保護を行っている。我々かこれらの措置が外国公民自身の警戒を強め、中国における生活、旅行、学習、ビジネスの安全を保障するものであると信じている。(ソース

誰だよ、そんな話は聞いてないって言ってたの。ああ、外交部でした。前回と同じく情報源は明かされていませんが、どう違うんでしょうか。中国当局も、やはりある程度の情報は掴んでいると考えていいのでしょうか。

香港紙『太陽報』や『東方日報』が写真付きで米国在広州総領事館の警戒態勢を伝えています。

4月暴動の上海のように、コンテナを道路に置いて通れなくしてしまうような措置は採られていませんが、武装警察5名が常に警備に当たり、数十名が2,3時間おきに巡回し、また領事館の200メートル圏外に監視カメラを設置と、かなり本気です。
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雪解けムードに暗雲

麻生大臣のストーカーをストーキングしてみました。

11日の外務大臣記者会見で、麻生外相がAPEC期間中の日中外相会談が実現するかについて聞かれ、「期待はしていないし、時間も限られている」と発言したと報道してます。

事実関係だけをまとめたたった3行の記事ですが、割と目立つ場所に置かれてますし、それなりに一大事なんでしょう。自分から言い出した取消(という名の延期)なのに、逆に振り回されていませんか。

(問)韓国とは首相も外務大臣も会談をされるが、中国の方は今のところ目処が立っていませんが、この両国の姿勢の違いについてどう受けとめられますか。

(外務大臣)どう受けとめられますかと言われても、中国に訪問して中国の要人と会う日程が前からわかるというのは私の経験でもこれまであまりないのです。一番最後まで会う人が誰かよくわからない、どなたに対してもそういう対応なのか私にだけ対してそうなのかは知りませんが、少なくとも過去行った時は、何時にどこで誰とというのがあらかじめわかる方が少ないと思っていましたから、特に感想はありません。

(問)今回あまり時間は無いようですが、現地で日中外相会談が開かれるということを期待されますでしょうか。

(外務大臣)あまり期待もしないし、別に、できればいいと思う。ただ時間的な問題は極めて限られていると思いますから、そんなに時間はないかなという感じはします。(ソース

中国次第なんでしょう。後はどうしたらメンツを潰さずにやれるかというところでしょうか。ちなみに中国側は外交部長と商務部長が既に現地入りです。

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しかし麻生タソ、また何か中共が困ること言ったらしいですよ。

麻生外相、首相の靖国参拝を支持

 麻生太郎外相は13日午後、鳥取県湯梨浜町で講演し、小泉純一郎首相の靖国神社参拝について「吉田内閣から(首相)皆が参拝し、A級戦犯合祀後も大平正芳首相も鈴木善幸首相も行っている。そのころ問題なく、このところ急に問題だと言われても異な感じを受けるのは私だけではないのでは」と述べ、批判を強めている中国、韓国側をけん制した。

 同時に「祖国のため尊い生命を投げ出した人を国が最高の栄誉をもって祭ることを禁じている国は世界中にない。感謝と敬意をささげるのは当然のこと。国家の根幹にかかわるので小泉首相も簡単に譲れる話ではない」と述べ、首相参拝を支持する立場を表明。

 その上で「いずれにしても意を尽くして丁寧に対応していかなければならない」と述べ、中韓両国に粘り強く理解を求めていく姿勢を示した。

 歴史認識問題についても「急に一致することはなく時間がかかる。きちんと対話を続けていかなければならない」と強調した。(ソース

新華網』はいつも通り「靖国神社にはアジア人民の血にまみれたA級戦犯」云々の一文を添えています。

外相会談を行うかは依然流動的だったものの、電話会談や小泉、麻生などが折れてきた記事を出したり、

 中国は建国以来日本を敵とみなした事はない
http://www.chinanews.com.cn/news/2005/2005-11-04/8/647012.shtml

そんな訳ないじゃんという位の大嘘をかまし、日中関係で摩擦が生じるのは望まないとまで言わせています。そこに燃料投下。新華社がこれに食いつきました。

外交部報道官記者会見でも言及する事を避けていた靖国ですよ、旦那。靖国批判の記事など、参拝から数日して以降ずっと出てこなかったんですが、ここにきてどうしたんでしょうか。先ほどの緩い記事とは対照的に、「安部や麻生は靖国参拝を支持するタカ派で、中国は第二の仮想敵国」といった記事も出てきています。

孔泉。中国がどっちへ振れたかは、火曜に全てはっきりします。たぶん。


追記(17:10):店長、秦剛のコメント入りましたー。

日中首脳会談の可能性ない 秦剛副報道局長

 【釜山14日共同】中国外務省の秦剛副報道局長は14日、韓国・釜山でで行われるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議での日中首脳会談について「可能性はまったくない」と述べ、外相会談の可能性も極めて低いと述べた。釜山の空港で日本人記者団に語った。

 中国は、先月の小泉純一郎首相の靖国神社参拝に反発、APECでの首脳会談の開催は困難との立場を表明していた。しかし同じく参拝に反発している韓国が首脳会談に応じる姿勢を示しているため、外相会談の開催の可能性も含め、対応が注目されていた。(ソース

外相会談開催の可能性までゼロにせず、逃げ道を残しているのは上手いですが、この状況下で開いたら逆に問題になるかと。

日中首脳会談については、チリで伝えたとおり「靖国参拝しますがそれでも良かったら会います」が日本の立場なので、会いたくなければそれで結構です。
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ELT(たぶん)が米国人襲撃予告。か?

うーん、今日あるはずの外交部定例記者会見更新が、まだです。火曜に使った中央政府のサイトもアフリカとの付き合いや、アメリカ議会の人権報告などのニュースが細切れになったのしか出てきていません。

大方、東トルキスタンの方々のテロ予告について言及してしまったので、どうしようか悩んでいるんでしょう。これまで1年ほど外交部のサイトを使ってきましたが、午後10時(日本時間)にもなって更新されない事はありませんでした。

とか書いてたら、更新されていました。決して捨てネームではありません。(ソース

外相会談については目ぼしい内容はありませんでしたが、「中日関係の現在の困難な局面は、日本の指導者が一人で作り上げたものである」という新しい表現が登場しました。孔泉とは違いますが、これもなかなかいいですね。

ただ、映像で見たときにはやはり孔泉に軍配が上がるでしょう。ケネディとニクソンみたいなもんです。違うか。

=====

そんな事より旦那、やはり米議会委員会が出した『国際的宗教の自由に関する報告』ですよ。

検索をかけても中国系メディアの反対記事しか引っかからないのはさておき、いつも通り「内政干渉するな」「てめえの国に存在してる宗教問題を正視しろ」とか話題のすり替えに終始しております。正視ってこういう風にも使えるんだ、ふーん。みたいな感想しか出ませんが、正視してないから襲撃予告とか出てくるのでは?

イスラム過激派がテロ計画か・中国当局がホテルに警告

 北京の米国大使館によると、中国の公安当局は9日までに、イスラム過激派が来週にかけて四つ星以上の高級ホテルにテロを計画している可能性があると、国内のホテルに警告した。同大使館は四つ星以上のホテルに滞在する米国人に注意を呼び掛けている。

 19―21日に予定するブッシュ大統領の訪中と関係があるかどうかは不明。公安当局は警戒態勢を強化するとともに、過激派組織摘発に向けた捜査を進めているという。中国政府はイスラム教徒が比較的多い新疆ウイグル自治区を中心に「過激な宗教勢力」や「分裂主義者」などによるテロ発生を警戒している。(ソース

普通に考えれば東トルキスタンの中の人以外に、北京に来るような人はいないのです。

日本でまともに報じたのは日経だけで、あとは共同の配信ってやる気が感じられませんです。イスラムの基本は無差別なんだし、アメリカ人を狙いますと披露した訳でもない。もし起きれば日本人だって的になるのに、この無関心さ。アメリカに倣って、大使館が渡航延期勧告出すなりメール送りつけるなりしてしかるべきなのに、阿南。

CNNはさすがにかなり詳しく報じています。

また『東方日報』は

北京公安局が休暇を取り消し、大使館の警備を強化した
北京にある一部の高級ホテルは襲撃予告について聞かされていない
米国大使館員の住む5つ星の北京国際クラブ飯店も初耳である
米中関係を話し合う会場に指定されている崑崙ホテルはメールで警告されており、いくつか措置を取っている
公安はアメリカ以外の大使館には警告を出していない

と伝えています。(ソース

ところが10日、公安部と外交部が相次いでこの警告を出した事実を否定し、そのため在中アメリカ人へのメール警告は撤回となりました。

しかし、9日には米大使館の報道官が「声明は信頼できるもの」、香港領事館は「香港は範囲外」としているのに、「外国人のイタズラでした」という公安部発表だけでは信用出来ません。大使館は警告メール自体は撤回したものの、引き続き警戒するよう促していますし、第一、公安は警戒体制を解いたのでしょうか。

嘘情報であればそれに越した事は無いのですが、地方では毎月のように反テロの演習が行われているそうです。これを口実にしてブッシュが訪中を取りやめないか、逆に会いたくない中国が流したのか、などと外交部の更新が遅い日は色々妄想してしまいます。
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