ゆっくりと世界が沈む水辺で

きしの字間漫遊記。読んでも読んでも、まだ読みたい。

グレーの雨傘かざして君は「また会いましょう」とささやいた。

2007-11-22 | 本にまつわる日々のあれこれ
 
本日も雪です。
銀杏が黄色いうちにこんなに降っちゃあ、気が重いったらありません。
やだやだ。
一体、どんな冬になるのやら。

以前は、雪では傘をささないことが多かったのですが、最近は差します。
寄る年波でしょうか。
というか、いい歳をして、傘も差さずに歩いていられなくなったというのがあっているような気がします。
出先で雨に降られたら、つい買ってしまいます。傘を。
雪なら、ちょっと考えます。
帰るだけならタクシーに乗ってしまう。…たぶん。
これって、心理テストにありそうですねぇ。
「急に雨に降られました。あなたはどうしますか?」とか。

降らないかもしれないと思ってしまうので、怪しい天気でも傘は持ってでません。
ついでに言うなら、折りたたみ傘は、自分の持ち物としたことがありません。
急な降りに、間に合わせで安~いものばかり買うせいか、買うそばからなくして、ひどいときには、買った次の日に置き忘れてしまいました。
出るときに降っていて、途中で止んで、あ、忘れたと気づいたときには時すでに遅し。
また降っている…。
さすがにその日は買いませんでした。
今日は、また買ってしまいました。しかもオレンジ色。
値段に比例した色合いなので、これは目立ちそうです。
しかも、雪の積もるぱしょぱしょという音がやたらと耳につく傘でした。
楽しいといえば楽しい、滅入るといえば滅入る音です。

傘といえば、グレーの傘を見るたびに思い出していたこの文章。
『グレーの雨傘かざして君は「また会いましょう」とささやいた。』
いったい、これはなんだったろう。
こんなに覚えているのだから、よほど好きな何かだったはずなのに、と、考えておりました。
で。
高橋由佳利の「プラスティック・ドール 」というコミックのなかに出てくる歌の歌詞だということがわかったときの気持ちよさといったら…。
「キャンディ・キャンディ」に出てくる従軍看護婦に志願する女の子の名前を、S・M夫人に教えてもらったときに匹敵します。
最近では「いしいすぐる」くんの名前を思い出したとき。
何しているのでしょうねぇ。彼は。
かわいくて、大好きでした。

でも、「プラスティック・ドール」をそんなに好きだった記憶がないのですよね。実は。
タイトルも忘れていたくらいで、何で覚えていたのか、不思議です。
「グレーの雨傘」で、絶えず思い出していたからかもしれません。
…えーと…20年くらい?

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2 コメント

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これは知らない (むぎこ)
2007-11-23 21:04:03
う~~~ん
これは知らない
でもこういう断片的な記憶って
喉に引っ掛かった小骨
鼻の奥の飯粒のように気になる・・・・きがします
これは (きし)
2007-11-24 00:15:41
とっても、少女マンガだったと思います。
なんといっても、「りぼん」ですから。

>鼻の奥の飯粒
・・・ですか。これはまた、斬新な…。
確かにむせたあととか、つらいですよね~。

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