APC 作品アーカイブ

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フルスクラッチ 1/700 水上機母艦 神威

2016年10月10日 | たかやま



●実艦について
もとは電気推進技術導入のためにアメリカで作られた給油艦で戦前最後の海外建造艦。
能登呂の活躍を受け、水上機母艦へ改装。
ハインマットを装備し完成するも使用実績がよくなく、昭和14年ごろに撤去。
その後、さらに天蓋を撤去し、飛行艇母艦へ。
戦前最後となるの昭和15年の観艦式に参加、終戦時は大破状態で香港。後に英国により解体。



●作品について
艦船模型スペシャル22号の図面を元に製作、と言えば楽そうですが、
実際には図面と記事、資料に出てくる全長、全幅などが異なり、そのままでは使えません。
全長は3.0mmほど短縮、これは船首楼を短くして対処。
船首楼を0.5mm、艦尾構造物後端で0.5mm延長するともっと雰囲気よくなるかも。
全幅は図面が27mmだったので29mmに拡幅。
水上偵察機はウォーターライン共通パーツに付いている物の旧式で、
複座の95式水偵は共通パーツの2型に対し、搭載されているのは1型ですが
外見上の際は1/700では私の腕では再現できないのでそのままに。
一機はカウリングを外した状態にしました。
対して、94式三座式水偵ですがリニューアルパーツの2型と搭載されている1型では、
搭載されているエンジンの差から機首形状が異なるため、改造しています。
今回初めて水偵にも張り線を張ってみました。



●感想
雑誌の記事にあるとおり、船体形状は簡単ですが上部構造物は大変で、
特に前後格納庫の天蓋は水平、平行を出すのが一番の難所になると思います。
完成してみるとマストの高さや格納庫の大きさからボリュームのある一隻になりました。


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