「シュコダPAⅡ タートル装甲車」 1/35 タコムモデル
チェコスロバキアで開発された、“鋼鉄の亀”といわれた装甲車。
ボディー全体が曲面構成で大変美しいデザインだと思います。
見ようによってはややスチームパンクな雰囲気も。
前後どちらにも普通に走行できる構造で、前、後共ほぼ同じ形を
しており、運転席も前後にあります。
上部中央のコブから4門の機関銃が出ていて全方位の攻撃が可能。
乗員は5名。…機関銃手が4人と運転手1人という事でしょうか?
ヘッドライトは使用しない時には被弾避けの蓋が閉まるようになっています。
第一次大戦から第二次大戦初期くらいまで使われ続け、後にドイツ
でも鹵獲されてマーキングを変えた車体が多数見られたそうです。
キットはタコム社製。内部インテリアは再現されていないので
部品数も少なく組み立てにはあまり時間はかかりませんでした。
タイヤはゴム製でステアリングは4輪共に可動式になっています。
特に大きなディテールアップはしておらず、ヘッドライトレンズを
他社のモールド入りのものに付替え、フェンダーに付いた
コーナーポールを真鍮線で追加したくらいです。
迷彩塗装については未確認なものが多数存在していたと考え、
説明書には従わず自由に施しました。
全体としては木製デコパージュの上に崩れた建物の壁を配置し
フィギュアを含めたヴィネットに仕上げてみました。
壁は主にタミヤのプラボードとプラ板を加工して作っています。
3mm厚のボードをそのまま使用してるのでレンガ建築にしては
ずいぶん薄い壁になってしまいましたが…。
人物のフィギュア、道標もタミヤのミリタリーシリーズから
持って来たものです。
@APCカシメルマン