APC 作品アーカイブ

モデリングサークルAPC会員製作の、
模型、イラスト等を、会員別に蓄積してゆきますYO!

「SFサンダーセブンもどき」

2024年07月16日 | カシメルマン

1/72?  フルスクラッチビルド

大昔のアオシマ製品“SF☆NEW THUNDER7”というプラモの
パッケージアートに触発されて製作しました。
この製品自体はもはや入手困難なのでパッケージアートを参考に
自分なりのセンスでスタイリングをアレンジ。


基本構造はタミヤのプラボードの積層とポリパテの組み合わせ、
風防とパイロットはハセガワ製1/72の「ミグ25」からの流用という形です。
ミサイルはハセガワ1/72のエアクラフトウェポンを使っています。

おおよそはパッケージアートと製品に付属の設定説明のイラストに
従って作りましたが、ミサイルをひっかける爪の形、また下面に
あるスクリュー状の形など、製品のギミック味を取り込んだ要素もあります。
車輪やスクリューは回転せず固定状態。ミサイルも外すことはできますが発射はできません。
当時の製品とは違いディスプレイモデルとなっています。

                         @APCカシメルマン
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「バイストン・ウェル のぞけます」

2024年02月19日 | カシメルマン

【オーラバトラー ダンバイン】
「聖戦士ダンバイン(1983)」より 1/72(HG) バンダイ

“バイストン・ウェル”という、現実の世界とは次元を超えたような
“おとぎの世界風”の空間で展開される物語。 …というそれまでの
サンライズ系アニメからは一風変わった変化球的な珍しい設定でした。

“オーラバトラー”は戦う為に武器として使用する、人が乗り込む
モビルスーツのようなものではあるものの、その全てが人工物ではなく
その世界の生き物の殻を装甲板として利用し、制御装置など中枢部分だけが
機械で、腕や脚を動かすのもアクチュエーターではなく筋肉らしい組織を
使用しています。元の生物がどんな姿だったのかは判らないですが
まるで昆虫のような印象を受けるデザインが何より魅力でした。
動力源はオーラパワーという不思議なエネルギーで、しかも
それを使えるのはバイストン・ウェルの住人ではなく地上の
(現実世界の)人間、というややこしい設定付きでした。



使用キットは一代前の「HG」。
初代の1/72キットに比べると随分本編に近いスタイルでいい形です。
改造点としては背中のオーラコンバーターを上下に開いた
メンテナンス中?のような状態とし、内部のメカを自作再現。
加えて脚の曲がり範囲を拡大して低くしゃがませる操作をしました。
ディテールアップはコックピット内部の操作装置、目玉のクリアーパーツ化等です。

「戦い終わって着陸し、コンバーターの熱を冷ましている」
といった勝手に想像したシチュエーションといいますか…。
尚ダンバインはヴィネットに固定したわけではなく可動部は残しています。

ディスプレイ台はArTeCのジオラマ粘土「ジオベース」で成形、
百円均一で買ったオブジェやプラ板を炙って歪めた花びら風のものを
配置して、番組エンディングテーマ時の世界感を模してみました。

                        @APCカシメルマン
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「局地戦闘機 雷電21型」

2023年10月18日 | カシメルマン

三菱J2M3局地戦闘機 雷電21型   1/72 ハセガワ

太平洋戦争末期、戦闘機には高高度を飛行するB‐29爆撃機に素早く対応し、
尚且つ爆撃機級の大型機体にダメージを与える火力が求められました。
「雷電」は速い上昇力、火力に重点を置いて開発され、そんな防空戦に
威力を発揮しました。爆撃機用の大型発動機“火星23型”を搭載したため
胴体は太くなり、それでも空気抵抗を減らすために発動機とプロペラの
距離を離して前カバーを細く絞った結果、本機独特のスタイルとなっています。
この空力重視の流線型のため大戦末期の大型発動機を積んだ日本の戦闘機の中では
飛び抜けて美しい姿に仕上がっていると思います。

機銃身は2本しか無いように見えますがその外側に完全に主翼内に納まった
機銃がもう2基搭載されています(20ミリ口径が計4基)。



キットはかなり昔に発売されていたハセガワの1/72。
でも外装は凹モールドでカッチリしたイメージです。
更に鋲穴を追加加工して精密感を上げ、ラフな形しかなかった
操縦席周りや引き込み脚の袋内にも多少の形状追加を施しました。


                           @APCカシメルマン
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「空中要塞ギガント」その2

2023年08月14日 | カシメルマン

「未来少年コナン(1978)」より 1/700 アオシマ

戦争で地球レベルの天変地異が起こり、人類の殆どが死滅してしまった後の
世界を描いたアニメ作品「未来少年コナン」に登場する、成層圏外から
地表を攻撃する事が出来る超大型爆撃機の大群。
戦争から何年も月日が流れ、もうそんな兵器は残っていないかに思われたが
一機だけ生き残りの機体が復興した街の地下に息を潜め復活の機会をうかがっていた…。



かなり前からストックしていたキットですが「宮崎メカ模型クラブ」さんの
展示会にゲスト参加する機会を得たのをきっかけに作る事にしました。
クラブ内のメンバーの方が監修されたキットだけに形は高い再現度です。
番組本編の画像を参考に更に各部にディテールアップを施しました。

着陸脚は下ろした状態と収納時の選択式で、本作は町が陥没した穴から発進する
本編のシーンを再現したので下ろした状態としました。

機首先端の、レプカが脱出しようと使用したフライングマシン(交通艇)の形がいびつだった為、
そのシーンに合わせた形に修正してフライングマシンのディテールを追加。
更にブリッジ(操縦席)周りの瘤の形や窓の位置もやや変更しました。



メインエンジンと垂直尾翼は本編さながらに外す事が出来、
マグネットを仕込むことで簡単に脱着できるようになっていました。

《ファルコ》
同スケールのファルコ付属。
プロペラのみ回転しているような透明円盤に付け替え、
ギガント発進の際、前を横切った時の配置に真鍮線で立てました。

《インダストリアの街》
用意したディスプレイ台のサイズ上、ギガント本体やファルコとは
スケールが合っていませんが遠近法を使ったようなイメージで作りました。
素材はプラ板やプラボードの細切れです。

                         @APCカシメルマン
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「飛行戦艦ゴリアテ」

2023年05月02日 | カシメルマン

「天空の城ラピュタ(1986)」より NON ファインモールド

一般に面白いと思った映画でも2~3回観れば流石に飽きてくるものなんですが
スタジオジブリの作品は少し経った頃にまた見返すとやっぱり面白いんですよね。
観たいシーンだけを飛ばしながら観るのでなく、またも全編を通して観てしまう。
…それだけ各場面場面に力が入っているというか…。
この「~ラピュタ」もそんな作品でDVDを出しやすい所に置いておく人が多いと思います。

飛行戦艦ゴリアテはムスカ大佐がラピュタへ向う為に手配した軍の巨大な飛行船。
“ツェッペリン号”や“ヒンデンブルグ号”を知っている自分達にとっては
「こんなに構造物と大砲を積みまくった船体が浮くもんか」と思ったのですが、
同時にこのプロペラが沢山付いたレトロチックな姿に「カッコイイ」とも感じたのでした。
ジブリ作品に登場する乗物としてはかなり人気があると思います。



キットはファインモールド製で映画が公開されてから何十年も経っての発売。
映画公開当時にもキットはありましたが小さくて再現度はそれなりでした。
なのでこんなに詳細な形に仕上がったキットに発売時はバンザイ気分でしたね。
一応ノンスケールという事ですが全長は20センチ余りあり、ゴリアテの
設定全長が312メートルなので約1/1500ということになります。

ただ、キットを最初に見た際、映画本編のイメージに比べて船体の太さの割りに
かなり前後に短く、詰まったイメージに思えたので、真ん中辺りで一旦切断し
プラ素材を挟んで全長で約10mm延長する改造を行いました。
あとは一体成形の為に前後に並んだ推進プロペラ(小さくて多数重ねて付いたもの)の
羽根の方向がきれいに揃っていたのでねじる改造と、各部にモールドの追加等を施しました。


《タイガーモス号》
同スケールのタイガーモス号が付属、ゴリアテの巨大感の演出に最適なアイテムです。
全長2センチ余りと小さく省略された形も多かったので出来るだけプラ板等で
追加してやりました。



《ムスカ大佐》
1/20スケールのムスカフィギュアも付属。
劇中、インパクトのある悪役キャラクターであり、いい雰囲気が出ています。
「はっは!見ろぉ、人がゴミのようだー!」というセリフは印象深く忘れられませんね。
ソリッドパーツの頭部、腕、脚を胴体のモナカで挟み込む構造で、
ほぼパーティングラインの処理だけで組みあがります。

                                           @APCカシメルマン
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