ポリススピナー
「ブレードランナー(1982)」より フジミ 1/24
西暦2019年ロサンゼルス。酸性雨の降りしきる中、ネオンの光る
巨大な高層ビルの谷間をゆっくり回転しながら上昇するパトカー。
…映画「ブレードランナー」の冒頭でこの作品独特の世界感を
楽しめるシーンでした。
緊急車両などの特殊車両は空を飛べるのが普通、という設定の中で、
飛ぶことが出来る「スピナー」という車種をベースにした警察車両です。
登場シーンが少なく本編ではなかなか詳細な形まで確認することが出来ませんが
誰の目にも飛び抜けて未来的なデザインであることは判りました。
作品のファンは多く人気のSFメカだったのでなんと本編公開から約30年、
フジミ模型から奇跡の発売となりました。
外形のフォルムはほぼキットオリジナル状態ですが、後部左右の
ボディーの丸みをやや削って緩やかにしています。
キットはパーツの取り付け位置によって“地上走行モード”と
“飛行モード”を再現できるようになっています。
内装部分はシートをはじめ、ハンドルやモニターなどかなりの形状修正を
施しています。とくに座席後部の壁から突き出した沢山の計器が付いたアームは
キット内容には無いものでした。
映画冒頭、和食屋台で食事をしようとしているデッカード捜査官(主人公)に
仕事の依頼を伝えに現れるガフ。食べるヒマも無く強引に乗せられたのか
このスピナーの車内でしかたなくウドンを突っつくデッカードが印象的でしたね。
@APCカシメルマン