●実艦について
占守型を元に戦時簡略化した海防艦。
とは言え、精巧な占守型が手本になったため、
簡略化が徹底せず、装備も対空・対潜戦闘向きとは言えませんでした。
それでも竣工したのが18年春以降と護衛艦が不足していた時期で、
竣工即実戦配備となり、激烈な対潜作戦に投入されました。
竣工した14隻のうち、半数の7隻戦没がその事実を表しています。
●作品について
ピットロードらしい、ハイモールドの商品です。
ですが、小型艦の小さな部品に様々なモールドがあるため、
合わせ目やヒケの処理を始めとする基礎工作の難易度が高くなっています。
作品は特定の艦ではなく、竣工時の一般的なスタイルにしています。
艦橋両脇の支柱トラス部分のくり抜きを始め、細々した部分を追加工作しています。
●感想
中央構造物が左右分割+天井で細かい部分が再現されているのですが
合わせ目処理を優先するかモールド優先かで悩みました。