「ドイツ ケッテンクラート」 1/35 タミヤ
第二次大戦中、ドイツではトラックの後輪部を履帯化して悪路走行に
対応させた“ハーフトラック”が多数製造されました。
その中で最も軽量に作られたのがこのケッテンクラートです。
その前部はオートバイの前輪で、ハンドルを切った方の履帯にブレーキが
かかる仕組みで旋回。小回りも効いて手軽に使用でき、重い荷物の牽引もできました。
サイズ的に空輸も可能で、主にパラシュート部隊の現地の足として活躍したようです。
キットはタミヤ製の1/35。1970年代の発売で現在は絶版となっています。
最近発売のキットと比べてしまうとそれなりの出来具合なのですが
発売時期を考えると驚きの再現度とも言えます。
ディテールアップは主にエンジン周り(エンジン本体詳細化、カバーの網をネットに交換)で、
あとは前輪のフェンダーステーの追加、車輌の仕様によるオプションパーツの追加、
シフトレバーやバックミラーステーの真鍮線への置き換えで細くしたくらいです。
ナンバープレートとラムケ降下旅団のマーク(側面の“R”マーク)は
キット付属のデカールを使用、各部の説明書きのようなマーキングは市販の
汎用デカールを細工したものです。
フィギュアについては比較的最近発売のタミヤ「ドイツ戦車部隊 前線偵察チーム」から
ポーズを改造して作ったので、細かい話をするとラムケ旅団の服装とは違ったモノに
なっているかも知れません。
道路案内標識はタミヤ「道標セット」から。
地面はプラボードの切り出しで、2mm厚のものを2枚重ねて使用。
木製の飾り台に両面テープで固定してます。
@APCカシメルマン