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APC 作品アーカイブ

モデリングサークルAPC会員製作の、
模型、イラスト等を、会員別に蓄積してゆきますYO!

「スーパースターデストロイヤー」

2020年01月28日 | カシメルマン

スーパースターデストロイヤー  「スターウォーズ Ep.Ⅴ~Ⅵ」より  
1/100000 バンダイビークルモデル

ダースベイダーの座乗艦、スーパースターデストロイヤー(スターエグゼクター)を
10万分の1、全長19センチに縮小したモデルです。
あの膨大な量のディテールをこんなサイズに押し込めてしまうビークルモデルにも
驚かされるのですが、それに乗じてその艦が浮かぶ巨大な空間を
限られた小さな飾り台の上に再現出来ないものかと頑張ってみました。









スーパースターデストロイヤー本体には更にスジ彫り等の
ディテールを追加し、同スケールのスターデストロイヤーを自作して沿えました。

飾り台には建造中のデススターⅡの表面をイメージしたディテールを作り、
艦隊が軌道上を徘徊する様が感じられるような雰囲気を狙っています。
主な素材はタミヤのプラ板とプラボードで、木製飾り台のサイズに合わせて
プラボードで枠を組み、デススター表面部は湾曲させたプラ板を貼った構造です。
予めえぐれたような形にしておいた部分にジグザグ加工した薄めのプラ板を
何枚も立てて建造途中のような形にしています。
                       @APCカシメルマン
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「B.C.RICH USA Mockingbird Special」

2019年11月08日 | カシメルマン

「B.C.リッチUSA モッキンバード スペシャル」 約1/5 フルスクラッチビルド

1980年代に国内でも販売されていたB.C.リッチUSAのエレキギターです。
その頃、高校生の自分もカジった程度ですがエレキギターをやっていて、
国産の安いモデルを弾いたりしていました。ある程度弾けるようになると
他の様々な形のモデルに目移りするようになり、よく複数の楽器店にも通う日々でした。
当時店の壁に吊るされた色んなタイプのギターの中で最終的に自分が一番憧れたのが
この“モッキンバード”というモデルです。

最初はヘンテコリンな形、と思っていたのが徐々にカッコイイと思うようになり
この独特なセンスのデザインを絶賛するようになりました。
B.C.リッチには他にも“イーグル”、10弦モデルの“ビッチ”など
個性のあるデザイン揃いでしたが自分はこれが最も好きでした。
とうとう実物を手にすることなく、今や国内で店頭に出ることも無くなって
しまったので、縮小模型をプラ材で自作する、という事を思いつたのでした。



ギター本体の主要素材はタミヤのプラボードを積層したもの。
ただこの材料はキメが荒いため前面の目立つ面のみ通常のプラ板を重ねています。
ピックアップやブリッジ、コントロールツマミ等はプラ板工作、
スイッチ類の根元はウェーヴのお助けパーツを使用しました。
弦に至っては細いものはステンレス線、太いものは真鍮線を
シルバーで塗装したものです。

ボディーの木目の表現は先ず塗装前にデザインナイフで木目調の細かい
キズを付けておき、全体を木の色でドンヨリと吹きつけ塗装した後、
付けた傷にウェザリングカラーを流し込んで最終的に薄いクリアーオレンジで
コーティングしています。

                     @APCカシメルマン
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「German Kettenkraftrad」

2019年06月01日 | カシメルマン

「ドイツ ケッテンクラート」 1/35 タミヤ

第二次大戦中、ドイツではトラックの後輪部を履帯化して悪路走行に
対応させた“ハーフトラック”が多数製造されました。
その中で最も軽量に作られたのがこのケッテンクラートです。
その前部はオートバイの前輪で、ハンドルを切った方の履帯にブレーキが
かかる仕組みで旋回。小回りも効いて手軽に使用でき、重い荷物の牽引もできました。
サイズ的に空輸も可能で、主にパラシュート部隊の現地の足として活躍したようです。

キットはタミヤ製の1/35。1970年代の発売で現在は絶版となっています。
最近発売のキットと比べてしまうとそれなりの出来具合なのですが
発売時期を考えると驚きの再現度とも言えます。
ディテールアップは主にエンジン周り(エンジン本体詳細化、カバーの網をネットに交換)で、
あとは前輪のフェンダーステーの追加、車輌の仕様によるオプションパーツの追加、
シフトレバーやバックミラーステーの真鍮線への置き換えで細くしたくらいです。
ナンバープレートとラムケ降下旅団のマーク(側面の“R”マーク)は
キット付属のデカールを使用、各部の説明書きのようなマーキングは市販の
汎用デカールを細工したものです。





フィギュアについては比較的最近発売のタミヤ「ドイツ戦車部隊 前線偵察チーム」から
ポーズを改造して作ったので、細かい話をするとラムケ旅団の服装とは違ったモノに
なっているかも知れません。
道路案内標識はタミヤ「道標セット」から。
地面はプラボードの切り出しで、2mm厚のものを2枚重ねて使用。
木製の飾り台に両面テープで固定してます。

                    @APCカシメルマン
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「ドメラーズⅢ&ガルント」

2019年03月05日 | カシメルマン

ガミラス一等航宙戦闘艦ドメラーズⅢ世&空間重爆撃機DBG88ガルント
 「宇宙戦艦ヤマト2199」より   1/1000 バンダイ

ゼルグート級一等航宙戦闘艦の3番艦、“ドメラーズⅢ世”は重装甲と大火力を
持つガミラス軍最大の艦艇です。「宇宙の狼」と呼ばれたドメル将軍の座乗艦として
過去数々の戦闘で実績を積んでいました。
ヤマト撃退の為、七色星団海戦にも機動艦隊旗艦として出撃するのですが
ヤマトの奮闘ぶりに艦隊は全滅、本艦も轟沈してしまいます。
本作品は特殊兵器“瞬間物質移送機”を搭載した七色星団海戦での姿を
再現しています。



《ドメラーズⅢ世》
全長730メートルある巨艦は1/1000スケールでも73センチと、
完成させると少し置き所に困るくらいの大きさです。
キットではアニメーションの設定資料通りのディテールがしっかり入って
いるのですが、サイズがサイズなので他の300~400メートルクラスの
艦に比べて表面モールドの密度が間延びして甘くなっているように見えます。
そこで本作品は本編映像でのアップシーンから更に細かく書き込まれた
形状をピックアップし、プラチップ等の素材で詳細追加しています。
飾り台もキット付属のモノから木製のものに置き換え、洋上艦船風の
支柱で支える形にしてみました。

加えて同じく同海戦に参加した、特殊削岩弾を爆装した形の
“空間重爆撃機ガルント”を物質移送機で転送準備に入るべく
前方の配置に着こうとする場面として添えてみました。

《ガルント》
メカコレであるためNONスケールでドメラーズⅢ世とはサイズに
ズレがありますが一緒に置いても気にならないと思います。
全翼機を思わせる、全長に対し著しく幅が大きい形が特徴で、
逆ガル状の主翼にも迫力があります。
ディテールアップとしては主に印象の大きかった削岩弾のドリル部分が
本編映像にくらべてノッペリした印象だったのでプラ板の組み合わせ貼りで
凹凸を強調するような加工をしたところです。
                    @APCカシメルマン


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「紅の豚」

2019年02月16日 | カシメルマン

「サボイアS.21F&カーチスR3C-0」 1/72 ファインモールド

ジブリアニメの中で一番好きな作品なので今でも時折ビデオを観たりします。
人間ドラマ的な要素を控えめにして航空機そのモノの魅力を前面に押し出して
いるためメカフェチな自分には素直に楽しめる作品です。

ファインモールドから1/72と1/48が発売になっていて
その時は「取り合えず」という気持ちで1/72を買いました。
永い間積んでいたのをふと「クラッシックな飛行機が作りたい」と
思った際に引っ張り出したのでした。
それまで模型展示会見物などで映画本編のような赤(サボイア)と
紺(カーチス)に塗装されたものはよく見かけていたので、
雑誌などでタマに見かけてオシャレな仕上げだなと思っていた
“機体の素材色を活かした塗装”を選んでみました。

木製部分は塗装前にデザインナイフで全体に木目調のキズをつけておき、
木の色を塗った後でウェザリングカラーがそのキズに流れ込むように企みました。
表面の凹凸など筆で木目を描いた場合とは一風違った仕上がりになっています。
金属部分はスジ彫りなど少々のディテールを付け足し、パネルごとに色合いを
変えたりして部品の別体感を狙いました。
翼やフロートを支える張り線は0.2mm径の真鍮線です。
操縦席のシートベルトはマスキングテープをカットしたもの、
バックル等はプラ板で繕っています。
ディスプレイ台の床は2mm厚のプラボード上にウッドデッキと
コンクリートタイルのモールドをプラ板工作したものです。
この床部分の違いから2機が同じ場所ではなく、別々のロケーション
にあるものを一度に見ているような雰囲気にしてみました。

サボイアにはポルコ・ロッソのフィギュアが付いていたので
塗装しました。…特徴が出しやすいポルコはともかく、カーチスとかジーナとか
このシリーズのフィギュアはプラモのオマケとしてはよく似ていると思います。

                    @APCカシメルマン
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「本土防空迎撃」

2018年09月02日 | カシメルマン

「九州 J7W1 十八試局地戦闘機 震電」 1/72 ハセガワ

第二次大戦末期、アメリカのB‐29爆撃機は次々と日本の都市爆撃を
激化させていました。高高度を飛行するB‐29爆撃機には高射砲の弾も
とどかず、その高さに登れる戦闘機も限られた状態でした。
この事態に対処する為、何種類かの新型局地戦闘機が計画されていましたが
その内の一機が震電でした。
爆撃機クラスの航空機に大打撃を与えるべく、それまでの戦闘機の基本形状を
くつがえして重武装の妨げとなっている発動機とプロペラを後方に配置。
まるで標準的な戦闘機の形の前後をひっくりかえしたようなスタイルとし、
前方には強力な30mm口径の機関砲を4門搭載。加えてエンジンには
排気タービンをつけて上昇限界高度を一万メートル以上に引き上げました。
しかしプロペラが後方に移ったせいで着陸脚が異様に長くなり、
最初の試験飛行でプロペラを地面にこするなどのトラブルもあったそうです。
結局は実戦投入される寸前で終戦となり、幻の先尾翼航空機となりました。

本キットは発売になってからかなり久しいと思われますが
その先尾翼スタイルがリアルに再現されています。
パーツへの詳細加工としてややスジ彫り追加、全体にリベット穴の加工、
機関砲身の作り直し、操縦席のディテールアップなど。
“ナナニ”のサイズを生かして回転中のプロペラ(透明プラ板に
ブラシ塗装処理)や、プラ棒を使って尾を引いたような雲を作り、
上昇途中のようなヴィネットに仕上げてみました。
着陸脚は基本引き込んだ状態とし、一本を引き込み途中とする事で
緊急発進したようなアクション感を表現しています。
またキット内容には含まれなかった搭乗員のフィギュアも乗せました。
機体色は濃緑色と、他作例でよく見かけるような無塗装(素材)色を組み合わせ、
オリジナル感のある配色で量産型を想定した雰囲気にしています。

以下は通常の止まったプロペラを付けた状態(この状態で飾り台への固定は不可)。

@APCカシメルマン
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「Space Runaway…」

2018年07月03日 | カシメルマン

イデオンとソロシップ 「伝説巨神イデオン」より  
1/2600 アオシマ

サンライズのアニメーション作品、「伝説巨神イデオン」。
不運な遭遇による地球人と異星人バッフクランとの戦いを描いたもので
最終的にハッピーエンドと云えるか云えないか分からない切ないストーリーが
印象的でした。

物語の途中で地球人が異星で発掘する別の文明が作った人型メカと巨大宇宙船。
それに乗り込んで戦う事になってしまうものの、それらは地球人には理解出来ない
不思議な力を幾度と無く発揮するのだった…。



1980年代に発売されたどちらかというとレトロなキットです。
「ソロシップ」の方ですが劇中の場面のイメージからすると船首の形に
違和感があったので前側1/3くらいの部分をプラ素材で作りなおしています。
更に全長400メートルという巨大さの表現の意味で各所に微細な凹凸を追加
しました。船体の色が「金」ということなのでアニメのセル画のイメージ色の
上からパール色をかけてややキラキラした仕上げにしてみました。
キットに航空機タイプのディスプレイスタンドがありましたがそれを使用せず
木製のデコパージュに真鍮線で立てる形にしてあります。

「イデオン」はキット付属のものですが、流石にそのサイズからラフな形を
していたのでこちらもプラ板等で詳細な形を追加しました。
本作例では真鍮線でソロシップのデッキの上に浮かせた形で固定し、
戦闘から帰還したイデオンとソロシップの宇宙空間でのランデブー状態を想定しました。

尚、ソロシップは劇中通りに船体中央で90度腰折れする構造になっており、
4つのエンジンも方向を変えられるギミックとなっていました。
以下の写真は着陸時の状態。

  @APCカシメルマン
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「JUMP TO LIGHTSPEED」

2018年03月05日 | カシメルマン

ミレニアム ファルコン号「スターウォーズ Ep.Ⅴ~Ⅵ」より  
1/144 ファインモールド

「スターウォーズ」の初作、〈新たなる希望〉で
主人公のルーク達が二体のドロイドを惑星アルデラーンへ
運ぶ為に雇った宇宙の運び屋ソロ船長の愛機ファルコン号。
その古そうであちこちキズだらけのオンボロ船にルークはがっかり
した顔をするのですが、実はこの宇宙船、歴代の宇宙密輸屋連中が
捕まらない為により高速で飛べるよう違法改造を積重ね、
もはや“銀河最速”と云われる程になった名機だったのです。

こんな設定の宇宙船にSFファンの誰もがロマンを感じ、
特に「スターウォーズ」ファンの皆んなが大好きになった船です。
最初のハイパードライヴ航法のシーンで、帝国軍のスター
デストロイヤーの攻撃をかわしながら一瞬でブッチ切り
宇宙の彼方へ消えてしまうシーンには私も心踊りました。

本キットは1/144でお手頃なサイズ、パーツ数も抑えられていて
作りやすいものですが、残念な事に現在絶版状態です。
一体成形の為やむおえず不正確なモールドだった部分を
プラチップ、真鍮線等の素材で作りなおし、
ややキットオリジナルよりも詳細な形になっています。
ディスプレイ台は加工木材を使用し、モデルと2mm径の
真鍮線で連結して飛行しているようなイメージにしました。

                   @APCカシメルマン
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「S.H.A.D.O. SKY1 INTERCEPT」

2018年01月15日 | カシメルマン

「スカイ1 迎撃」 (「謎の円盤UFO」より)  ポップコーンインダストリー(ガレージキット)

1970年頃テレビで放映していた海外番組、「謎の円盤UFO」。
簡易に云うとUFOは宇宙からやって来る敵側で、それを地球で
迎え撃つ“シャドー”という組織があり未来風の兵器が沢山登場する
近未来SFドラマです。
“スカイ1”はその内の一つで潜水艦の先端から海面めがけて
打ち出す事ができる迎撃戦闘機です。



本モデルは過去に模型イベントで入手したレジン製のガレージキットで
サイズは少し前に巷で見かけたコレクターズトイのものよりやや大きめ。
スジ彫りモールド追加やディテールアップでキット内容よりリアルに
なるよう頑張ってみました。更に劇中の発進シーン同様、海面から
勢いよく飛び立つようすをヴィネットで再現しています。

ディスプレイ台は土台が既存の木製デコパージュで、
海面はクラフト用透明レジンで製作、エンジンからの噴射は
5mm径アクリル棒をを使用しています。

背後に母艦となる潜水艦が写っていますがこれは以前に製作した
バンダイ製キットを改造したものです(スケールがやや違うので
ドッキングは不可能)。
                   @APCカシメルマン
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T‐72A RUSSIAN ARMY TANK

2017年11月07日 | カシメルマン

「ロシア戦車 T‐72A」     1/35 タミヤ

戦車の中でもこれほど世界中の紛争地で頻繁に目にする車輌は
あまり無いのではないでしょうか。ロシア戦車の中でも信頼性の高い堅実設計で
コストも比較的に低く、コピーモデルを含め多数の国々が使用しているようです。
あのT‐90戦車のベースにもなりました。

1/35キットもいろいろなメーカーの製品を散見しますが、
本タミヤのキットは発売されてかなり久しいモノです。
今回は砲塔前面を装甲強化型“dp”にフォルム修正、更に上面に
アップリケ装甲を追加という、砲塔周りを中心とした改造をテーマに製作しました。
“dp”とは、西側でこのベースタイプに比べ砲塔前面が異様に膨らんだ型を
当時豊胸手術を受けて話題になった女性シンガー、
“ドリー・パートン”に例えてそう呼んだところから来ているそうです。
横方向にも砲塔の幅が広がったのでT-72の低姿勢のスタイルを
更に強調する形になったと思います。

砲塔の拡張はポリエステルパテ、アップリケ装甲は
0.5mm厚と0.3mm厚のプラ板を使用しています。
加えて投光機の内部を作りガラスが透明なタイプを再現、
オリジナルキットには無かった砲の照準システムなどの
透明部品を追加しました。
投光機内部のパラボラにはミラーフィニッシュシートを使用。

尚、車長側のハッチには人形が付属していましたが、砲手側のハッチは
開けた場合に中が覗けるよう、そこから見える部分のみ砲塔内部を作り込んでいます。
ベースの飾り台は市街地を表現したものです。
アスファルトの表現には荒目の布ヤスリを敷き、
ラッカー系塗料で横断歩道等の模様を描きました。

                         @APCカシメルマン
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