インフルエンザワクチンもほとんど終了ですかね。
一時期の大賑わいは終わって、まだもう少し打ってないよ~という方や子供さんの2回目接種などで来院されるくらいです。
再開したレーザー施術もそこまで待ち時間なく順調に回っています。
ありがとうございます。
毎年、この季節に中学時代の同級生がわざわざ遠方からインフルエンザワクチンを打ちに来てくれます。
旦那さん・友人・こどもちゃん
子供ちゃんは2回目が必要で 先週お土産までもってきてくれました。
上生菓子のお土産でしたが、サンタさんやクリスマスツリーなど 季節の気分を盛り上げるとても素敵なお菓子でした。
ちょっと子供たちは甘さが苦手のようでしたが、お茶とおいしくいただきました。
遠くまで足を運んでくれる上に 優しい心遣いに毎年幸せな気持ちになります。
いつもありがとうございます。
微量アルブミン尿って聞いたことありますか?
たぶんほとんどの人が聞いたことないんではないかと思います。
タンパク尿って聞いたことあります?
尿検査でタンパク出てるね とか そういうお話です。
微量アルブミンというのは腎症(腎臓病)の初期にみられる尿の異常です。
腎臓のろ過機能に障害が出て、尿中にアルブミンというタンパクがわずかに漏れ出すようになった状態のことを言います。特に糖尿病やその疑いがある患者さんでは尿蛋白がでる前の早期の腎臓の悪化を示す指標になります。
微量アルブミン尿は腎障害の入り口であるだけでなく、その段階から心臓病によって死亡するリスクなどが高くなるということがわかってきています。PREVEND研究(Hillege HL,et al:Circulation106:1777-1782,2002)という研究がありますが、オランダのある都市の住民約4万人を対象に、尿中アルブミンと死亡との関連を調べた研究です。
微量アルブミン尿が出ている人は正常尿の人に比べて心臓病により死亡するリスクが高いことが明らかにされました。
通常、糖尿病の患者さんでは尿たんぱくをチェックしますね。
しかし、尿たんぱくが出ていないと診断された方でも、約半数の人に微量アルブミンが見られるといわれます。
2006年の報告で世界33か国の2型糖尿病患者さん約2万4千人を対象に尿中アルブミン量を測定したデータから、アジア人9111人のデータを解析したものがあります。タンパク尿が出ていないと診断された方でも、微量アルブミンが見られた患者さんは43.3%もいました。(Parving HH,et al:Kidney International69:2057‐2063,2006)
当院では半年から1年に1回ほどは2型糖尿病の患者さんで尿蛋白陰性の方に微量アルブミンのチェックをするようにしています。(保険診療の関係で期間をあけないと検査できません)
上記データと同じように半数の人でアルブミン尿が出ている印象です。
しかしながら、腎症2期(まだ少しのアルブミン尿)の状態では尿中アルブミン量が正常化して、心血管病や腎症の進行を防ぐことができます。実際に、腎症少し進んでますよ と言われれば、少し意識して食事を気を付ける方が多いため、多少アルブミン量が減ったり、変動が大きくあります。
2期から1期(正常アルブミン尿)に戻った人も血糖管理・血圧管理・減量などなど・・・心がけ次第でいます!
また、微量アルブミン尿がで始めると腎臓を少しでも守るように降圧薬を変更したり、糖尿病治療薬の内容を少し変更したりします。非可逆性の腎症に進む前に 定期的な尿アルブミン量のチェックをすることをお勧めします。
糖尿病の患者さんはかかりつけの先生に尋ねてみてくださいね。
参考になればうれしいです。
11月のある週末に長女の七五三のお詣りに播州成田山へ出かけてきました。
三歳のお詣りは長女・次女ともに静岡県の別の神社でお願いしたので、実にお宮参り以来の訪問でした。
コロナの影響で七五三のご祈祷も事前予約制をとられていました。
午前中の時間で予約をしたのと、せっかくなので次女(4歳)も着物を着せようと思い、二人の着付け、髪の毛のセットでバタバタしました。自宅で私がセット着付けをしたので美容院行くよりは楽ですが。
7歳になると大人と同じような感覚の着付けになってくるので、思ったよりちょっと大変でした。子供が重い・暑い・疲れた~となってしまっていましたが、無事にご祈祷済ませられて本当に良かったです。
ちょっと時期が遅かったせいか、ほかにもご祈祷をされている方がいましたが、混み合うこともなくゆったりと過ごせました。
ここ最近は少しずつお出かけに対しての抵抗感がなくなっています。
新しいオミクロン株というのも気がかりですが、最近のコロナの報告状況をみて気が緩んでいる部分があるのかもしれないな とちょっと自身で思います。
もうすぐ年末になりますが気を緩めず、体調管理に努めていきたいです。
以前にオーソライズドジェネリックに関しての記事を書きましたが
今回はバイオ医薬品・バイオシミラーのお話です。
一般的なお薬は化学合成によって製造されています。
バイオ医薬品は遺伝子組み換え技術や細胞培養技術を使って製造される注射剤を中心とした医薬品です。一般内服薬よりも大量生産が難しいので、価格が高くなりやすい傾向です。
バイオ医薬品の後続品がバイオシミラー、一般的な低分子医薬品の後発品がジェネリック医薬品です。バイオシミラー(バイオ後発品)は先行バイオ医薬品の特許が切れた後に製造・販売されています。
バイオシミラー:
・先行バイオ医薬品と同等/同質の品質・有効性・安全性が示されている。
・開発を行いには効果や副作用などを評価する臨床試験を行うことが求められている
ジェネリック医薬品:
・有効成分の構造は先発医薬品と同じ
・有効性・安全性を評価する臨床試験はジェネリック医薬品では行わなくてもよい(血中濃度推移が同等であることを評価する)
バイオシミラーに関しては原則として、先行バイオ医薬品の70%に設定されています。
当院では糖尿病治療に必要なインスリン注射や腎性貧血でのエリスロポエチン注射(貧血注射)などでバイオシミラー製剤を採用しています。
薬も多岐にわたりますが、本当にちゃんと効果のある医薬品をできるだけ医療費を抑える形で使用していけるとよいなと考えています。
参考になればうれしいです。
「常識」という言葉を広辞苑で調べると、「普通、一般人が持ち、また、持っているべき知識」と書かれています。
知識に関しては新たな発見や、今までに信じられてきたことが正反対に覆ることがあります。こうした時に常識は大きく変わります。
例えば、「運動中は水は飲んではいけない」という昔の常識は「水分補給をしないと熱中症になる危険がある」ことが広く知られ、常識が変わりました。
「喫煙」に関しては、タバコを吸わない人が、吸っている人の吐き出した煙をすってしまう「受動喫煙」の健康被害が知られるようになり、禁煙とされる場所が増えてきました。
昔と今で変化した知識は何か?その知識は一般の人が多く受け入れているか?
こうしたことに注意を向けることで常に新しい常識を身につけていくことができます。
昔の常識で今は非常識になったものを健康面からさらに3つ挙げてみます。
・食欲がなくても無理に食べないと元気にならない
食欲が落ちるのは脳がそう指示を出しているから。食欲不振が1-2日であれば、無理に食べる必要はありません。水分をしっかりとって休養が一番です。長期で食べられないときは医師に相談が必要です。
・甘いものを食べると虫歯になる
甘いものが原因というよりは、口腔内に残った食べ物のカスがミュータンス菌の餌になり、虫歯になるリスクが高まります。
・朝眠くて起きられないのは低血圧だから
朝眠くて起きられないのは睡眠時間や睡眠の質に問題があるからです。血圧は関係がないとされています。
・注射の後はお風呂に入らないほうが良い
予防接種の後、普通に入浴や日常生活をおくることは問題ありません。
注射でいえば、接種部位をしっかり揉む というのも昔はしていましたが、今は揉んでいませんね。
予防接種をしていて、頻繁にお風呂はどう?と質問があったり、揉まなくていいの?と言われたり。昔と今はいろいろと変わることもあるのだな と感じた次第です。
あと、熱があるときや風邪をひいてるときにお風呂はダメ?とか
お風呂もダメではないです。汗をさっと流して、湯冷めをしないうちにお布団に入れば清潔を保つという意味でも問題ないと思います。
わからないことがあれば、外来でなんでも質問してください。
すべてに答えられるかどうかはわかりませんが、わかる範囲でお答えします。
朝起きた時や頭の位置を変えた時、目がぐるぐる回るめまいが起こる・・・
起きた時からグラグラして気持ち悪い
ここ1か月くらい、なんとなく外来でめまいを訴える人が多いように感じます。
春先や秋口など季節の変わり目や台風・梅雨時期など気圧の変化などが多い時にも多い印象です。
ここ最近は急に気温が下がってみたり、気候が大きく変わったことが原因でしょうか?夏の疲れが出たということもあるのかもしれませんね。
頭の位置を変えたり、起き上がったときにぐるぐるするようなめまいが起きる「良性発作性頭位めまい症」は耳の器官に異常が起こる場合に発症します。
耳の奥には三半規管という平衡感覚をつかさどる器官があります。三半規管の中にはリンパ液が満たされており、頭を動かしたときにリンパ液が流れることで前後・上下・左右といった平衡を感知します。
良性発作性頭位めまい症はこの三半規管の中に、はがれた耳石が入り込み、リンパ液の流れを乱すことでめまいを起こします。
良性発作性頭位めまい症にはめまいのする方向に頭を何度か動かすことが有効です。それによって耳石の位置が変わって、めまいがおさまりやすくなります。また、めまいがする方向に何度か寝がえりを打つのも効果があります。
良性発作性頭位めまい症は病名に良性とあるように ほとんどは数日から2種間程度で軽快します。しかし、めまいの中には悪性のものも混在するので軽視はできません。
良性は耳(三半規管)が原因です。悪性は小脳の腫瘍や出血、梗塞などの脳の問題で起こります。
長期間にわたるめまい・ふらつきや変動なく、持続する場合などは頭部検査も必要になります。
めまいは頻度が高い状態ではありますが、自己判断せずに耳鼻科ないしは内科を受診されることをお勧めします。
ストレス・寝不足・疲労なども原因の一つと言われています。
バランスの良い食事、適度な運動やストレッチなど日常的な体調管理も心がけてください。
参考になれば幸いです。
風が冷たい毎日ですね。
先週の金曜日で当院での新型コロナワクチン接種がいったん終了し、インフルエンザワクチン接種の波もおそらく、落ち着いたようです。以前のように比較的のんびりした外来を過ごしています。
夏の花(百日草や千日紅)がまだまだ咲いていたクリニックの花壇ですが、そろそろ手入れをしなければと思い、先週の土曜日に手前に植えていた千日紅やインパチェンスなどの弱ったものを取り除きました。
桜の木の下で木の根っこがシーズンごとに除くのですが、今回もかなり根が張っていました。
耕して、取り除いて、肥料を足して・・・
フレスコ(JA直売所)で買ってきていたビオラと今年も100球 チューリップの球根を植えこみました。
後ろのまだ少し元気な百日草は残していますが・・・
ちょっと寂しい花壇です。
もう少ししたら、ビオラの勢いが出てくるのでしょうか?
月曜日の外来でさっそく、花壇きれいになってましたね と声をかけてくれる方がいて、とてもうれしかったです。
花は癒しですね。
土を触っている時間は好きですし、花をみたりするのも本当に好きです。