兵庫県加東市の青山医院の日記です!

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蜂刺症 虫刺され

2020年09月21日 | 医院

9月19日は救急当番でした。

特に感染症も流行っていない状況で、患者さんは少ないだろうと予想をしていましたが、

今は草刈りなどで外に出る人も多く、蜂刺されの患者さんが来院しました。

昼前に刺されて、2時間後くらいに来院。

今は蜂毒を吸う器具なども売っているんですね。

調べたら、ポイズンリムーバーというカッコいい名前でネット販売されていました。

 

今日の方はスズメバチに刺されたと。なんと、6回目だそうです。

ご自身で そのポイズンリムーバーで吸引してから来たんだということで、スズメバチに刺されたという割には少し赤くなっている程度であまり腫れていない状況でした。

幸い、呼吸・血圧の状態は良好でしたので、消毒・ステロイド処置で終えれたので良かったのですが、今の季節は蜂の活動が活発でとても危険です。

蜂にはミツバチ・アシナガバチ・スズメバチなどの種類がありますが、スズメバチは特に攻撃的で毒性も強いという特徴があります。ただ、どの蜂に刺されても応急処置は同じです。

 

まずは刺されてしまった場合に、流水で冷やしながら清潔にします。蜂毒は水に溶けやすいといわれていますので、冷やしながら洗い流すことで、腫れたり蜂毒が回ったりするのを抑えることができます。

毒が吸い出せればそのあと、吸い出します。リムーバーを使うのも良いかもしれません。ただし、口での吸出しはしないでください。

その後は冷やしながらクリニック受診していただければと思います。

蜂の毒に関してはアナフィラキシーショックの危険性があります。2回目の蜂刺されからよりひどく症状が出る人が多いので、要注意です。特にアナフィラキシーに関しては死に至ることもある病態です。蜂刺されを原因に死亡した方は平成30年で12名

ここ数年は年間10-20人程度は蜂に刺されて死亡されているようです。

これから、農業もそうですがハイキングなど山のレジャーも気持ちの良い季節です。

黒い服は避ける、肌は出さない(帽子をかぶる 黒に反応します) 花柄の服は着ないなど 虫よけスプレーはほとんど効果がないため、服装での調節をしてまずは刺されないことから注意してみてください。

 

加東市 青山医院

0795-46-0321

https://www.aoyamaiin.jp/

 

 

 

 


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