兵庫県加東市の青山医院の日記です!

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最近 よく使う漢方②~芍薬甘草湯~

2022年07月12日 | 病気

少し前にハナミズキの木を植えたのですが、その周りに植えこんだ撫子の花が次々に咲いて、とてもきれいです。

日差しが強い時には花弁が焼けたようになってかわいそうでしたが、今は生き生きしています。

 

 

先日から珍しく 足が攣ります

それも朝方 ちょっと冷えたかな~という朝早ーくの時間に

ここ数日で2回ほど攣りました。

眠いし、痛いし、無抵抗でした。

手持ちに漢方もなくて、普段足が攣ることがあまりなかったので、油断していました。

とはいえ、外来をしていると最近足が攣る~という人がとても多いように思います。

 

年中攣る人は攣るのでしょうけれど、夏場で電解質が狂いやすいことや脱水などの影響、エアコンなどの空調の関係で血流が悪くなったり、足ばかりが冷えやすくなったり、いろいろな要因があるのだと思います。

 

根本的には脱水にならないように水分をしっかり摂ったり、まめにストレッチをして筋肉を伸ばしたりするとよいのでしょうけれど。とっさになってしまったときは仕方がありません。

 

即効性があって効くのが芍薬甘草湯という漢方薬です。

毎日朝方足が攣る という人は予防的に寝る前に内服することも可能です。

 

ここ最近、芍薬甘草湯が五苓散とともによく出ています。

やはり、季節での体調変化が処方薬にも影響しますね。

毎日攣るわけではないという方でも、運動した後や農作業の後ではこむら返りが起こりやすくなりますので、予防的に内服することも可能かなとおもいます。

 

一時的な内服では特に影響がないことがほとんどですが、常用する・しょっちゅう服用する などの状況では芍薬甘草湯は甘草(グリチルリチン)を含みますので、偽性アルドステロン症をおこしたり、低カリウム血症をきたすことがあります。薬飲みすぎてるかな?と心配な場合は採血検査で確認ができますので、副作用チェックは主治医の先生と相談して採血してもらってください。

 

 

 


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