兵庫県加東市の青山医院の日記です!

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糖尿病を悪化させないために 夏の選択

2022年07月13日 | 病気

湿気があって蒸し蒸しする毎日が続きます。

雨が降ってもそのあと暑くなって、日々 暑い暑いと言ってしまいます。

言ったところで暑さは変わらないのになあ と感じながら・・・

 

 

さて、皆さん 日頃の水分摂取は十分ですか?

どんなものを飲んでいらっしゃいますか?

 

今の季節は当院近隣では田植えが終わる時期から 皆さんの運動量・活動量が一気に増えて糖尿病のコントロールが急によくなる季節です。一方で、努めてスポーツドリンクを飲んだり、冷たい果物やアイスクリームを摂取したりで急激に血糖が悪化する人もいる季節です。

ですので、かたや血糖が良くなる人がいる一方、血糖が悪化に動く人もいる そのように感じます。

冬は全体的に血糖が悪くなる人がおおいとは思いますが、夏場は2極化です。

 

若い人でもペットボトル症候群と言って、清涼飲料水を大量摂取することで急激に血糖値の上昇があり、すい臓の機能が破綻して糖尿病を発症する人がいます。やはり、暑くなったこの時期に多いです。

 

日常的な運動や活動の中では 糖尿病の方があえて多量の糖が含まれたスポーツドリンクなどをとる必要はありません。ただし、炎天下で長時間のスポーツをしたり、草刈りをしたりといった活動の時には適宜、電解質をとるようにしてください。

 

普段はできるだけ常温に近い水もしくは麦茶が良いです。

お腹が冷えすぎるとそれだけでお腹の調子が悪くなったり、胃が弱ったり 具合が悪くなりますので、ほどほどの室温に近い というのもポイントです。

 

また、アイスクリームも欲しくなりますよね。

以前にも書いたことがあったように思いますが、クリームアイスより かき氷系の氷アイスのほうが血糖値は上がりにくいです。アイスの形状によって、割とカロリー・糖質など大きく違いますので、成分表示もちょっと参考にしてみてください。私は食の楽しみは生きる楽しみの一つだと考えていますので、糖尿病があるからと言って、すべての食事を制限する必要はないのではないかと考えています。

食べたいものを少量で。アイスも食べたいです。けれど、できれば低糖質アイスか氷アイスを選ぶ そんな風に上手に付き合ってもらいたいです。

 

また、果物も電解質・水分を補う、ビタミンが豊富 そういった意味ではとても身体によいです。一方でかなり糖質が多くなってきます。

スイカなどこれから摂取する機会が増えますね。極端な人では1回で半玉くらい食べちゃうそうです。

それでは、急激な血糖上昇は避けられません。小分けに分けて 少量ずつで。おいしいものは少しずつ 

 

これからの季節も血糖を安定して保つために、飲み物の選択、アイスの選択、果物の取り方 そういったことを 真夏になる前に見直しできればなと思います。

 

参考になれば幸いです。

 


 

 

 


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