兵庫県加東市の青山医院の日記です!

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こむらがえりはなぜ起こる?

2022年12月02日 | 病気

おはようございます。

今日はこの冬一番の冷え込み だそうですね。ものすごく寒いです。

けれど、今までが暖かすぎたのかな?もう12月だから寒くて当たり前かな?と思ったりもしています。

 

個人的な話ですが、先日、こむら返りに襲われました。

運動をしたわけでもないし、なにも覚えがないのに、急に!年に1-2回くらいしか攣ることがないので、激痛に驚きました。襲われたと表現したくなるくらい痛くて、そのあともなんとなく、脚の動きに気を配って・・・

急に冷えたからかなと思いましたが・・・そんな経験から、今日はこむら返りの話です。

 

突然激痛に襲われる「こむらがえり」。こむら(腓)とはふくらはぎのことです。つまり、ふくらはぎが攣ることを指す言葉です。ふくらはぎだけではなく、足周辺などもつりやすい場所です。こむら返りはどうして起こるのでしょう?

 

「こむらがえり」はふくらはぎが攣ることが多いため、こうした名前がついていますが、足の他の部分が攣るときもこう呼ばれます。

ふくらはぎに限らず、急に足の指や裏がつって、痛みに苦しんだ経験がある人は多いはずです。

 

「つる」とは漢字では「攣る」。痙攣(けいれん)の「れん」と同じ漢字です。じつは、こむら返りが起きているとき、その部位の筋肉は「痙攣」を起こしています。

 

身体は筋肉が伸びたり、縮んだりすることで動作をすることができます。その、筋肉の収縮をコントロールしているのが、脳です。

 

脳からの命令を筋肉に伝えるのは神経の役目ですが、この神経から筋肉への伝達時に異常が起こると筋肉の動きが制御できなくなる状態=痙攣が起こります。

 

原因となる神経伝達の異常は、下記のような原因・シチュエーションで起こりやすくなります。

・冷え ・運動不足 ・血行不良 ・脱水症 ・糖尿病 ・薬 ・熱中症 ・激しい運動の後・・・

 

こむら返りに悩んでいる方は上記の要因に心当たりはありませんか?

とくに冬は血行不良が起こりやすい季節ですし、冷え性の方は気を付けましょう。

 

シルクが混じった靴下やレッグウォーマーは薄くて暖かいのでおすすめです。

ヒートテックの靴下や裏起毛のタイツなどもありますね。足元を冷やさないことは大切です。

 

また、こむら返りの時間は10分くらいです。

その間は無理なマッサージはせずに、楽な体勢をとってください。

あまり頻繁に起こる場合はお薬もありますので、かかりつけのお医者さんに相談してみてください。

わたしも先日は突然のことに驚いて、手元にあった芍薬甘草湯を飲みました。ちょっと時間が長かったのと、一度治まったのに、足を動かしたらもう一度攣ってしまって・・・お薬に頼りました。

ほんの数分で治まりましたよ。

 

とにかく寒くて冷える季節になりましたね。暖かくしてお過ごしください。

今日は一日診療です。よろしくお願いします。




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