最近、子供さんのワクチン接種に関して、
コロナの影響で接種を控えていたら
公費で受けることができるギリギリになってしまった
とか
たくさん未接種のワクチンがあってスケジュールどうしたら良いか分からなくなってしまった
といった相談があります。
一度ワクチンのスケジュールがずれてしまうと
コロナでずらした場合もありますが、風邪を引いて体調を見ているうちにズレてずれて分からなくなった などといったこともあるかもしれません。
2016年4月にはB型肝炎のワクチンが定期化されました。
2020年10月からはロタワクチンも定期化されることになっています。
(こちらに関しては2020年8月生まれさんから公費の対象です)
生まれた年により、定期接種化されているワクチンが少しずつ違っているため、私たち医療者側も確認確認で接種できるものはないか、次は何を受ければ良いかとご相談受付ています。
当院では希望に合わせて、ワクチンの複数同時接種をお勧めしています。
あまりに数が多い場合は2回に分けたり調節しますが、基本的には接種時期を失しないためにも打てるときに打てるものを打って行くスケジューリングが堅いのではないかと思います。
2020年10月からですが、ロタワクチンの定期化に伴って、接種間隔に関して大幅に考え方の変更がなされます。
従来は生ワクチンの後は4週間以上間隔をあけて接種。不活化ワクチンの場合は1週間以上間隔をあけるということになっていました。
変更後は注射の生ワクチンから次の注射の生ワクチンは4週間以上間隔を開ける必要がありますが、不活化ワクチン、ロタウイルスワクチン(経口生ワクチン)は間を開けなくてもいいことになりました。極端なことを言えば翌日接種可能です。
同一ワクチンの接種間隔は従来の決まり通りです。
定期接種のワクチンが増えてきている現状では、同時接種が必要でしたし、風邪などで
打てない時期が続いたりするとよりスケジュールを立てるのが難しかったですが、今回の改定でスケジュールが少し楽に組めるかもしれません。
何れにせよ、今の気温が高くて風邪の流行らない時期に、遅れてしまったワクチン接種は取り戻しておいたほうが、良いと思います。
先ほど述べたロタワクチンですが、定期接種の対象は2020年8月生まれさんからですので、予定されている方は10月を待たずに接種されてください。
加東市 青山医院
0795-46-0321
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