こんばんは
残暑がとても厳しいですね。暑すぎてお外に出ないせいか、例年ほど点滴が必要な患者さんが少ないような気がします。
冷房かけて、扇風機して、水分とってーと 外来ごとに声かけしているのが少しでも効いているのかもしれません。
(月下美人の花)
先日、レーザーフェイシャルの再開延期をお知らせしました。その影響か関係ないか分かりませんが、肝斑やシミの治療希望で来院される方が増えています。
現在、レーザー施術はお断りしていますが、内服処方およびクリームのご紹介はできます。
ハイドロキノンは化粧品にも使用されているお肌の漂白剤です。もともと肌の細胞には色素細胞という細胞が存在します。この細胞に紫外線が当たると紫外線から肌を守るという目的でシミの元となるメラニンを作り出すという特徴があります。ハイドロキノンは紫外線が色素細胞にあたった際にメラニンを作るために出てくる酵素を抑制する働きがあり、この酵素を抑制するとメラニンを作り出すことができなくなります。肌はターンオーバーを繰り返しており、新しい皮膚ができる際にシミを作り出さないようにハイドロキノンで抑制していれば、徐々にシミのない(薄い)綺麗なお肌に入れ替わっていきます。
ハイドロキノンは1日1回 夜の洗顔後に塗布します。シミの部分にチョンチョンのせましょう。
強い紫外線を浴びると、シミが濃くなる場合があります。 短時間でも日中外出の際は、SPF20以上のサンスクリーンを使用してください。
少し刺激が強いので、かぶれや赤みが気になる人もいると思います。お肌に合わない場合は遠慮なく相談してください。
ターンオーバーのサイクルなどもあるので数ヶ月は継続することをお勧めします。
内服との併用あるいはレーザーとの併用(現在当院では中止中ですが)も効果的ですので、ぜひ試してみてください。
その他、ハイドロキノン配合の石鹸(サンソリッド スキンピールバー)も取り扱っています。さっぱりした使い心地で日常使いができます。ピーリング効果もあり長期的にも効果があるかなとも思います。