先日、国会議事堂前デモに参加した。
関西では、月に1回くらいのペースでデモに行っているのだが、こちらは3か月ぶりくらい。
やはりピークのころと比べると、人数は減ってきたようだが――テレビなどであまり報道されないこと、理由の一つだろう――、それでもそうとう多くの人が集まっている。
逆に警察のガードはさらに厳しくなっている感じである。
3か月前と比べて、夕闇の訪れが早くなっていることも感慨深い。
シュプレヒコールの合間に、スピーチが入るのだが、今回は、復興予算が「もんじゅ」に使われていたことを批判するものが多かった。
まったくその通りで、このブログでも書いたが、石巻などの被災地では、まだまだ津波の爪痕が残っているところが多いのである。それなのに、よりによって原子炉の開発に42億円を使うという神経が信じられない。
「もんじゅ」といえば、昨年の6月に、炉内に誤って落ちた3トンもの装置を引き抜くという事件があったばかりである。引き抜き作業が失敗すると、大惨事になると言われていた。しかし、マスコミではほとんど報道されず、関西でも知らない人は多かった。
引き抜き作業が行われた夜の不安感は、忘れられない。気になっているのに、ネットでもまったく情報は流れてこないのである。
幸い、引き抜きは成功したらしいが、絶対廃炉にするべきである。
おそらくこれが、天からの最後の警告であるように思うのである。
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