ご飯が炊きあがる間に、材料の下拵えをしましたから、
今夜は手早く完成しました。
カリフォルニアロールはロサンゼルスの寿司バーで、
生の肴どころか、海苔巻の海苔も苦手なアメリカ人のために
真下一郎という寿司職人が、カリフォルニア特産のアボガドと、
海苔巻きの海苔をご飯の内側に巻いて、
アメリカ人を遂に寿司好きにしたというのが始まりです。
ロサンゼルスはカリフォルニア州最大の都市です。
ボクは、自由が丘の魚菜学園でアメリカ帰りの元寿司職人の
先生に、典型的なカリフォルニアロールを習いました。
「アメリカ人は、海苔が歯にくっついちゃうといっていやがるんだ」
「確かに」
「だから、海苔はインサイドにしたのさ」
「インサイド?」
「内側だよ」
【材料4人分】
キュウリ1本。アボガド1/2個。
蟹蒲鉾12本(3パック中に4本入)。トビコに替えてもいい?
米3カップ(600cc)。米の1割り増しの水加減で炊く。
合わせ酢(酢160g・砂糖大2・塩小21/2・味の素少々。
(炊きあがった飯を熱いうちに飯台にあけて合わせ酢と合わせ、
しゃもじで縦に切り、斜め平らにして切る。人肌に冷ましておく。)
全海苔4枚。いり白ごま大8。
【作り方】
最初に
巻き簀(す)を拡げてラップで裏表をきちんとくるんでおく。
巻いたラップの10ヶ所ぐらいに包丁先で裏表空気穴を開けておく。
これを忘れると途中でラップがはがれる。
器に手水(酢10%入り)を用意する。
キュウリは種を除き5~6cmの細い千切りに、
アボガドは縦に深く切り込みを入れ、半分に切り、種を取り、
皮をむき、棒状に切る。
(アボガドの種は捨てないで皮をむいた実と一緒にしておくと色が変わらない)
蟹蒲鉾(12本)はほぐしておく。
ラップで巻いた巻き簀に、海苔(裏を表)をのせ、両手で細長く丸めたすし飯2本を 海苔全体(隙間無し)に広げる。
炒り白ごま(大2杯)を、広げたシャリ全体にふりかける。
海苔の向こう両端を両手で持って、巻き簀の上でひょいとひっくり返す。海苔を表にする。インサイドアウトだ。
海苔の中央に、千切りキュウリ・蟹蒲鉾・アボガドを載せる。
シャリの両端を合わせ、巻き簀を左手で軽く押さえて持ち、
右手で巻き簀の向こう(上部)を引っ張って、ロール寿司を締める。
簀を上から引っ張るって巻くのアメリカ巻きだ。
(ロサンゼルスでは1人前5$。トビコが入ると高くなる。)
大皿に盛り、レタスにのせたマヨネーズを添える。
笹の葉を飾り切りにして飾るのもいい。
以上で完成。
昨夜より、誰かさんはご機嫌だった。
昨日、南大沢で買ったサンテロ社のスパークリングワイン
”天使のアスティ”を二人で開けた。今夜もほろ酔い?
メリー・クリスマス。よいお年を!