青草俳句会

草深昌子主宰の指導する句会でアミュー厚木での句会を主な活動としています。

2019「俳壇」11月号

2019年11月24日 | お知らせ
「青草」主宰の句が、
2019「俳壇」11月号に掲載されました。

俳壇ワイド作品集 今月の主宰
臭木の実  草深昌子 [青草]

 刻々の季節のありように驚かされます。
 変化してやまない宇宙の不思議をダイナミックに詠い上
げてゆきたいものです。
 俳句は季題で決まります、季題には私の愛情がこもります
ゆえに「俳句は愛情」ということになりますでしょうか。

 臭木の実摘むべく竹を編んでをり
 扇風機回つていゐたる三和土かな
 二の腕のゆたにたゆたに踊るなり
 道連れの法師蝉とはなりにけり
 寝姿の釈迦ある寺や新豆腐
 幹太くなまめく鮎の下るころ
 一家みな一つ間にゐる良夜かな

(「俳壇」2019年11月号所収)