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リベラルくずれの繰り言

時事問題について日ごろ感じているモヤモヤを投稿していこうと思います.

携帯電話はなぜ嫌われる?

2017-07-05 | 一般
電車の中で携帯電話の通話が制限されていることが理解できない.私自身は携帯はほとんど使わないので実害はないのだが.
ペースメーカーへの影響等の話ではない.鉄道会社にもよるが優先席付近以外では電波を出すこと自体が禁じられているのではない.あくまで「通話はご遠慮ください」ということになっている.心理学的に相手の姿が見えないと声が大きくなるという現象もあるらしいが,静かに話すこともはばかられる.

ちょっといいレストランなどであればわかる.レストランの席で携帯で通話をするのは,たとえ大声でなくてもマナー違反だと思う.そのようなレストランは食事だけでなく,雰囲気も楽しむもの.他の客もその雰囲気を尊重することが求められる.携帯で話すというのは,自分がその「場」に属さないことを示していることになる.物理的にはそのレストランという「場」にいても,気持ちはレストランとは関係のないところにあり,一緒にその時間を過ごしているのは,レストランにいる人々ではなく外の人なのだ.デートの際,相手が始終携帯で誰かと話していたら,通話先が恋敵でなくても面白くないのと同じことだ.

オフィスビルでのエレベーター待ちの時間.今やたいていの人が携帯(スマホ)を操作しているが,それは移動時間も含めて自分の世界に閉じこもっていることを意味し,物理的にその場に居合わせた人が声をかけることを拒んでいる.

では電車の場合はどうか.電車がレストランのような同じ空間を楽しむべき「場」でないことは明らかだ.携帯での通話は会話の一方しか聞こえないから気持ちが悪いという説があるが,だから携帯電話はだめという理由にはならないと思う.
電車ではよほどすいているのでない限り逃げ場がない.だから携帯電話ではなく普通の会話が聞こえてくるだけでも気にさわることがある.さすがに普通の音量での会話に文句を言う人はいないが,携帯電話だと問題になりやすい.結局,乗客同士のトラブルのもとになるから禁止しておこうということになるのだろう.

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