公文書の改竄,事実と異なる国会答弁,その虚偽に不都合な書類の破棄など官僚の不祥事が相次いでいる.いや,おそらく「官僚の不祥事」ではなく,上のほうから何らかの形の指示があったと想像される.だが,安倍首相は財務省の問題,麻生財務相は官僚の問題として,自分たちの関与や責任は認めようとしない.
上からの圧力と良心の板挟みになる官僚に贈りたい言葉がある(朝日新聞2018-5-27の受け売りだが).
「監督,コーチ陣からのプレッシャーがあったにしろ,そのプレーに及ぶ前に,自分で正常な判断をするべき」だった,「少し考えれば自分がやったことは間違っていると前もって判断できたと思うので,自分の意思を強く持つことが今後重要だと思いました.」
アメリカンフットボールの試合で悪質タックルにより相手チームの選手に怪我をさせた日本大学の学生が語った言葉だ.
もちろん,間違っていると判断できたからといって,上からの有言・無言の指示ないしは圧力にあらがって「自分の意思を強く持つ」のは難しい.それはわかるが,官僚が仕えるべきはその時々の政府ではなく,国民だということを思い出してほしい.
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「業務上違法な改竄に関与してしまったらどうすればいい?」
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