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「虹は私たちの間に-性と生の正義に向けて/山口 里子」

2008年07月19日 16時28分49秒 | Weblog
虹は私たちの間に―性と生の正義に向けて
山口 里子
新教出版社

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置き去り社会の孤独
大津 和夫
日本評論社

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民主主義への憎悪
ジャック・ランシエール
インスクリプト

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アマゾンで購入。
キリスト教とジェンダーという問題がエセ「キリスト者」たる自分も含めて「キリスト」業界以外にどのような意味をもつのか判らないけど、自分に取っては興味と関心の欠かせない領域。
あとは、、、、読めるかどうか、、、、。


西成署の弾圧への抗議声明(転載)

2008年07月01日 10時07分02秒 | Weblog
西成警察署に対する釜ヶ崎の労働者たちの抗議行動に対して、報復的な弾圧がかけられています。以下、抗議声明賛同とカンパの要請が来ておりますので転載します。


(転載歓迎です)

大阪の日雇い労働者の街=釜ヶ崎で、6/13から5日連続で、西成警察署に対する抗議行動がおこなわれ、それはマスコミでも「暴動」等と報道されましたように、大きなうねりとなりました。

詳細は下記の「抗議声明」をご覧いただきたいのですが、大阪府警は、抗議行動に参加した労働者18人を逮捕したのみならず、高圧放水車での「制圧」中にケガを負わせたる等のなりふり構わぬ弾圧をやってきました。

そしてまた、今回の抗議行動を呼びかけた釜ヶ崎地域合同労組の稲垣浩さんを「道路交通法違反」(道路で無許可の街宣をおこない、著しく交通のジャマになった、という理屈のようです)で不当逮捕しました。

このような弾圧に対し、釜ヶ崎内外の日雇い労働者・野宿生活者の支援等をおこなっている個人・団体が中心となって「6・13救援会」を結成しました。

そこで、取り急ぎ皆さんへのお願いなのですが、
(1)
今回の「暴動」の実態を多くの人に知ってほしいと思っています。このメールを友人・知人の方に転送してください。
(2)
このメール末尾の「抗議声明」にご賛同下さい(第1次締め切りは7/4〔金〕です→FAX・O6-6647-8278 E-Mail:iryouren @air.ocn.ne.jp)。
(3)
7月5日に抗議集会・デモを行う予定です。大阪周辺の方は、ぜひご参加下さい(「大阪府警・西成署の暴力を許さない!逮捕者を返せ!7.5緊急集会」7月5日〔土〕午後3時~、釜ヶ崎・三角公園にて、お問い合わせ・O6-6647-8278 E-Mail:iryouren @air.ocn.ne.jp 釜ヶ崎医療連絡会議)。
(4)
上述の稲垣浩さん(現在大阪府警本部にて勾留中)の「勾留理由開示公判」が7/2(水)午後1時40分~、大阪地裁1005号法廷でおこなわれます。平日昼で参加しにくいかと思いますが、ご都合のつく方は、ぜひ来てください。

皆さん、どうぞよろしくお願いします。

----ここから抗議声明-----

抗義声明
 2008年6月13日から6月17日まで、釜ヶ崎で日雇労働者は西成署を糾弾する闘いに起ち上がった。結果的に暴動という形態で起ち上がった日雇労働者らによる闘いに対し、大阪府警・西成署は、大量の機動隊と高圧放水車により、徹底的に力で封じ込めようとした。この結果、機動隊の隊列の中に引きずり込まれて、リンチを加えられた労働者や、高圧放水車の放水により、肋骨を骨折したり放水を右目に受け、手術を受けなければならないほどの重症を負った労働者も現れた。
 そして、大阪府警・西成署は18人の労働者を「公務執行妨害」の容疑等で現行犯逮捕し、釜ヶ崎地域合同労働組合(釜合労)の稲垣浩委員長も、6月18日に、「道路交通法違反」の容疑で令状逮挿された。さらに現段階(=2008年6月27日現在)では、すでに4人の労働者が起訴されるに至っている。私たちは、大阪府警・西成署によるこの弾圧を許さない。そして同時に暴動という形態で起ち上がった日雇労働者らを支持する。
 今回の日雇労働者らによる西成署を糾弾する開いは、労働者Aさんの訴えが発端となった。2008年6月12日の夕方、Aさんが飲食店での出来事から西成署に連れて行かれ、そこで警察官によって暴行を受けたというのだ。
 翌日の2008年6月13日、Aさんから相談を受けた釜合労は西成署前での抗議行動を行った。釜合労が抗義行動を行うと、続々と日雇労働者らが西成署前に集まり、抗議行動に合流。そして労働者は、暴動という形態で西成署を糾弾する闘いに起ち上がったのだ。この労働者の闘いに対し、西成署は「(Aさんへの)暴行の事実はない」というコメントを発表したのみで、後は、大量の機動隊と高圧放水車までをも動員し労働者の闘いを圧殺しようとしたのだ。
 多くのマスコミもまた、警察の発表を鵜呑みにして、あたかも釜合労が、今回の労働者の闘いを扇動したかのような報道を続けているし、現場に駆けつけた若者らを「騒動に便乗する若者」と報じ、労働者と若者を分断しようとしている。しかしながら、西成署による労働者への暴行は、釜ヶ崎において決して「突出」したことではない。
 2004年12月の西成署内における労働者への暴行事件(この時の抗議行動でも後日稲垣浩さんが逮捕された)、釜ヶ崎内15ヶ所に設置された西成署と直結する監視カメラの存在、西成署内で労働者を指す「450(汚れ)」という隠語、シノギ(蕗上強盗)にあって西成者に駆け込んでも「お前が悪い」と追い返す警察官…。こういった日々警察から受ける侮蔑と蔑視、さらには、ゼネコンを頂点に手配師・人夫出し業者を末端とする重層的下請構造の最下層で、資本の意のままに使い捨てられる労働力として存在させられている現実の中で、西成署前に集まった労働者らはAさんへの暴力事件を「我が事」と受け止め、自らの意思で、資本=支配権力の象徴とでも言うべき西成署を糾弾する闘いに起ち上がったのだ。
 又、「騒動に便乗する若者」とあるが、若者たちが労働者と共に、連日に渡って、西成署糾弾の闘いを続けたのは、若者たちが、今、置かれている状況も、例えば派遣労働に象徴されるように、その本質において釜ヶ崎日雇労働者と同じものである事を、敏感に感じ取ったからではなかろうか。
 私たちは警察による弾圧を許さない。暴動という形態も含めて、西成署を糾弾する闘いに起ち上がったすべての人々を支持する。大阪府警・西成署は暴行を加えたすべての労働者に謝罪し、1人1人にきちんと補償を行え!警察・検察・裁判所は、逮捕し起訴した仲間をすぐに釈放せよ!
《皆さんへのお願い》
(1)この抗義声明への賛同を募ります。賛同していただける方は個人、団体名、公表の不可を、2008年7月4日(金)まで【第1次集約期限】、下記のFAXか、Eメールにお知らせ下さい。
個人名で肩書きを公表いただける場合は肩書きもお願いいたします。
(2)弁護士費用など、何かと必要になります。たいへん恐縮ですが、みなさまのご支援におすがりするほかない状況です。
カンパへのご協力をどうかよろしくお願いします。
2008年6月30日(月)
6・13救援会
【連絡先】大阪市西成区太子2-1-2 釜ヶ崎医療連絡会議気付
    TEL/FAX O6-6647-8278
     E-Mail:iryouren @air.ocn.ne.jp
【カンバ振込先】
郵便振替口座 00990-8-302431(加入者名:釜ヶ崎炊き出しの会)
※)通信欄に「6・13救援カンパ」と明記して下さい。

-----転載、ここまで-----

G8サミット弾圧への抗議声明を転載します

2008年06月16日 18時55分55秒 | Weblog
6月12日、大阪・キタをベースに野宿者支援に携わる支援団体・「釜ヶ崎パトロールの会」のメンバーが大阪G8財務相会談を目前にして逮捕されるという事態が生じた。
容疑は生活保護費を不正受給したというものである。

この点で、転載にあたり個人的にコメントしておきたいのは、まずは事実関係からして不明の段階で軽々にいうことはできないのだが、あくまでも一般論としていえば、こうした弾圧は十分に予想できたものである。

とりわけ2006年3月30日「生活保護行政を適正に運営するための手引」が出され、「地方公共団体がいわゆる不正受給について法(生活保護法)78条の発動を怠っている場合は、保護費の国庫負担に当たって当該地方公共団体に対し負担金返還措置がとられる場合がある」等の恫喝まがいの文言をところどころにちりばめながら、「告訴状」の書式まで示して、積極的に刑事手続をとるように政府・厚労省は促している。
そしてそれ以降、それこそ、従来であればこんな事案で逮捕されるのか、という「微罪逮捕」というべき事案も目立っていたところである(たとえば最近では2008年5月に徳島で夫婦が逮捕された事案等)。

滝川市のような巨額な事案においては、厚労省が知らなかったということ事態不自然であり、これを口実にした通院移送費の打ち切りという通知は広範な市民の怒りを浴びているわけであるが、これにとどまらず厚労省は本年度の生活保護制度については「漏給防止・濫給防止」をおおきなスローガンに掲げ、それに少しでも説得力を持たせ、生活保護へのアクセスが相変わらず不全な状態にあることに対する批判を少しでもかわすために、ことさらに「不正受給」が巨大な社会問題であるというキャンペーンを張ろうとしているのである。

このようななかで、たとえば相談者のなかに協力者を紛れ込ませ、うっかり相談員が「うーん、それくらいなら黙っててもわかんないんじゃないの?」とか言おうものなら詐欺の共犯として弾圧されかねないところにきている、ということは繰り返し支援団体のなかで注意喚起されていたところである。
その意味では今回の事案がある程度の基礎事実にもとづいておこなわれたものであるとするならば、その「脇の甘さ」は指摘せざるをえない。
今後、この件に対してどのように対処していくのかというのは、支援者としてのわれわれ、というか自分も含めてなのだけど、考えていくべき課題、ということになる。

これは、当然「不正受給」が事実であるとすれば、ということを前提としているのであり、それ自体デッチ上げである可能性は現時点で排除されていないことはあらためてここで言及しておく。

そして、やはり、およそ逮捕するに値するような事案ではないにもかかわらず、「不正受給」を口実に逮捕されるというのは、絶対に容認できない事態であり、しかも、今回の弾圧の大きな狙いがG8サミットを目前に控えたなかでの明らかな政治弾圧であり、到底許されるものではない。

救援のためにはたらく仲間の支援の為に自分も全力を挙げて取り組んでいくことを表明しておく。みなさまもご支援よろしくお願いいたします。

(追記)
多分カンパ先はここでいいんじゃないかな?

郵便口座:00930-6-139747
(大阪キタ越冬実名義)



(以下、転送歓迎)

 みなさま

 6月12日(木)、釜ヶ崎パトロールの会のメンバー自宅にガサが入り、メンバーはそのまま逮捕されました。容疑は、新聞報道にあります通り、生活保護の不正受給です。本人は名前・住所含め一切を黙秘しておりますので、留置番号により「曽根崎3号」として報告します。
 すでに10日間の勾留がついていますが、接見禁止措置はついていないので、面会はできます。しかしながら、公安デカの意地悪のせいで面会回数などが制限される場合もあります。あまりにも「曽根崎3号」への面会希望が殺到してしまえば、ハッピーどころか救援にあたっている者が大切な要件を伝えられない場合があるので、希望の方は下記までご連絡をよろしくお願い致します。
 6月12日、13日には、サミット財務相会合が開かれている大阪で抗議集会・デモをやりぬきました。デモ後には、曾根崎警察署へ行き、「曽根崎3号ガンバレ!」「金持ちのためのサミット反対!」と声を届けました。
 6月5日(木)にも野宿者運動活動家が逮捕され(6月13日に釈放)ましたし、6月10日(火)には洛南ユニオンの組合員が不当逮捕されています。デタラメな逮捕、刑事によるストーカー行為・盗聴、来日者の恣意的な入国妨害…、数多くの人権侵害を引き連れながら、批判や抗議を抑圧して強行されるG8サミットに抗議します。
 「曽根崎3号」への激励のメッセージをよろしくお願いします。

釜ヶ崎パトロールの会
kamapat @ infoseek.jp
http://kamapat.seesaa.net/
090-8380-0269

*********

釜パトアピール

G8の支配に――「NO!」

ああ、もういいかげんにしてくれ!

また見たくもない顔を見ちまったよ。大阪府警公安三課の連中。つい一週間前にも、野宿者解放を闘うアクティビストがやられて、ガサ入れやられたとこだよ。
もっていかれたのは「曽根崎3号」。野宿者運動に取り組む釜ヶ崎パトロールの会のメンバーだ。「仲間と自身の権利と尊厳を守るため」、彼は完全黙秘を貫いている。

何も言うことはない。ほんとに何にもないんだ。そもそもG8サミットなんて、相手にしたくも世話になりたくもねえんだ。いちいち弾圧を受けて、いちいち声明書くヒマはねえんだ。は野宿の仲間や、日雇い労働者や、失業者や、生活保護利用者や、高齢者や、ガンの患者や、アル中やワーキングプア・・・。おれたちの周りの仲間は毎日生き抜くためにいそがしいんだ。やつらに、金持ち連中と、その犬どもに言ってやりたいことはただひとつだけ。――「NO!」

それなのに、世界のホンのひとにぎりのやつらが、世界中をコントロールするための密談を、おれたちがタバコや安酒をせっせと飲んで払った税金で、ワインをかたむけながらヤッてやがる。全てはやつらの金儲けのために。おれたちのことなんてハナから見向きもしてねえんだ。やつらの支配に――「NO!」

「曽根崎3号」がしでかしちまったのは、「生活保護の不正受給」。二年前に数ヶ月の間、派遣や日雇いで働いて得た収入を福祉事務所に申告しなかったってことだ。これをとがめるとしたら、福祉事務所の仕事だろう?大阪府警の、しかも公安三課の出る幕じゃない。それに、「今」やることじゃない!G8のためにやることじゃない!

G8とケーサツはセットでやってくる。つきまとい、盗聴し、デタラメな逮捕を繰り返す。「NO!」を叫ぶ口は実力でふさぎにかかる。街には機動隊といかついバスがうろつきまわって、まるで「有事」のための訓練をライブでやってるみたいだ。昨日の集会とデモにだって、おれたちのデモ隊列にも、倍以上の機動隊や公安デカがくっついて歩いて鬱陶しくてしょうがない。いつでもケーサツによる弾圧とG8はセットでやってくるんだ。

もういいかげんに、G8サミットなんて、新自由主義に未来をゆだねるなんて、終わりにしちまえ!世界中の「持たざる者」、野宿の仲間や、失業者、貧困者たちが同じ「NO!」を抱えてる。札幌で、洞爺湖で、仲間たちはきっとおれたちの未来を切り開く自由と自律の空間を作り出すだろう。おれたちの希望はそこにある。そして同じような空間をこの大阪でも作り出し、世界のあちこちで作る仲間とつなぎあわせることで、G8なんかいらない世界を描き出す。
ただ、ここで生き抜くために。世界中の仲間と、「曽根崎3号」とともに!


釜ヶ崎パトロールの会
kamapat @ infoseek.jp
http://kamapat.seesaa.net/
090-8380-0269
〒530-0025 大阪市北区扇町1-1
扇町公園内キタ越冬実現地本部

(以上)

「貧乏人の逆襲!-タダで生きる方法/松本哉」

2008年06月16日 16時28分46秒 | Weblog
貧乏人の逆襲!―タダで生きる方法
松本 哉
筑摩書房

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徹底批判 G8サミット

作品社

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G8 サミット体制とはなにか
栗原 康
以文社

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「貧乏人の逆襲!-タダで生きる方法/松本哉」
「徹底批判G8サミット‐その歴史と現在/ATTACフランス・編」
「G8サミット体制とはなにか/栗原康」

これもアマゾンから。 届くのが遅すぎた泥縄購入のG8サミット批判本(注文はもっと前に出してたのに、、)と、松本氏の待望の著作。

マイナスシーリング撤回を求める賛同要請

2008年06月05日 12時10分39秒 | Weblog
知人よりメールが回ってきた。
基本的に団体賛同を求めているが、個人でも可とのこと。


(転送・転載歓迎)

*****
以下の要望書に賛同します。
返信先:Hanhinkon.net@gmail.com

団体(個人)名(代表者氏名):
★団体での賛同を推奨しますが、個人でも可。
★団体の規模、法人格の有無は問いません。
連絡先住所:
電話番号:

なお、賛同第一次〆きりは6月18日24時とします。

*****
要望書
内閣総理大臣 福田康夫様

私たちは、政府が「骨太の方針2008」において、社会保障費2200億円の削減方針を撤回することを求めます。総額2200億円の削減ありきの中、弱い立場におかれている人に痛みが集中しています。持続可能な制度も大切ですが、なによりも私たちの生活が持続可能かどうかの検証が必要です。これ以上「命を値切る」政治を行わず、人々の生活に寄り添った政治を行うよう、強く要望致します。

(呼びかけ団体)
■ 反貧困ネットワーク(代表:宇都宮健児)
162-0814東京都新宿区新小川町7-7アゼリアビル202
TEL:03-6431-0390

貴重な資料がものの値打ちのわからない橋下のせいで廃棄の危機に!

2008年06月04日 11時36分03秒 | Weblog
某所より無断転載。
早速署名する。

(以下無断転載)

大阪の労働図書館を守ろう! 2008年06月03日23:34 大阪の社会運動や労働運動の貴重な一次資料を集めた図書館が、橋下行革で廃止の危機にあります。

http://rodoshomei.web.fc2.com/

ここにある資料は、一例を挙げれば、「100日ストを闘った直後の近江絹糸彦根工場の職場新聞」「松下電器の1955年以降の職能別賃金表」「大阪交通労組が三池炭坑の争議の応援にかけつけた時に、キセルに模して持ち込んだ棍棒」「阪神教育闘争時の警察局長糾弾市民集会のポスター」「大正期の藤永田造船(のちの三井商船)の職工さんたちの会社への手書きの要求書」などです。
いずれも貴重な資料で、失われたら二度と戻りません。
大阪府はこれらの資料を「基本的に廃棄」の方向です。

ほかにも、労働統計や戦前の特高月報、発禁雑誌の数々、総評の地方評議会のガリ版刷りのビラなどなど、枚挙にいとまがありません。

どうぞ、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

(以上)

法政大学にお手紙出しました

2008年06月03日 14時08分58秒 | Weblog
ということで、法政に下記のとおりお手紙だしておいた。

(以下、一部改変)

法政大学総長 増田 壽男 殿
抗 議 要 請 書
2008年6月3日

冠省
2008年5月28日貴大学構内において5名、つづく29日には33名もの人が逮捕されたという報に接し、驚愕の念を禁じえないとともに、これは単に貴大学の問題に留まらず、貴大学が易々と警察権力を学内に引き入れることを繰り返すことにより、わが国における「学問の自由」と大学の自治の原則そのものが総体として揺るぎかねないという危惧をもつものです。
したがって、法律実務にたずさわる者のひとりとして、またとりわけわが国において現在進行する格差と貧困の拡大の問題に貴大学教員・学生の皆さんとともに(たとえば「反貧困ネットワーク」や「生活保護問題対策全国会議」等の活動を通じて)取り組む仲間のひとりとして、貴大学に対し、今般安易に警察権力を構内に引き入れ合計38名の逮捕という事態を引きおこしたことについて強く抗議を申し入れるとともに、貴大学が建学の精神に立ち戻り、「民主主義の精神」と「自由と進歩、自立的・批判的精神を持つ人材の育成」のための社会的使命を果たされるよう要請するものです。

貴大学はホームページにおいて今回の事態について「『全学連』と思われる学外者が、大学側の再三にわたる警告にもかかわらず、強引にキャンパスに立ち入り、その後校舎内に乱入し」たことにより起こったものであると説明しています。
しかし、たとえ「『全学連』と思われる学外者」であったとしても、その人間がキャンパスに立ち入ることに何の問題があるのでしょうか?そもそも「学外者」がキャンパスに立ち入ることそのものが問題であるというのであれば、これは由々しき認識であると思料いたします。
また「学外者」一般ではなく「全学連」であることが問題であるとするならばその理由は一体なんなのでしょうか?
もとより、学問の自由とその制度的保障のひとつである大学の自治の原則を貫徹するためには、警察権力の介入には極めて慎重な判断を要するのであり、それ自体大学の自治・学問の自由、あるいは個々の学生・教職員、学内にいる人の身体・生命・財産等に対して看過できない危難が生ずる重大かつ明白な危険が存するといった事由がない限り許容されるべきではないと考えます。かつて貴キャンパスにおいて血で血を洗う抗争を日々繰り広げていた頃ならともかく、今の「全学連」の諸君の存在には、そのような危難をもたらす蓋然性が果たしてあるでしょうか?
むしろ、安易に警察権力をキャンパスに導入し、あるいはキャンパスが日常的にその監視下に入り、場合によっては日常的に警察官がキャンパスを徘徊する、といった事態になることの方をこそおそれます。
また、これは昨年8月「生活保護問題対策全国会議」の集会のために貴大学を訪問させていただいた(その節は会場をご提供くださりありがとうございました。そのうえで、このような苦言を呈するのは誠に心苦しいのですが)際にも感じたことですが、大学施設の管理があまりにも厳格すぎるのではないでしょうか?このような息苦しさのなかで、大学そのものが窒息させられていくような感覚をおぼえました。
たとえば、私の地元・A大学においては、キャンパス内に木造のサークルボックスが存在し、特に学外者であるかどうかのチェックをすることもなく24時間出入りすることができます。このような空間で、学生は研究やサークル活動、場合によっては市民各層との交流の日々を過ごし、また、このような空間が深夜の時間帯におけるいわゆるホームレス状態におかれている人々への訪問・支援活動の拠点として機能する等の役割も果たしています。
貴大学は学生諸君に対して「個人の尊厳を重んじ、知徳を錬磨して人格の完成」を求めるとともに、「自主的精神を養うと共に、自他の敬愛と協力によって」貴大学の「学風を振作」すること、「真理と自由を愛すると共に、責任を重んじ謙虚な態度を以て行動すること」を求めていますが、こうした精神・態度は果たして真空のなかから生じうるものでしょうか? むしろ、幅広い市民各層との自由な交流のなかで自他ともに学びあい、語り合い、行動しあうなかから、そのような精神が育まれていくものではないかと考えます。
また、その意味では、政治的信条の違いや過去のいきさつを乗り越えて、今回の事態に対して原則的に抗議の声を上げている学生諸君・心を痛めてそれに協力している貴大学OBの人たちのなかにこそ「良識ある公民としての政治的教養」を感じ取ることができるといえるのではないでしょうか?実に彼ら/彼女たちの取り組みは「平和的国家及び社会」を「形成」するものとして称揚されるべきものでありこそすれ、それが足蹴にされ政治権力の弾圧の対象になるなどということはあってはなりません。むしろ大学を挙げて彼ら/彼女たちを守り、もし不当にも警察権力が彼ら/彼女たちに対して弾圧をこころみるのであれば、それに対して抗議しともにたたかうのが大学人の使命ではないかと考えます。
貴兄におかれましては、安易に警察権力を導入して38名逮捕という事態を引きおこしたことを是非ご反省いただくとともに、今回の事態に抗議の声を上げている学生諸君の声に是非謙虚に耳を傾けていただき、あるべき貴大学の姿の回復・再生にご尽力くださいますようお願い申し上げます。 草々

「部落解放同盟全国連合会 第一七回全国大会・議案書」

2008年05月26日 12時02分32秒 | Weblog









「解放同盟全国連合会 第一七回全国大会・議案書‐差別徹底糾弾!生活防衛!改憲阻止! 三百万民は団結せよ!」
「P・G 103」
「おさきまっくろ n-ro.4」
「マルキシズム&ラディカリズム レビュー 29-30合併号」

模索舎通販で購入。
趣味的には押さえておかないとね、って感じで。



南アフリカ・トレバー・ングワネさんの入国を求める

2008年05月26日 11時43分07秒 | Weblog
知人からこのことを知り、メール転載いたします。
しめ切り間近のようですので、、。

=======転送歓迎=====================

緊急のお願い! 

 横浜でG8とTICADを考える会です。
 
 下記の抗議声明にご賛同ください。

 私たちは、7月に洞爺湖で開かれるG8サミットと、5月28日から横浜で開かれるアフリカ開発会議の問題を考えるために集まった市民のグループです。
 アフリカの民衆がG8やTICADについてどう考えているか、アフリカで活動されているトレバー・ングワネさんからお話を伺う企画をしたところ、政府は 不当にもビザの発給を遅らせて、私たちの交流を断ち切り、集会の自由を侵害しました。

 緊急に抗議声明を発して、大勢のご賛同を頂きたいと願っています。
どうぞよろしくお願い致します。
 TICAD開催の5月28日に首相・外相に賛同名簿を添えて提出、記者発表します。


 集約期日:5月27日午前10時まで  集約先:アドレス orony@msj.biglobe.ne.jp
 
 ****************

【声明】トレバー・ングワネさんの入国を速やかに認めなさい☆
政府は私たちの集会、言論・表現の自由を侵害してはいけません☆

 5月28日から横浜でアフリカ開発会議(TICAD IV)が開催されます。この会議にさきだって私たちは、TICADが貧困や環境問題を日本の国益のために利用したり、紛争解決を口実に自衛隊のアフリカへの派兵を画策するなど、経済と軍事が一体となって貧しい国を食い物にするような「援助」に加担することに反対するために、本日のデモと集会を開催しました。

 そして本日の集会に私たちは、南アフリカの活動家、トレバー・ングワネさんを講演者として招待し、アフリカ開発会議の問題点を当事者の視点から語って いただくことを企画しました。ングワネさんは、反アパルトヘイトの活動家の経歴をもち、現在、ヨハネスブルグ郊外のソウェト電力危機委員会の議長とし て、新自由主義的な開発政策が貧困層にもたらす破壊的な影響に対して現場で闘っている活動家であり、私たちの集会にとって不可欠なゲストです。

 しかしながら、大変残念なことにングワネさんは私たちの集会に参加することができませんでした。日本政府は、ビザの発給を遅延させて、「元気なアフリ カ」からの私たちの大切な友人の来訪に対して冷たく国境を閉ざし、私たちの交流の機会を奪い、TICADに対する異論や批判を封じ込めたのです。

 日本政府はビザ発給遅延の理由として、ングワネさんに逮捕歴があるが無罪証明が南アフリカ政府から得られていないことを示唆しています。彼が無罪と なっていることは、現地の報道でも明らかですし、逮捕は政治活動に関わってのことです。これまでも、長年にわたって海外から逮捕歴などがある活動家が自由に来日し、集会などに参加してきた前例があり、ビザ発給に特段の問題はなかったはずなのです。

 しかし、こうした前例があるにもかかわらず、G8洞爺湖サミットを目前にひかえて、今年に入ってから活動家や知識人の入国が拒否されるケースが目立っ て増えていることも事実です。今回のように、法的な根拠もあいまいな理由でビザ発給を遅延させるなど恣意的な入国規制が強化されつつあることに強い危惧 をいだかざるをえません。

 今回の日本政府のビザ発給遅延措置によって、私たちとングワネさんとの出会いは妨げられ、私たちの集会とデモにとって重要な課題の実現が妨げられたこ とを強調したいと思います。日本国憲法は、集会・結社の自由、言論・表現の自由をわたしたちの権利として定めており、政府はこうした私たちの権利を侵害 できないはずです。にもかかわらず、今回の日本政府の対応は、私たちの集会とデモに不可欠な友人の参加を妨げ、憲法に明示されている私たちの集会や言論・表現の自由を侵害したのです。こうした政府による私たちの権利侵害に断固として抗議します。

 私たち、集会の主催者と参加者は、日本政府に対して、ングワネさんへのビザ発給を速やかに行うことを要求するとともに、ふたたび同様の入国規制を行わないよう強く要求するものです。

2008年5月25日      

      「STOP G8! アフリカ開発会議って何だ?!、
      アフリカの貧困・環境破壊・戦争を考える5.25デモと集会」参加者一同
主催 横浜でG8とTICADを考える会 (問い合わせ先:090-3909-9657)

────────────────────────────────────
【声明】トレバー・ングワネさんの入国を速やかに認めなさい☆に賛同します

お名前(個人or団体)
 (個人はできれば肩書きも)

 お名前の公表     可     否

連絡先 Email

=======ここまで転載===================