huluの無料会員を続けてるうちに退会のタイミングを失ってしまった。
980円とはいえ、もったいないからなんか観ようということで。
コンテンツもまだまだ少ない中で今回のチョイスはこれです。
卒業の朝
これは、キツイ作品。
悪い意味じゃなくてね、いろいろ考えさせられる。
全寮制の名門男子校の歴史教師ハンダートにケビン・クライン。
途中で転入してくる問題児ベルにエミール・ハーシュという配役。
この人、「イントゥ・ザ・ワイルド」の主演で印象深いですね。
このベルって転入生がもうどうしようもない奴で性根が腐りきってる。
親が上院議員で学校の金ヅルでもあるのでカンニングしようが校長まで
黙認する始末。
安い学園モノだと、この問題児が教師の力で更生していくって所だけど
この作品はそうはならない。
ハンダートは、ベルに向学心を持たせたいが故にやってはならないエコひいき
をしてしまい結果的に裏切られて挫折感を味わうことになってしまいます。
ベルは権力者の息子として、誠実であることが人生で成功する要素ではないことがわかっている。
腐った人格が完成してるからもう手遅れなのが辛いところ。
ハンダートは、長い間教鞭振るって来ても、学校を存続させていくための
政治力に欠けるので、校長の座も後輩に出し抜かれちゃうし。
自分はこういう人好きだけど、切なくなってしまう。
一生懸命生きてるのに報われないタイプ。
しかし、このハンダートのセリフでグッと来るものが2つ。
授業妨害ともとれる行動をとるベルに、アリストファネスの言葉を引用して
☆「未熟な者は成長し、無知な者は学び、酔いは醒める、しかし愚か者は永遠に愚かである」
卒業して25年後、事業家として成功しているベルが、イベントを企画し
恩師(?)のハンダートを招待して2人のラストバトルとなるわけだけど。
ここのやりとりは面白かった、どっちが正しいとかじゃなくてね。
ハンダートが教師としてベルに最後の教えで言ったセリフが、
☆「人間は、人生でいつか必ず鏡に映る自分を直視せねばならない時がくる」
何というか、理不尽な作品だったけど、この2つのセリフが救いだなぁ。
あらためて思うけど、ケビン・クラインは素晴らしい役者だよね。
コメディーからシリアスまで何でも出来るし。
「デイヴ」とか久しぶりに観たくなってきちゃったな。
980円とはいえ、もったいないからなんか観ようということで。
コンテンツもまだまだ少ない中で今回のチョイスはこれです。
卒業の朝
これは、キツイ作品。
悪い意味じゃなくてね、いろいろ考えさせられる。
全寮制の名門男子校の歴史教師ハンダートにケビン・クライン。
途中で転入してくる問題児ベルにエミール・ハーシュという配役。
この人、「イントゥ・ザ・ワイルド」の主演で印象深いですね。
このベルって転入生がもうどうしようもない奴で性根が腐りきってる。
親が上院議員で学校の金ヅルでもあるのでカンニングしようが校長まで
黙認する始末。
安い学園モノだと、この問題児が教師の力で更生していくって所だけど
この作品はそうはならない。
ハンダートは、ベルに向学心を持たせたいが故にやってはならないエコひいき
をしてしまい結果的に裏切られて挫折感を味わうことになってしまいます。
ベルは権力者の息子として、誠実であることが人生で成功する要素ではないことがわかっている。
腐った人格が完成してるからもう手遅れなのが辛いところ。
ハンダートは、長い間教鞭振るって来ても、学校を存続させていくための
政治力に欠けるので、校長の座も後輩に出し抜かれちゃうし。
自分はこういう人好きだけど、切なくなってしまう。
一生懸命生きてるのに報われないタイプ。
しかし、このハンダートのセリフでグッと来るものが2つ。
授業妨害ともとれる行動をとるベルに、アリストファネスの言葉を引用して
☆「未熟な者は成長し、無知な者は学び、酔いは醒める、しかし愚か者は永遠に愚かである」
卒業して25年後、事業家として成功しているベルが、イベントを企画し
恩師(?)のハンダートを招待して2人のラストバトルとなるわけだけど。
ここのやりとりは面白かった、どっちが正しいとかじゃなくてね。
ハンダートが教師としてベルに最後の教えで言ったセリフが、
☆「人間は、人生でいつか必ず鏡に映る自分を直視せねばならない時がくる」
何というか、理不尽な作品だったけど、この2つのセリフが救いだなぁ。
あらためて思うけど、ケビン・クラインは素晴らしい役者だよね。
コメディーからシリアスまで何でも出来るし。
「デイヴ」とか久しぶりに観たくなってきちゃったな。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます