小梅日和

きのう今日あした

ジブリと土曜日

2005-04-02 15:12:59 | きょうのできごと
久々すぎる更新。

きのうからなにもやる気がしない。

きのうは病院に2つ。耳鼻科と内科。花粉症なのかはたまた風邪なのか、よくわからないくしゃみと鼻水に悩まされてツラクて辛くてついに病院へ。先生は
「まだ花粉症ともいえませんし、のどは乾燥程度なので風邪でもないでしょう」
となんともすっきりしないお返事。どっちやねんー。そんな診断のわりには薬をやまほどもらって帰宅。おとなしく寝よう。

それから「魔女の宅急便」を観る。だいすきな魔女宅。今日は「ぶた」=「紅の豚」。
魔女宅とぶたというセレクションはあたしのかなり凹んだ状態です。さらに末期に陥るとこれに「耳をすませば」が加わり「おもひでぽろぽろ」が加わり…といったかんじに。
魔女宅は元気のないときには必ず観る。あのオープニングが大好き
「おかーさーん、あたし決めたの!今夜にするわね!ねえいいでしょうー?あドーラさんこんにちわ。」
「だってあなたこの前は晴れの日に出発したいから一か月のばすって。。。」
「今夜絶好の満月だって!もう決めたの!」
「こら!キキ!」
「出発って魔女の修行のことかい?キキちゃんももうそんな年になったんだねえ」
「ええ。13歳になったら魔女になる子は修行の旅にでるってしきたりなんです。でも今の世に合いませんわ。」
「あなたがこの街に来た日のことを、よーく覚えているわ。小さな女の子がほうきに乗って、目をキラキラさせて、ちょっと生意気そうで。。。」
「でもあの子ったら飛ぶことしか覚えなかったんですよ。この薬も、私の代でおしまいですわ。」
「でも私のリウマチにはあなたの薬が一番良く効くわ。」
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「ジジ!決めたわ!今夜出発よ!」
「今夜!?もっと待った方がいいんじゃないの。。」
「あら、あれだけ急かしたくせに、いざとなったらぐずつくのね!」
「ぼくは旅立ちはもっと慎重に、おごそかに!決めるべきだといってるんだ」
「それで一か月待ってすてきなボーイフレンドが現れたらどうするの!?それこそ出発できやしないわ!」
「やれやれ、決めたらすぐの人だからね。。」
「あら、あたしは贈り物の箱をあけるときみたいにワクワクしてるわ!あ、おとーさーん!
あたし決めたのー!今夜出発するわ!」
「え!今週末キャンプに行くって、ほら道具も借りてきたのに!」
「ごめんなさーい!」
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「うん、よさそうね」
「せめてコスモス色ならいいのにね」
「文句言わないの。昔から魔女の衣装は紺って決まってるのよ」
「黒猫に黒服で真っ黒くろだわ」
「キキ、大切なのは心よ、心!」
「わかってる。心の方はまかせといて!お見せできなくて残念だわ」
「そしてどんなときも笑顔を忘れずにね」

「おとーさん!ラジオちょうだい!ねえ!ラジオはいいんでしょうー?!」
母うなずく。
「やったー!」
「ははは。ついにとられたなあ。どれ私の小さな魔女を見せておくれ。」
キキ一回転。
「かあさんの若い頃によく似てる」
「おとーさん。ねえ!高い高いして!小さい頃みたいに」
「よし、どれ、ほっ」
「あははは。」
「いつのまにこんなに大きくなったんだろう。いい街が見つかるといいね。つらくなったら帰って来ていいんだよ」
「そんなことに、なりませんよーっだ!」
「あはは。」
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「キキちゃんももうそんな年かあ」

「ねえどんな街に住むの?!」
「大きな街!海の見えるとこを探すつもり。」
「いいなあー。」
「私修行に行くのよ!遊びに行くんじゃないんだから」
「でもディスコあるんでしょ!?」
あはははは。

「キキーそろそろ時間よー」
「はーい」
「あら、あなたそのほうきで行くつもり?」
「うん!新しく作ったの。かわいいでしょ!」
「だめよそんな小さなほうきじゃ!おかあさんのほうきを持っていきなさい!よーく使い込んであるから
嵐にも驚かずに飛ぶわ」
「えーせっかく作ったのにー。ねえジジ?」
「ぼくおかあさんのほうきがいいとおもうよ」
「裏切り者!」
「キキちゃん、新しい街に慣れたら自分のほうきを作ればいいじゃない?」
「うん。。。」
「気をつけてね。」
「いってきまーす!」

「ゴーゴーキーキ!ゴーゴーキーキ!」

飛ぶ。木にぶつかる。
「こら!ちゃんと飛びなさい!」

「あいかわらずヘタねえ!」
「大丈夫。ちゃんと行ったみたいだ」
「あの鈴の音もしばらく聞けないなあ」
母ホロリ。

「どこにいくの?」
「南よ!海の見える方!」
「ジジ!ラジオつけて!いま手が塞がってるの!」

ルージュの伝言イントロ流れる。満月とキキをバックに「魔女の宅急便」のタイトル。
ここ!もうねここまでの流れが大好きなんですよ!いいなー。
愛知万博のサツキとメイの家もすんごく行きたい。