小梅日和

きのう今日あした

拝借レシピ

2008-12-14 23:25:50 | 旬のもの
土日で作った食べ物。
鳥手羽中焼き(カレー・ネギ塩)、はりはり鍋、エビと卵のチリソース炒め、ネギ塩やっこ、つまみ揚げのおろしポン酢、野菜あんかけうどん、残り野菜と春雨のオイスターソース炒め、スイートポテト。

しばらく料理していなかったので、考えつくまま一人でもくもくと作った。自分の感覚を取り戻せた気がする。自分で食べたり、人と食べたりしたけど、やっぱり食べてくれる人のために作りたいし、誰かと食べた方がおいしい。そして、材料はありがたく使い切る。
最近、私はあんかけにはまっています。あんかけというか、片栗粉でとろみをつけるのにはまってるのです。今回のメニューでいくと、あんかけうどんとエビチリとオイスターソース炒め。もともと、なにかうまくいったメニューがあると、しばらくそれを作り続ける傾向があるのですが(夏はカレーうどんと和風カレーにはまった)、今回は片栗粉のとろみつけの要領を得てきたからかも。きっかけになったのは、野菜あんかけうどん。学生時代にバイトしていたファミレスのメニューのひとつで、お気に入りだったその味を家で再現してみました。お店で食べた味を再現するっていうのが、ただ料理するよりも、燃えます。そう考えると、転職活動で内定もらってたコンビニ弁当の商品企画の仕事も、もしかしたらすごく向いてたかもなあと思う。今のところが正解には間違いないけど。外でおいしいものを食べると、これ家で作れないかなーと分析する、何が入ってるのか、どうやって作るのか。で、家でやってみる。実験みたいでわくわくする。こうか?いや、こっちかな、もっと酸味が強かったはず…。それで、上手くいった時には「やばい!あたしって天才かも!」とか思っちゃったり。だってチャングムでもいってたもんー、料理人に一番大事なのは味を描く力だって!
そうやって、どんどんレシピを拝借していくわけです。でも、レシピ教えてもらってる訳ではないし、私が勝手に想像したレシピを、万が一まとめて本にしたって誰からも咎められないよね?まあ、おおざっぱな私のことだから調味料も計らないし、到底人に伝えられるものではないから安心だけど。

某ファミレスの野菜あんかけうどん
材料:冷凍うどん、出汁、冷凍シーフード、白菜、にんじん、干ししいたけ、水菜、中華スープの素、しょうが、ねぎ、水溶き片栗粉

1 あんかけをつくる
干ししいたけは戻して薄切り。白菜、にんじんも食べやすく切る。シーフードは解凍しておく。フライパンにしょうがのみじん切り(面倒なのでチューブのすりおろしを使うこと多数。でも、はねるので危険。)と油を入れて弱火で炒める。そこに野菜とシーフードを入れて炒めたら、しいたけの戻し汁と中華スープの素、水、醤油を入れて、塩こしょうで味を整える。水分の量は味を見ながらお好みで。出汁で薄まるので味は少し濃いめ。水溶き片栗粉でとろみをつける。
2 うどんはお湯でゆでて、(私は面倒なので出汁の鍋でそのままゆでます)どんぶりにうどんがかぶるくらいの出汁を注ぐ。
そのうえからあんかけをかけて水菜と斜め薄切りにしたねぎを乗せ、黒こしょうを挽く。

ほらね、このアバウトさ。黒こしょうをきかせるのがポイントです!これからの季節、身体が温まるのであんかけはいいと思います☆

12月7日

2008-12-08 01:14:56 | ものおもい
なんだか思考の忙しい1日。なんとなく、また書きはじめてみる。
12月ももう一週間過ぎました。やばい。年の瀬だ。なんでか焦る。毎年のことだけど。もうそろそろ今年を振り返って、やり残したことをやらなくては。でも、今年は販売の仕事を辞めて、新しい仕事に就いたことが一番大きかったな。その、新しい仕事も入社してはや1ヶ月が過ぎました。でも以外と短いな、もっと経ってるような気がするけど。手探りで少しずつ前に進もう。自分の決めた道だから。今はまだ、その途中。やり方次第で行き先なんかいくらでも変わる。それでいいのだ。

きのう、今日と戦争関連のドラマを観ていて(テレ朝「男装の麗人」、NHK「最後の戦犯」)考えてしまう。どちらも見応えがあったけど、今日のNHKの方が心にずしっときました。長さは「最後の戦犯」の方が短いのにね。「男装の麗人」は、第三者の語りで描かれてるのもあると思うけれど。ARATAの演技に見入ってしまった。上官の命令であれ、人を殺してしまった事実を受け入れて、刑をまっとうしようとした彼の行動は、おそらく人間として至極自然なことだと思います。でも、仲間を犠牲にしてでも生きようとした、陶芸会社のおやじも、否定はできない人間の一面。勝った国が負けた国を裁く裁判や、嘘をついて刑を免れようとする上官、それに怒りを燃やす元部下、辛い仕打ちを受ける戦犯の家族、韓国人でありながら裁判にかけられる人。たくさんの納得いかないこと、おかしいことに対する怒りや空しさ、憤りがこころを占拠しています。そういう経験をした人が当時はたくさんいたのだろう。うちのおじいちゃんも戦争で人を殺したのかな、と見終わって思った。おじいちゃんはこの世にいないから、それを知る手段はもうないし、そうだとしても私はおじいちゃんを責められない。

人には学習能力がある。過去から学ぼう。
人は言葉をもっている。だから、忘れない。語り継ぎ、受け継ごう。