漢方の国

台北へ4日ほど行ってきた。

暖かい日があったり、今冬一番寒い日があったり、で途中　風邪（？）から下痢をした。
３日目の夜、歩き疲れたこともあって、市内で一番確かな足の裏マッサージを受けに行った。案内書には「古来殻からの遺産である健康の足裏反射区医学」とある。

がっちりした体躯の女性施術師が、はじめ温湯に浸した足を揉みほぐしにかかる。
これが随所、非常に痛い！。
ツボは足の裏だけで片足３６か所、側面内側１６か所（片足）、側面外側２０か所（片足）と非常に多い（パンフレット）。

台湾では、意外なほど英語があまり通じない。日本語のほうがまだ認知度は高いかもしれない。
「痛い」と顔をしかめると、困った顔をして、隣で同様に受けているカミサンを目で示す。
カミサンは気分良く眼を閉じておとなしい。

施術師は「肩こってます」、「胃腸が弱っています」、次に「コレステロールが高い」、さらに「膀胱、前立腺がよくない」と指摘する。

当初は、疲れをほぐしてくれる程度　と思っていたが、こう、ズバズバ当てられるとコノヒトハナンダー、と気持ちが改まってくる。
紙に、「我前立腺癌」と書いて渡す。施術師は手を休めずに別の上司のような人を呼び、なにやら２，３やりとリがあった。
状態を「Ｄ、ＧＳ７」と説明すると、上司は片ことの日本語で、「免疫を高めることが必須です」とポイントを言う。

次に食べ物の注意点、魚介類も海鮮はダメで火を通すこと、肉・乳製品、酒、刺激物ダメ、最後に「現在の治療はそのまま続けるけれど、西洋医学の先生は食事を軽視するがこれは間違い」と厳しく指摘。
そして、体内活性を引き上げ、免疫を向上させる漢方薬「牛樟芝」ベニクスノキタケを勧められた。

理屈があっていて、これだけ熱心に解説されれば買いますよ・・・８０００元。

2010/1/14(木) 午後 9:55.記